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映画「しあわせへのまわり道」を観る [映画(さ行)]

予告編を見て気になっていた作品です。

しあわせへのまわり道 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray



あらすじはYahoo!映画さんより。


ウェンディ(パトリシア・クラークソン)はニューヨークで書評家としての
成功を手にしていたが、長年共に暮らしてきた夫にある日突然捨てられる。
一人取り残された彼女は悲嘆に暮れ、さらに自分で車を運転しなければならないことに気付く。
ウェンディはインド人タクシードライバーのダルワーン(ベン・キングズレー)の
手ほどきを受けることに。



ベン・キングズレ―卿!


中盤まで全く気づきませんでした。
このインド人のおっちゃん、誰だろうってずーっと思いながらみていて、
え、この人、まさかベン・キングズレー???


気づいてびっくり。(@_@)


wikiを観ると、インド系とのハーフらしいので
ターバンかぶると本当にインドからやってきた移民のおっちゃんに見えました。


と、本筋と関係ないところで一番反応してしまった本作ですが(笑)
ダンナが浮気して家を出ていって独りぼっちになったおばちゃん、
(私よりちょっと年上のおばちゃん)
ヒステリックというか悲しみに暮れまくり、しかし運転の練習、
とはいえ、インド系のダルワーンをどこか見下している感じもあったり、
同性の中年、精神的に更年期で不安定になりがちなのはわかりますが、
いやあ、こういうオバちゃん、近くにいたら私までイラッとするだろうな、
という感じで全然おかれた境遇に共感できぬまま見続けておりました。


とはいえ、途中で変化がないと映画にならないので(笑)
どう変わっていくのかな、と思って見ていたら、
やはりおばちゃん(役名:ウェンディ)とインド系移民(役名:ダルワーン)が
運転の練習を通じてどこか心を寄せ合いつつも、
お互いインド系はインド系、白人は白人とくっついて、
あれが果たしてハッピーエンドかわからないものの、どこか前進したのではないか、と
あとは観た人の想像におまかせてきな感じで、考えさせられるモヤモヤはありつつ、
押し付けぽくない感じが逆によかったエンディングでした。


ま、ダルワーンが会ったこともない女性をインドから呼び寄せて
(お母さんが再婚しろっていうから決めた人と結婚するんですが)
空港に迎えにいった翌日に結婚式、というのが、文化の違いよね、なんて
驚きましたが、不法移民の問題なども織り交ぜつつ、人種のるつぼNY、
なのに、2人が車に乗って運転の練習をする空間はどこか穏やかで
(最初は違うけれど途中からそんな雰囲気に変わっていく)
大人のための映画というより中年のための映画だなあ、と思った
「しあわせへのまわり道」でありました。




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