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映画「ジャッキー・ブラウン」を観る [映画(さ行)]

タランティーノ先生作品ですが、未見なので借りました。


ジャッキー・ブラウン [DVD]

ジャッキー・ブラウン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



内容はYahoo!映画さんより。

70年代テイストを前面に押し出した、クセ者スター勢揃いのクライム・サスペンス。
黒人スチュワーデスのジャッキー・ブラウン(パム・グリアー)は、
密売人の売上金をメキシコからアメリカに運ぶ副業を持っていた。
だが、ひょんなことから逮捕され、
捜査官レイに密売人オデール(サミュエル・L・ジャクソン)の逮捕に協力するよう強要される。
オデールが証拠隠滅のために自分を消そうとしていることを知ったジャッキーは、
関係者をあざむき、お互いに潰し合わせようとする。







サミュエル・L・ジャクソン! (笑)





「パルプ・フィクション」での爆発アフロに匹敵するくらいの髪形。


今回は落ち武者です。(笑) 

顎髭は三つ編みだし、なんだかこれだけで知らず知らずに笑いが漏れていました、私。


って、映画自体については、3時間近いのでちょっと長いかな、と思ったのと、
他のタランティーノ作品のような訳分からないくらいのスピード感みたいなものはないのですが、
話が面白いように展開していくのは見ていてワクワクしました。

アダルトな活劇って感じでしょうかね。


ジャッキーが、密売人のオデール、捜査官両方をうまく騙す様子が見ていて爽快です。


見ていると、両方騙し切れずに、、なんて展開も想像してドキドキしたのですが、
それはもう面白いくらいにジャッキーがうまく騙していくので、最後はスカッとした気持ちで
観終わりました。


70年代にナイスバディをおしげもなく披露していたというパム・グリアー、
40代になっても非常にセクシーで強い女性というイメージで、
タランティーノが起用したのも分かる気がしました。


また、この作品、とにかく出てくる人が面白い。


冒頭であっけなく殺されてしまうチンピラがクリス・タッカーだったり、
オデールの愛人でヤクチュウのオネエチャンがブリジット・フォンダ、
(昔日本人のヒロシって男とつきあっていたと語る場面がもうどうでもいいじゃんって感じで笑えます)
オデールが一緒に仕事をする出所したばかりの男がデニーロ様、
愛人のネエチャンと出来ちゃって、最後は唖然とするような展開になってこれまた笑えてしまい。。。


おそらく、他の監督作品ではあり得ない展開と配役。(笑)


映画のトリビアなどを観ても、他の作品と併せてみたら一層面白いかな、なんて思いました。


(wiki)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3


ジャッキーが現金受け渡しに指定したブティックで購入するスーツ、
このスーツを着たジャッキーの姿が非常に印象的なのですが、
そのスーツ、「パルプ・フィクション」ではユマ・サーマン演じるミアが着ていて、
その後、「キル・ビル」でダリル・ハンナ演じるエル・ドライバーが着ている、、、と書いてあって
思い出して、ああ、あのスーツ!、、そんなことでも盛り上がりました。
(こういうトリビア的な話、結構好きだったりします(^_^))






最後に「
110番街交差点」という歌が流れうのですが(ボビーウーマック)
ゲットーを離れる境目がNYの110丁目という意味で、
ジャッキーが新たな生活に旅立っていくところで使われるのですが、
これまで観たタランティーノ作品と違って物凄いスピード感もなく、
もしかしたら話し自体はフツウなのかもしれませんが、
俳優陣の名演怪演と相変わらず選曲、なにより、主役のパム・グリアーのグラマラスさで
楽しく見られた「ジャッキー・ブラウン」でありました。


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