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映画「スコット・ピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団」を観る [映画(さ行)]

バレンタインにこの映画ネタ。。どうかと思ったのですが、、ま、いっか。

タイトルだけなら全く興味が湧きませんが、監督で借りたような記憶。

スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 The Ultimate Japan Version [Blu-ray]

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あらすじはYahoo!映画さんより。

売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリム(マイケル・セラ)はゲームやデートに明け暮れていたが、
不思議な魅力を持つ女の子ラモーナ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に出会い、恋に落ちる。
しかし彼女には邪悪な元カレが7人もいて、全員を倒さなければ付き合うことができないという。
大好きな彼女のため、スコットは次々に現れる元カレたちと対決することになり……。




ゲーム映画。

です。

オープニングのユニバーサルの映像がゲーム仕様になっている時点で
ああ、これってゲーム仕立てなのかなと想像させるのですが。


もうくだらなくてくだらなくて。(笑)


有名なゲーム、たとえば、ドラゴンクエストとか、スーパーマリオさえやったことのない私、
最初は見ていても出演者はみんな冴えない感じだし、面白くないかな、って見ていたのですが、
ところどころツボにはまりました。


好きな女子の元カレ7人を倒さないと付き合えないって設定自体をありえないと思ったら
この作品は全く面白みがなくなりますが、ま、そんなことどうでもいいや、って思いながら
観ていると、結構面白い作品だと思います。


作品の入口で、あり得ない設定をすんなり受け入れられればそのまま面白く見られる、
って感じかな。


一番ツボにはまったのが、最初に出てきた元カレ。
インド系なんですが(名前がそんな感じ)、ひ弱な主人公スコットと闘うときに
抑えめなマサラムービー風に少な目群舞と謳い踊る姿が、
「バットマン」の主題歌「バットダンス(by王子)」のPVを連想させて。。
個人的にはこの時点でこの映画に入り込めました。(笑)

あとは、元カレ5番目、6番目でまとめて登場したのが、

カタヤナギブラザーズ

という、「ハリウッド映画にありがちな間違ったニッポン」を連想させる兄弟でしたが、
意外に演じていた斉藤慶太・祥太が髪の毛染めて外国かぶれになった日本人って感じで、
対決方法やらも(ライブハウスなんだけどね)アホらしいものの、
別に忍者とかサムラーイとかでもなかったのが逆に面白かった。。。

監督のエドガー・ライトが、

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この作品の監督なので期待しすぎちゃいましたが、
ホットファズほどでなくてもそれなりに楽しめる作品かと。


元カレやっつけると、元カレが消えてコインに変身するし。(笑)
(しかも倒す難易度によってコインの金額が変わる仕組み)


というわけで、カテゴリーには分けにくい面白い試みの映画というか、
ゲームが好きな人には入りやすいけれど好きでない人には多分ダメ、という、
好き嫌いの分かれやすい作品ながら私は意外にはまって笑ってしまった
「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団(相変わらず邦題は酷い(笑)」でありました。