映画「駈込み女と駆出し男」を観る [映画(か行)]
たまには邦画も、、と借りた作品です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、
複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。
女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の
医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも
男女のもめ事を解決に向けて導き、
訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていくが……。
邦画ながら字幕を付けて鑑賞。。
以前友人から借りた枝雀のDVDで字幕つけて以来。。。
と、そのくらい当時の言葉と早口とについていけず字幕をつけましたが、
なかなかいい作品でした。 長いけど。(-.-)
様々な理由でダンナと離縁しようと駈込む訳ですが、
駈込む前に審査みたいなものがあって(そこにいるのが樹木希林)
実際寺に入ると色々な段階(お金の有無などで過ごし方も変わる)があって
へえ、こうやって過ごしているんだ、、なんて思いながらも見られたので、
駈込んだ女性たちそれぞれのドラマに医者見習いの新次郎を絡めて
見終わった後にスッキリした気持ちになれました。
駈込んだ女のうち、じょご(戸田恵梨香)が軸なのかと思いましたが、
鉄練りの仕事で顔には火ぶくれ、ダンナは仕事もしないで放蕩三昧、
それで駈込んで新次郎の薬でどんどん綺麗になっていく、
おまけに勉強熱心で働き者、、そんな姿を見ているとちゃんと縁が切れて
幸せになってほしいと思いながら見てしまう訳で、
他の女性の縁切りにも活躍しながら幸せになっていく、、、
(特に最後の場面で、他の女性のダンナがきたときの立ち回りは震えました)
戸田恵梨香だけでなく、内山理名や満島ひかりも縁切りの為に寺に来る役を
好演していましたが、厳しい世の中で生きる女性の大変さ、
そんな中で、幸せになろうと前向きに生きようとする女性たち、
非常に重苦しい中で見始めて最後には自分まで爽やかな気持ちになれる、
邦画もいいな、と思った「駈込み女と駆出し男」でありました。