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映画「パーティで女の子に話しかけるには」を観る [映画(は行)]

大好きな「ヘドウィグ&アングリーインチ」の
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督作品というだけで
ヒューマントラストシネマ渋谷まで観に行きました。

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あらすじはYahoo!映画さんより。

1977年のロンドン郊外。内気な少年エン(アレックス・シャープ)は
偶然参加したパーティで美少女ザン(エル・ファニング)と出会い、
音楽やパンクファッションの話で盛り上がり、恋に落ちる。
しかし、遠い惑星に帰らなければならない彼女と過ごせる時間は48時間のみ。
大人たちが押し付けるルールに反発した彼らは、一緒にいるために逃避行するが……。





パンク!




Neil Gaiman's How to Talk to Girls at Parties

Neil Gaiman's How to Talk to Girls at Parties

  • 作者: Neil Gaiman
  • 出版社/メーカー: Dark Horse Books
  • 発売日: 2016/07/05
  • メディア: ハードカバー

原作をジョン・キャメロン・ミッチェル(JCM)が映画化したそうですが、
もう、ヘドウィグの世界観にも通じるパンクでロックな世界、
私はどっぷり楽しんで見られました。


舞台は1977年のイギリス。
エリザベス女王の即位25年で大人たちが盛り上がる一方、
若者は世の中への反抗、パンクがクールだと盛り上がる、
そんなイギリスのちょっと田舎な町での48時間。

リアルには当時小学生だった私(ウソじゃないから)、
パンクといえば、セックスピストルズ、反体制、若い失業者増、
そんなイメージのイギリスです。

そういうことを思い浮かべながら見ていると、
背伸びしたくなる高校生グループと宇宙人の淡い恋、
甘酸っぱいわぁ、と思いながら見ている自分がおりました。(^-^)

宇宙人と人間、最後はうまくいくわけないだろうと思っていたら、
最後の最後に心温まる結末。
ちょっと毛色が変わっている恋物語だと思うのですが、
ヘドウィグの世界が苦手な人だと、まず最初からoutな映画かな。

個人的には、かわいい顔して下品な演技も厭わず演じるエル・ファニングに
感心しました。お相手役もある意味大変な演技ですが。(笑)
(このあたりはここに書くには若干の躊躇がございますので書きません)

宇宙人の各コロニーの色合いとか性格とか動き方とか、
個人的にはツボにはまる演出というか世界観で、彼らが群れになって
あれこれと起こす行動がいちいちツボにはまりました。

唯一の残念ポイントはニコール・キッドマン。
おそらく、彼女自身がヘドウィグが好きで出演を望んだのかと思われ。
(ギャラの関係で彼女に監督からオファーが行くとは思えないし)
ああいうキャラクターが必要とはいえ、彼女が演じる必要がなく、
逆に彼女が演じていてちょっと邪魔臭く思えてしまいました。

イギリス人女優で他に適役いるのではないかと、そこが残念ポイントでした。
(たとえば、ケイト・ヴェッキンセールなどで見たら違和感なかったかな。)

邦題は酷いのですが、原題がこれなので、致し方なく。(笑)

事前予習なく、JCM監督作品というだけで今回鑑賞しましたが、
どこか手作り感もありつつ、一筋縄でいかないながらも、
最後に心温まってほっとした「パーティで女の子に話しかけるには」でありました。



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