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映画「LION/ライオン ~25年目のただいま~」を観る [映画(や・ら・わ行)]

予告編を見て気になっていた作品です。

LION/ライオン ~25年目のただいま~ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

インドのスラム街。
5歳のサルーは、兄と遊んでいる最中に停車していた電車内に潜り込んで眠ってしまい、
そのまま遠くの見知らぬ地へと運ばれて迷子になる。
やがて彼は、オーストラリアへ養子に出され、その後25年が経過する。
ポッカリと人生に穴があいているような感覚を抱いてきた彼は、それを埋めるためにも
本当の自分の家を捜そうと決意。
わずかな記憶を手掛かりに、Google Earth を駆使して捜索すると……。







Google凄っ!


当然ながら、主人公のサル―がおぼろげな記憶を辿りながら
自分が乗った列車の速度なども計算しながら自分の家がどこだったか、
Google Earthを使って探っていくわけですが、
現代の便利なツールを使いこなす主人公に感心することしきりでした。

今だからこそ、見つけられた話(実話です)なのだと思いますし、
自分のルーツ探しをしたい気持ちも分かるのですが、
実の親なのか、育ての親なのか、、実の親も大事だけれど、育ててくれた親も大事、
でも自分はオーストラリア人なのか、インド人なのか、、葛藤する主人公の気持ちを
理解したいと思いながら見続けました。


ただ、前半が長すぎて。(+o+)


インドで兄とはぐれて長距離列車でどこにきたか分からない、
(話しかけられたものの言語が違っていて理解できない)
路上生活の子供たちと一緒に生活するようになったのも束の間、
仲間たちは人さらい(スラムドッグミリオネアでもこういうの、ありましたが)に
遭って連れていかれ、独りぼっちになって孤児院へ、、そして里親に引き取られて
オーストラリアへ。。

このあたりの件がかなり長くて、丁寧に描くのは理解できるものの、
もう少し短くてもよかったような、、気がします。
インドから同じ家族に引き取られた弟が落ちこぼれていって
里親やサル―との関係が悪化しているあたりをその分もう少し描いてくれると、
サル―が抱える複雑な感情をもう少し深く理解できるような気もしました。

って、見終わった後気になって調べたら、
主人公サル―を演じていたデヴ・パテルって、

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ここに出ていた人だと知り。。
スラムドッグミリオネアはクイズ番組で優勝する主役だし、
マリーゴールドホテルもホテルを立て直そうとする青年だし、
どうりでどこかで見た顔だと思った。(笑)


実話だと分かっていて見たので、最後は実の親に会える、
そう思いながら見ていても安心感はありつつ、
ただ、一体どうやって探していくのか、そういうドキドキな展開もあって、
ずっと待ち続けていた実の母と、サル―を受け入れて大事に育てた里親と、
自分のアイデンティティを探していくサル―本人と、
里親が実の母に会う実際の場面もエンドロールで流れるので、
ほっとしながらじわっと温かい気持ちになれた
「LION/ライオン~25年目のただいま」でありました。


(最後の最後に、タイトルにもなっているLIONの意味がわかります(^-^))







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