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映画「ワン チャンス」を観る [映画(や・ら・わ行)]

目黒シネマで「それでも夜は明ける」の次に観た作品です。

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あらすじはAmazonさんより。

子どもの頃は、デブで歯並びの悪い典型的なイジメられっ子。
大人になっても、恋人も友だちも持てない、冴えないケータイ電話販売員。
彼の名はポール・ポッツ。
シャイで謙虚、自信の欠片も持てずにきた彼の、誰にも言えない夢は「オペラ歌手」になること。
数々の挫折を繰り返すも、恋人ジュルズという初めての理解者を得、背中を押され、
夢の舞台に一歩ずつ近づいて行くポール。
遂に憧れのパヴァロッティの前で歌う機会を得るが、「君はオペラ歌手にはなれない」と一蹴され、
すっかり自信を喪失する。
しかし、愛する妻や友達の励ましに、くじけそうな勇気を奮い立たせ上がった最後の舞台、
オーディション番組。緊張に体が震え 何度も逃げ出したくなるポール。
ステージか非常口か──迷うポールに、運命を分けるメールが届く──。






とても、心温まるお話でした。(^_^)



ポール・ポッツはオーディション番組で脚光を浴びたオジサン、という程度の認識なのですが、
オペラオタクで、イタリアまで勉強しに行ったのに、パバロッティの前で歌う機会まで得たのに、
パバロッティに君は一生オペラ歌手になれない、と烙印を押され失意のまま帰郷、
その後も大けがしたり甲状腺に腫瘍が出来たり、、もう夢は夢のまま、、、と思ったところで
オーディション番組に思い切って応募して、、そして出場、優勝。。。


実話ですもんね。


いけてない太ったオジサンのポール、小さいころから苛められまくっていたのですが、
お父さんは製鋼所勤め、そんなオペラなんて、、、とずっと理解されなかった。。。

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あ、これもそんな感じだった、、、ふと思い出し。



優し過ぎるポールの大きな支えになったのが恋人のジュルズなんですが、
この彼女も本当に素敵な女性。
初めてポールと会った時に花屋が閉まっていて買えなかったから代わりに、と
懐中電灯をポールに渡されても嫌な顔せず(花の代わりに懐中電灯かよ、と爆笑した私)
ポールの話をちゃんときいてあげて、結婚してからもポールを支え続け、
オペラ歌手への夢を後押しした一番の原動力が彼女。
とにかく素敵な女性と出会えたことがポールの今につながっているのだと思いながら、
こういう人に出会える幸せを羨ましく思ったのはナイショ。(笑)


また、携帯電話販売店の上司のブランドンが、一見ジャンキーみたいなダメおやじで、
(よくパブで呑んだくれていそうな感じのオッサン)
でも、ポールのことをよく理解して、夢の実現に後押ししてくれるもう一人の人。


自分に自信がなくてなかなか前に踏み出せないポールをそうやって色々な人が支えて
背中を押してくれたのもあって、今やオペラ歌手ですもんね。


オーディション番組での審査員の様子は、実際の様子を合成していたのですが、
オペラを歌うというポールを鼻で笑った後、涙する女性審査員(そういう演出もあるのかな)など
スーザン・ボイルもそうだったけれど、こういうチャンスがあるのはイギリスっぽいな、なんて
思いながら観終わりました。


ポールを演じるジェームズ・コーデンはTONY賞(アメリカの舞台の授賞式)で
受賞していた俳優さん、とか、BRITS AWARDS(イギリスの音楽賞)の司会とか、
そんなイメージだったのですが、




↑こんな俳優さん


今作でも非常に不器用なポールを演じているのがまるで本人のようにも思えて
とても素敵な俳優さんでした。



イギリスのあのじめっとした雰囲気の街並み、パブで呑んだくれる人達、
そんな中、夢をかなえたポール・ポッツの実話をこうやって映画で見られて
本当によい作品に出会えたと思えた「ワン チャンス」でありました。


皆さんにもオススメです!




(実際のオーディション予選に登場したポール・ポッツ)


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