映画「きっと星のせいじゃない」を観る [映画(か行)]
予告編をなんどか見て気になっていた作品です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
末期ガンながらも、
薬の効果で深刻な状態を免れているヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)。
だが、学校にも通えず、友人もできず、酸素ボンべなしでは生活できない。
そんな中、ガン患者の集会で骨肉腫を克服したガス(アンセル・エルゴート)
と知り合う。
ヘイゼルに惹(ひ)かれたガスだが、彼女に距離を置かれてしまう。
ヘイゼルに振り向いてもらおうと、彼女が敬愛する作家にメールを送って
返信をもらうことに成功するガス。
それをきっかけに、二人は作家に会おうとオランダへ旅行に出るが……。
ウィレム・デフォーが出てきて驚きました。(笑)
まさかこういう作品でいきなり出てくるなんて、、(@_@)。
嫌な性格のオッサンを実に嫌らしく演じていたので見ていてむかつきかけたのですが、
この人、主人公でもなんでもないわき役だから、、と自分を言い聞かせました。
(まあ、本筋で大事な役割ではあるのですが)
あらすじを見ていると難病ものなので、
お涙頂戴を想像されるかたもいらっしゃるかと思いますが、
ヘイゼルが小さいころから病気と闘い(新薬の副作用とも闘いながら)
世の中をちょっと斜に構えて見ているような雰囲気も持ちつつ、
ガスと知り合ってもっと自分の生活を楽しむ、という気持ちに
変わっていく様子が見ていて微笑ましくなりました。
とはいえ、2人とも癌患者。(ガスは克服した設定ですが)
私はヘイゼルが亡くなるのかと思っていたら、ガスの骨肉腫が再発して
ガスが先に亡くなるのですが、それも重々しく描いていないので、
若い2人が心を通じ合わせていく様子に応援したくなりました。
ヘイゼルを優しく見守る母役がローラ・ダーンというのも
よかったかもしれません。
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こういう作品に若いころ出ていたのが今はお母さん役ですもんね。
ヘイゼルとガスがオランダに向かうとき、ローラ・ダーン演じるお母さんも
一緒についていくのですが、その時の様子が娘を温かく見守り支えて
時に背中を押してくれる優しいお母さん、って感じでした。
人間は生まれたら、いつか死ぬ、わけですが、
まだこれから色々可能性や未来がある若いうちに死ぬことを身近に感じる、
自分のことだけでなく、家族のことも一生懸命考える、ヘイゼルの姿に
五十路近くで飲んだくれの私も、そういうことができる状況に
もっと感謝すべきだな、と思いました。
ヘイゼルとガスがオランダに向かうとき、ローラ・ダーン演じるお母さんも
一緒についていくのですが、その時の様子が娘を温かく見守り支えて
時に背中を押してくれる優しいお母さん、って感じでした。
人間は生まれたら、いつか死ぬ、わけですが、
まだこれから色々可能性や未来がある若いうちに死ぬことを身近に感じる、
自分のことだけでなく、家族のことも一生懸命考える、ヘイゼルの姿に
五十路近くで飲んだくれの私も、そういうことができる状況に
もっと感謝すべきだな、と思いました。
原題が“THE FAULT IN OUR STARS”なのに、
邦題が星のせいじゃない、的な感じで如何なものか、な気もしましたが、
見ていて爽やかな気持ちになれた「きっと星のせいじゃない」でありました。