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映画「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」を観る [映画(さ行)]

ビートルズ関連の作品を沢山かりた、、その中の1本です。



あらすじはYahoo!映画さんより。

メンバーの中で一番年下の17歳で、
リードギターとしてザ・ビートルズの一員となったジョージ・ハリスン。
その後ビートルズは世界でセンセーショナルを巻き起こし、
富と名声を手にした彼は、誰からもうらやまれるほどの地位を得たものの、
何かが足りないと感じる。
そのとき22歳だったジョージは、
その後インドへの旅などを通してインド哲学と音楽に陶酔していく。











210分、2枚組。長い。(=_=)


とはいえ、ジョージ・ハリスンという人物に興味を持つきっかけを
この作品でもらいました。


ドキュメンタリーを立て続けに見ていて、
ビートルズというと、ポールとジョン、続いてジョージ、、で、リンゴ、
シングル盤で発売されるのもポールかジョンの作品、。
前面に2人、少し後ろにジョージ(もっと後ろにリンゴ)、
それってジョージにはちょっと不満ではないのかな、と思っていたら、
移動の車ではいつも後部座席に座っていたと語るジョージに
スターになって時間が経つとともに居心地の悪さというか
解放されたいと思うようになったのが分かる気がしました。


インドに行って、今までにないものを感じたり得たりしたんでしょうね、
それでますますビートルズから飛び出したかったんだろうなって。
解散することになって書面にサインするときのジョージの嬉しそうな表情、
とても印象的でした。


インドのシタール奏者、ラヴィ・シャンカル(ノラ・ジョーンズのお父さん)
どっぷり傾倒する様子も、そこからジョージが音楽性を広げて開花していくように
見えました。


インドの哲学的なものとか霊的なものにはまっていく様子はちょっと長いと
思いましたが、そのくらい影響が大きかったということなんだろうと。


今作ではジョージに縁のあった人たちがとにかくたくさん出てきますが、
テリー・ギリアム、モンティ・パイソンなどとも交流があったというのは
(映画作ったりしてたんですね)驚きました。

で、ポールは話していることがつまらなくて(すみません)、
エリック・クラプトンは、ジョージの元奥さん(パティ)とのことを
ちゃんと話していて(とはいえ、さらっと済ませようとしていた感じ)、
パティはよく今作でのインタビューを承諾したと思いますが、
非常に正直というか素直で好感の持てる話ぶり、
その後、ジョージが再婚するオリヴィアがジョージについて語る姿、
それよりなにより、


リンゴ


これまで全然興味なかったのですが(ほんとにすみません)
今作で、リンゴは良い人だ、と本当に思いました。


リンゴが語るジョージの話は、ポールよりずっと面白い。(笑)


こんなとこからも人柄とかうかがえるんだな、としみじみ思いました。



ソロになってから成功したジョージも、ジョンの暗殺から病気、
最後にあったときのリンゴとのやりとりの話には思わず泣いてしまいましたが、
遅咲き(というのか)のジョージ、作品をきちんと聞いてみたくなった、
「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」でありました。


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