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映画「サイモン・バーチ」を観る [映画(さ行)]

大好きなジョン・アーヴィング原作の映画です。

サイモン・バーチ [DVD]

サイモン・バーチ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD


あらすじはAmazonさんより。

生まれつき体が小さく、いつ死ぬかわからない奇病を抱えて生きる
サイモン(イアン・マイケル・スミス)と、
彼の用心棒的存在でもある親友のジョー(ジョゼフ・マゼロ)。
やがて、ある事件をきっかけにジョーは自分の実の父親を探し、
サイモンはこの世に生を受けた自分の使命とは何かを考えるようになっていく。





以前も観たことあるのですが、ジム・キャリーが出ていたこと、、覚えていなかった。。。。
(大人になってからのジョーの役でした)


ジョン・アーヴィング作品なので、登場人物が意外とあっさり亡くなるの、ありました。
ジョーの母親(アシュリー・ジャッドが演じています)がスタート40分くらいで、
サイモンの打ったボールが頭にあたってあっさりと亡くなりました。。。 

サイモンが、ジョーの父親を一緒に探していく、、、というのが中盤から展開していくのですが、
毎度のことながら、物語りの進み方というか展開というかが、不思議で独特です。


ただ、今作は、最後になんだか感動的にもっていこうとしている演出なのか、
ちょっとお涙頂戴的な感じに違和感を感じました。

原作、、読んでないのでそのあたりは演出上の問題なのかもしれませんが。
 

自分が生まれたのは何か理由があるからだ、と思うサイモンは、
僕は神様の「道具」で計画を実行する為に生まれたと思っているのですが、
そうだからこそ、最後に自らを賭けて勇気ある行動に出ます。

そのことでサイモンは大人になれたのかもしれません。


人生はきれいごとばかりではないし、時に残酷だったりもする、
それをいちいち嘆いたり悲観的になったりしちゃいけないってことなんだろうな、という気持ちで
観終わりました。。。



この作家の作品の世界感、受け容れたくない人、好きになれない人、多いと思うのですが、
私自身は、なぜか惹きつけられるというか、入り込んでこの世界が決して不愉快なものには
思えないのが不思議です。



現実的なのか夢のようなのか、、、謎ですが、(^_^.)
自分が生きているのは意味がある、、と思わせてくれた、
ピリッと辛いファンタジーのような作品「サイモン・バーチ」でありました。


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