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映画「007スペクター」を観る [映画(007)]

本日2つめの記事ですが、これは早めにアップしたいと思って
見た当日にアップです。




先行上映で「007スペクター」を見てまいりました。

って、10月末にイギリスでプレミア、その後各国で公開されているのに
未だ日本は未公開。正式公開は12/4って遅いよね。(V)o¥o(V))

poster2.jpg サム・メンデス監督作品

あらすじはYahoo!映画さんより。

ボンド(ダニエル・クレイグ)は、
少年時代の思い出が詰まった生家“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取る。
彼はM(レイフ・ファインズ)が止めるのも無視して、
その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れる。
死んだ犯罪者の妻ルチア(モニカ・ベルッチ)と滞在先で巡り合ったボンドは、
悪の組織スペクターの存在を確信する。






2時間半の長尺ですが、きれいにまとまっている作品でした。

冒頭で、ボンドが銃痕のおなじみシーンが復活しておぉっ!と萌えた後、
オープニングのシークエンスも主題歌に合わせて美女のシルエットという
これまた懐かしいシークエンスが復活という、007ファンには、
これだけで萌え萌えだと思いました。

そのオープニングで、ヴェスパーや、ル・シッフル、シルバなどなども
サブリミナル効果のようにインサートされているので、
あら、この作品って、

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ダニエルボンドの集大成かな、って気持ちで見始められます。


相変わらず世界の様々なロケーションでボンドがするのですが、
最初のメキシコシティでの爆破場面は、いきなりでまじ驚きました、私。

ま、ボンドはつらい思いをしても死なないってわかってるので(笑)
そんな心臓バクバクなシーンも、安心して見られるのですが、
MI-6の過去、現在、未来、、どうなっていくんだろう、
00のライセンスは過去の遺物的な場面もあったりして、
うーん、確かに冷戦がなくなって今も必要なのか、と思いながら見ていた
私もおりました。

00について懐疑的な意見を述べるマックスってあんちゃんが黒幕で、
それが私にはイケメンにも見えず、なんだか頭がよさそうにも見えず(すみません)
もうちょっとインパクトのある(小ずる賢そうなタイプ)配役がよかったな、と思ったり。


色々気になる点はありました。


スカイフォールから見つかった品を受け取るボンドのシーンが
その後の秘密のカギを解くのに役立つのですが、意外とあっさり描かれていたり、

モニカ・ベルッチが予告編から劣化していて気になっていたのは
私だけじゃないと思うんですが(すみません)
スペクターの存在をボンドとエッチしちゃってするっと教えるところまでで
残りは一切出てこない(そのためだけのローマ撮影)贅沢さとか、

ボンドガールのレア・セドゥ、、、美人ってほどではないけれど
かなり好みですんなり見られつつ、バネッサ・パラディのようなすきっ歯が
なんだか気になってしまったり、

オーストリアの雪山なのに、あら、スキーシークエンスが出てこないって、
ボンド映画でどういうこと?と思わず突っ込みそうになったり、

ダニエル・クレイグ、あれだけ脱いで肉体美を見せまくっていたのに
今回は全然出てこないや、ってちょっと残念に思ったり、


いろいろ気になったものの、大したことはなく。


個人的には009用にQが用意したアストンマーティンを
黙って拝借してローマで水没させちゃうボンドなのですが(このあたりお約束)
カーチェイス中に、車内のボタンを押しまくる場面で、
環境ってボタンを押したときの、脱力感あふれる展開なんて
007のお遊び的な要素で結構好きだったりするので、
見終わった後、ダニエル・クレイグは今回までかもしれないけれど、
次がまた気になる気になる、な気持ちになりました。


また、今回楽しみにしていたクリストフ・ヴァルツについては、
配役ミス、、にも思えたかな。 この人、大好きなんだけど。
せっかくの俳優なのに勿体ない使い方というか、
スペクター自体の描き方がちょっと弱く思えたのもありますが、
ボンドとの過去のつながり、とか、、さらっと伝えて終わった感ありで、
もっと深堀することで心の闇が描けていいのかな、と思いました。


最近007を見始めた方にもおそらく楽しめるつくりになっているとは思いますが、
ダニエルクレイグを先におさらいして、できれば昔の作品でスペクターについて
知っておくと楽しさが増すかもしれないな、と思った、
「007スペクター」でありました。


タグ:007
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映画「マップ・トゥー・ザ・スターズ」を観る [映画(ま行)]

久しぶりのクローネンバーグ作品。

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あらすじはYahoo!映画さんより。

セレブを相手にしているセラピストの父ワイス(ジョン・キューザック)、
ステージママの母クリスティーナ(オリヴィア・ウィリアムズ)、
人気子役の息子ベンジー(エヴァン・バード)から成るワイス家は、
誰もがうらやむ典型的なハリウッドのセレブ一家。
しかし、ワイスの患者で落ち目の女優ハバナ(ジュリアン・ムーア)が、
ある問題を起こして施設に入所していたワイス家の
長女アガサ(ミア・ワシコウスカ)を個人秘書として雇ったことで、
一家が秘密にしてきたことが白日の下にさらされ……。





ジュリアン・ムーアの女優魂。


特に考えずにジュリアン・ムーアが出てるから、、って
軽い気持ちで借りたのですが、まあよくこんなの演じたわ、って
感心してしまいました。

金髪姿のジュリアン・ムーア、、、が、
くたびれたマドンナに見えちゃって、違うとわかっていながら、
ジュリアン・ムーアでなくマドンナが演じている錯覚に陥り。(-_-;)

とにかく汚れ役なのですが、最後の最後も気の毒になるくらいの
やられぶりであっけなく死んじゃいます。(笑)

ハリウッドの華やかさの裏にあるドロッドロに汚いものを描いている、
そんな作品なのかと思いましたが、ホラーのようにも思えて、
決して見ていて気持ちのいい演出ではありませんが、
なんだか先が気になって気になって、、、気づいたら見終わって、
って作品でした。

ジュリアン・ムーアの怪演が映えたのは、
火傷の痕をもつアガサを演じるミア・ワシコウスカのすごさもあったかな。

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全然このときのアリスと違うし。

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これでジュリアン・ムーアと共演しているんですが、
全然この作品とは違う絡み方でしたし。(気持ち悪さ満点な絡み方)


なんでそんな火傷の痕があるのか、、わからないで見ていると、
ああ、そういうことなのね、って謎がとけていって、、、
でも、ずっと気持ち悪いなあ、って思いながら見終わるのですが、
見終わった後にも気持ち悪さがもやーっと残る作品です。

なので、きれいにハッピーエンドが好きな人は絶対みちゃいけないと思いますが、
私自身は、こういう気持ち悪い作品もたまにはいいなって思いました。

おそらく、ハリウッドの世界って、ここで描かれているとおり、
腐れていて本当に汚い業界なんだろうな、とは思いつつ、
クローネンバーグの気持ち悪い(気味の悪い)世界を久しぶりに見て
ああ、もう暫くこの人の作品は見なくていいやと思いながら、
ちょっとした拾い物をした気持ちにもなれた
「マップ・トゥー・ザ・スターズ」でありました。


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