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映画「ソウルガールズ」を観る [映画(さ行)]

lovin姐さんの記事を観て借りてみた作品です。(^_^)

(姐さんの記事)→ http://lovin-tiger1.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

ソウルガールズ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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あらすじはYahoo!映画さんより。

1968年のオーストラリア。アボリジニの居住区で生活しているゲイル(デボラ・メイルマン)、
ジュリー(ジェシカ・マーボイ)、シンシアは、小さな頃から歌うことが大好きな3姉妹。
いとこのケイと一緒にカントリーミュージックを歌いながらシンガーとして成功をつかもうと奮闘していたが、
コンテストに出場しても先住民族に対する偏見や差別から落選させられてばかり。
意気消沈する四人だが、ミュージシャンを自称する男デイヴ(クリス・オダウド)と出会い、
彼からソウルミュージックのレッスンを受ける。





原題は“The Sapphires”。 

グループ名なのですが、この邦題だと、


ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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明らかにこれを連想させてレンタル(とか購入)させようとしているのが
配給元のいやらしさというか見え見えな感じで。(-.-)


私はlovin姐さんの記事を見ていたので、全然違うと思ってかりましたが、
こういう邦題の付け方、、もちょっと考えればいいのにね。


で、作品についてですが。


アボリジニについて知ったのは二十歳も過ぎて大人になってから、なのですが、
アボリジニがカントリーを歌うのもなんだか奇妙に見えつつ、
ベトナム戦争の米兵慰問歌手としてお給料がいいからとオーディションを受けるときに
ソウルミュージックを歌わせるのも(←白人のデイブという男がマネジャーを買ってでる)
ふーん、そうか、有色人種だからソウル、、、なのか、、と思ったり。


実話をベースにした映画ですが、実際とは違う部分も多いようですね。

(このあたりとか)→ http://en.wikipedia.org/wiki/The_Sapphires_(film)

デイブ役は実在しないとか、もともと3人のグループで、ベトナムには2人いかないと言って、
残った1人が違う人を連れていったとか、、、とかとか。

ま、映画化するからそれなりに脚色もあるんでしょうね。


アボリジニというだけで、オーストラリアでは差別されていたのが、
ベトナム慰問にいくとそういうことはなく、逆に慰問にきたことで喜ばれる、
彼女たちにとっては驚きの経験だったかもしれませんね。
ただ、厳しい状況の戦地にも慰問にいかなければならないという状況は
いくら高給であっても命の危険を感じてのことで、ベトナム戦争を違う側面からも
観たような気分にもなりました。


それから、lovin姐さんも記事で書いてらっしゃいましたが、
色の白いアボリジニの子供を隔離して白人家庭で育てる同化政策、
そんなことがあったこと、私も知りませんでした。


アフリカ系アメリカ人が人種問題で苦労された話はアメリカ映画でもかなり製作されていますが、
今回見た映画はオーストラリアのアボリジニ、音楽は素晴らしく楽しめますが、
そういう点で彼らの歴史のほんの一端でも知ることができたことは、
この作品を観る価値があるということかな、と思った「ソウルガールズ」でありました。





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