映画「ブルー・ジャスミン」を観る [映画(は行)]
ウディ・アレン監督、ケイト・ブランシェット主演作品ということで借りました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
ジャスミン(ケイト・ブランシェット)は夫ハル(アレック・ボールドウィン)と
ニューヨークでぜいたくな生活を送っていたが、全てを失い、
サンフランシスコに暮らす妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)のアパートに身を寄せる。
過去のセレブ生活にとらわれ、神経をすり減らしていたジャスミンだったが、
ある日お金持ちの男性ドワイト(ピーター・サースガード)と出会い、
自分の身の上についてうそをついてしまう。
所謂一つの、
ケイト・ブランシェットショー。
です。
よくもまあ、こんな女性を演じるもんだなって。
というか、女優魂みたいなのなのかもしれません。
女が嫌う女っていうか、もうイライラしっぱなし。(笑)
元々、ウディ・アレンの一人語りみたいな演出は好きではないのですが、
(それでも見てしまう不思議(-.-))
この作品は、金持ちから一転貧乏人に陥った女の話で、
まあ、イラつくくらいの自己中女の描きっぷりが逆に潔いかもしれません。
お金を持っているだけで自分が特別と思っているのが、一転、、みたいな話というと、
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同じウディ・アレン作品のこれを思い出すのですが、
(ヒュー・グラントがチャラ男で出てて驚いた)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2014-10-19-10
まあ、自己中で他人に思いやりの欠片もないような人間になっちゃいかんな、
そんな気持で観終わりました。
だって、最後の最後までジャスミンはイケてなかったし。
こういうキャラクターを演じるケイト・ブランシェットのある意味代表出演作品にはなりそうですが、
とにかく自尊心の高さだけは誰にも負けないジャスミンがお金がなくても偉そうに振舞う姿が、
途中からイライラしつつも滑稽に見えたのは中年女性なら私だけではなかったはず。
最後の展開を観てもスッキリした気持になれなかったのですが、
ハッピーエンドならなおさらスッキリしないとなると、アリな展開だったのかもしれないし、
自分も他人に嫌な態度で接しないように気をつけないと、
なんて気持になった「ブルー・ジャスミン」でありました。