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映画「真珠の耳飾りの少女」を観る [映画(さ行)]

なんとなくフェルメールだから、と思って借りた作品。

真珠の耳飾りの少女 [DVD]

真珠の耳飾りの少女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: GAGA
  • メディア: DVD



あらすじはYahoo!映画さんより。

1665年オランダ。失明した父の代わりに家計を支えるため、
画家フェルメール(コリン・ファース)の家で使用人として働くことになった
17歳の少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)。
やがて、その美的センスをフェルメールに認められた彼女は、彼の手伝いをし始める。





フィクションだと思いますが、
フェルメールの作品からこういう映画がつくられるというのは
なかなか面白いなあ、と思いながら見終わりました。

(一応、絵画作品についてwikiも)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E3%81%AE%E8%80%B3%E9%A3%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3

当時のオランダの風景(のセット)にスカーレット・ヨハンソン演じるグリート、
撮影当時はまだ若かったでしょうから今と全然違いますが、
素顔っぽいメークに頭巾をとったときに出てくる長髪、半開きの唇、
普段の地味なところから、時折艶めいた雰囲気を醸し出すのが、
印象的でした。


フェルメールは既婚者、色彩や光に敏感でフェルメールに影響を与えるグリートに
フェルメール妻がヒステリックな態度で接するのが、わからないでもないのですが
静的な雰囲気で、この妻がネガティブな動的存在ででてくるので、
ドラマとしては見られましたが、妻と娘があまりにも酷く描かれていて
これ、事実だったのかな、と本筋で関係ないことが気になりました。。。


妻の猜疑心でグリートが盗みの疑いをかけられる場面で、
フェルメールが必死でなくなった櫛を探すのですが、
グリートの愛情が垣間見られましたが、既婚者の身の上、
グリートに愛しているといえないつらさも描きたかったのかな、なんて思いました。


大きな展開があるわけでもなく、あれって感じで終わってしまいますが、
フェルメールの作品では私自身もインパクトのある作品だと思っていたので、
こういう切り口で映画がつくられる、フェルメールが生きていたころのオランダ、
素朴な風景もおりまぜながらきれいに作られている作品としては
非常に面白いと思った「真珠の耳飾りの少女」でありました。




 


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