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ドラマ「紙の月」を見る [ドラマ(海外・国内)]

映画版を先に見てちょっと残念だったのですが、
lovin姐さんがテレビ版はよかったとおっしゃっていたので借りてみました。

(ピンとこなかった映画版)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2015-11-01-4

紙の月 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: DVD






同じ原作でも違うんですねぇ。。ドラマと映画で。。

映画版は見ていて面白くなかったのですが、同じ話なのに、ドラマ版はハマりました。
まあ、ドラマは何話も続けていけるので丁寧に情景を描けるのと、
2時間の映画なら削いでしまいそうなエピソードも盛り込めるので、
面白いと思えればハマっていけるものだと思いますが、
演出や配役、あとは、時代設定が変わるだけで違うんだなあって思いました。

映画版はバブルが弾けたころ、ドラマ版は比較的現代なのかな、
犯罪を犯していくにしてもドラマ版の方が道具が便利になっているので
スピード感がありました。

まあ、金持ちの爺さん役は、
ドラマ版のミッキーカーチスより映画版の石橋蓮司の方が好みだけど。(笑)

専業主婦の梨花がどんどん抜けられない犯罪の泥沼にはまっていく様子、
どうして、大学生の光太の前で金持ちのふりをしなければいけなかったか、
ドラマ版の方がとても分かりやすく描かれていて、
また、ドラマ版で登場する中学(高校?)の同級生たちがまた色々とあって
(水野真紀演じる節約専業主婦役が凄くてツボにはまりました)
若い頃の性格がどう犯罪に結びついたのか、ほほーな気持ちで見られます。


大学生の光太役、映画版はあんまり冴えない感じで、どうしてこの子に金を使うのか、と
最後まで共感できないまま見終わったのですが(演じた俳優さんには申し訳ないのですが)
ドラマ版はイケメンで、人懐こい感じが心のぽっかりあいた穴を埋めたい梨花に
ちょうどはまったんだろう、と思えたのですが、











このCMですっかり
「“早く言ってよぉ”と、とゴロウさん(孤独のグルメ)に言われる若者」と刷り込まれ、
名刺のお兄さん、と長らく心中で呼んでいた人だったので、


最初、画面に登場したときに、あれ、私は何をみているんだ、と混乱しました。


俳優さんの顔を覚えたのがCMだったというのが原因ですが、
満島ひかりの弟さんで満島真之介さんていうのね、今度は演技で覚えます。


主人公自身が犯罪にてを染めていくのは心の弱さかなと思ったりしましたが、
あんな自分の面子ばっかり気にするようなダンナじゃ寂しくなるよね、
という変な共感はもてました。
あんな自己中なダンナ、捨てちまいな、と画面に突っ込みいれながら見たのですが、
捨てちゃうとドラマとして成立しなくなるので、致し方ないという。(笑)

というわけで、最初にドラマを見て映画ならよかったのかもしれませんが、
やはりキャスティングや演出なのかも、、思いつつ、
一気に見てスッキリしたドラマ版「紙の月」でありました。


次は原作を読みます。(順番が全く逆)


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