SSブログ

映画「聖の青春」を観る [映画(さ行)]

勤務先の将棋好きのお兄さんに勧められながら映画館で観そびれた作品です。

聖の青春 [DVD]

聖の青春 [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、
15歳で森信雄に師事する。

10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は周囲に支えられながら
将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に
激しいライバル心を抱く。
さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり……。




悪くはない。 
でも良作なのかわからない。。 (-_-;)

将棋については詳しくないので緊迫感漂う勝負の中で
繰り広げられる手などは見ていても全然わからないのですが、
村山聖という人物をもうちょっと掘り下げて描いてほしかったかな、
というのが正直な感想です。

おそらく、実在の人物だし、感動するんだろう、という先入観で見ていたので
ちょっと浅い感じが全般的に続いてしまい、あれ、あれあれ、、、と思って
いたら映画が終わっていました。

羽生善治もそんなにいい人なのかな。。。なんて。(すみません)

松山ケンイチは好演していると思うのですが、役作りで体重をうんと増やしたとか、
羽生を演じる東出昌大も、実際の試合を完コピするくらいの徹底振りとか、
見る前に配給会社の宣伝に洗脳されちゃった分、入り込めなかったのかもしれません。

終始見ながら考えていたのは、自分にとってここまで打ち込めることはなく、
好きな将棋に打ち込みすぎて若く旅立っていった村山聖の人生を理解しきれない自分の
ダメさ加減というか、ああ、私は何も打ち込まないまま人生折り返しちゃったよ、、
そんな気持ちでした。

おまけに映画で印象的だったのが、牛丼は吉野家に限る、という村山の言葉。
将棋関係ないじゃんって、自分で思ったのですが、このフレーズはやたらと耳に残りました。


聖の青春 (角川文庫)

聖の青春 (角川文庫)

  • 作者: 大崎 善生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/06/20
  • メディア: 文庫
これを読んでからもう一度見たら違う感想なるかもしれないので、
とりあえず原作を読んでみます。。。


というわけで、将棋好きの勤務先のお兄さんは涙した、というものの、
私自身は涙できなかった「聖の青春」でありました。






nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:映画