映画「あやしい彼女」を観る [映画(あ行)]
以前見た韓国映画のリメイク、ということで借りて見ました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
女手一つで娘を育て上げた73歳の瀬山カツ(倍賞美津子)は頑固で
おせっかいな性格のため、周りからは敬遠されがち。
ある日、ふと入った写真館で写真を撮り店を出ると、20歳のときの若々しい姿の
カツ(多部未華子)になっていた。
カツはヘアスタイルやファッションを一新、名前も節子にし、人生を取り戻そうと決意。
その後、のど自慢大会で昭和歌謡を歌ったことから……。
ぐだぐだ長い。(-_-;)
こういうリメイクは忠実にしてもそうしなくても
あれこれ言われてしまうと思いましたが、今回は残念だったかな。
(オリジナルの主人公がイモトにそっくりに見えた)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2016-01-02-12
オリジナルを見ていてはまっていけたのは、主人公マルスンの置かれた状況。
自分が以前韓国人の同僚から聞いた話で聞いていた時代背景もあって、
ああそうか、って思ったのですが、日本に置き換えるといまいちそれがピンとこず。
しかも、長男が長女(小林聡美)に変わるだけで違和感があるというか、
小林聡美の存在感が大きすぎて、話が散漫に思えてしまった感もあり。
オリジナルでお婆さんを演じていたのが、
ここに出ている三婆の一人で好きだったのもありますが、
倍賞美津子がちょっと品のないお婆さんであまり入り込めないのもありました。
演出上でも、最後、若返った自分が子供と対峙する場面でリメイク版では
妙に長々と説明臭くて(親子の会話が長すぎて逆に受け入れづらかった)
逆に興ざめしてしまった感もあり、そこも残念だったかな。
ヒットしたからリメイク、というのはちょっとお気楽すぎる気がして
どこからどこへリメイク、でもあまり好きではないのですが、
今回もちょっと楽して儲けようって感じもあった気がして、
観ないと思いながら結局は観てしまい、やはり残念感が前面に出てしまった
「あやしい彼女」でありました。