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映画「おみおくりの作法」を観る [映画(あ行)]

面白そうな内容なので借りてみました。

おみおくりの作法 [DVD]

おみおくりの作法 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



あらすじはYahoo!映画さんより。

公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン)は、
ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の
葬儀を執り行う仕事をしている。
いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、
亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。
糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、
礼を尽くして彼らを見送ってきたが……。












えぇっ? (゚д゚)!





そんな終わり方でした。



原題が“STILL LIFE”なのに、どうしてこんな邦題なんだろうと思いましたが、
原題の静物、は、亡くなった身寄りのない人の残したもの、を意味するのかと
思いながら見続けました。


ジョン・メイは誠実丁寧な仕事ぶりで、身寄りのない人を送るのですが、
税金を使っているという点では、仕事の効率の悪い人という評価になるわけで、
それを理由に一方的にクビになってしまいます。


後任の女性が、亡くなった人の骨を何人分もまとめて一か所に捨てる(埋める?)場面が
ジョンの仕事の丁寧さと真逆でひどいなと思うのですが、身寄りもない人を
そんなに時間をかけてまで送る必要はない、というのが役所の考え方なわけで、
役所の言い分もわかるものの、人としてそういう扱いをされるのもどうなんだろう、
日本ってどうしているんだろうな、と思いながら見ていたら。

(ここからネタバレなので字を薄めに)

クビになったジョンが生きていることに光を見出したというところで、
まさかの事故死。
身寄りのない人を見送り続けたジョンは、誰にも見送られずに埋葬されて、
でも、これまで見送った人たちの霊が集まってジョンを囲む、、、というのが、
よかったね、仕事が報われたね、って言いきれるのかどうか。。。


よかったね、と思いながら、気の毒にも思えるエンディングでした。。



と、邦題で想像してしまった内容となんだか違っていたのがよくも悪くも、
限られた時間を大事に生きないといけないという気持ちなりながら、
どこかモヤモヤした気持ちで見終わった「おみおくりの作法」でありました。







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