見えない凶器

私うつぼ、クサい臭いがことのほか苦手です。

不衛生なニオイは当然苦手なのですが、加齢臭（これは私も気をつけねば）以外に苦手なのが、

 

香水。

 

周りを軽やかな気持ちにさせる一面がありつつ、つけすぎると見えない狂暴な凶器に変身します。


前勤務先でも外人に特に強烈な香水臭をまきちらしている人がいました。

そいつと握手すると自分の手がしばらく香水臭くてたまらない。(-.-)

会社のエレベータで一緒になったら、もう地獄。
たとえ２～３フロアの移動でも逃げ場のない密室で息を止めなければ、、、です。

フランス人が全般的に臭かったのですが、一番凄かったのはイギリス人。
とても性格がよいのですがとにかく香水付けまくりのオジサンがいて、
彼から送られてきたクリスマスカードに思い切りついていた彼の香水臭。

はるか遠いイギリスにいるはずのオジサンの臭いが自分の手元のカードから漂う、、
イラつく前に失笑しました。(笑)

あとは、日本人で同じオフィスにいた性悪のオジサン達の臭い、、、
そういう嫌な思い出って、いつまで経っても意外と覚えているもんですね。
いつもくねくねしていて訳の分からんことをいうオッサン、やたら威張り腐っていた役員、
普段は優しいけど呑み会の度にエロ爺に変身するオッサン、などなど。。。

もう１０年以上も会ってないのに、同じニオイを街中で感じると、
そのオッサン達が近くにいるのでは、、、びくついてしまう私です。

知らない人でも電車で偶然居合わせる香水臭い人などには閉口しますね。

タバコ臭い人、酒臭い人（そりゃ私のことか(-.-)）、仁丹臭い人、、、、
見えないのに凶器になりますよね、ニオイって。

 

 

で、先日、勤務先に売り込みに来たオネエサンが近年稀に見る狂暴ぶりでした。

システム系の売り込みだったのですが、登場したオネエサンは超カジュアルなお召しで、
オテモヤンもビックリなくらいのチーク塗りたくり。

おまけに、上下とも凄まじいつけまつげにコッテコテのアイメイク。

そして、

激臭。~>゜)～～～

 

目の前に座って数秒で私の鼻は凄まじい香水臭で満たされて。
げふげふおえっぷ、と吐きたくなりました。　息苦しく軽くめまい。。。。

 

もうねぇ、何を説明されているんだかわかんないくらいです。(-_-;)

本人は親しみを込めて話しかけているのでしょうが、
会社がどこにある、だとか、会社の沿革、だとか、、、

 

そんなことはいいから早く要点を話せ～！

(V)o￥o(V)(V)o￥o(V)
　　　(V)o￥o(V)(V)o￥o(V)

 

息苦しい中、

「すみません、あまり時間がありませんので、ご用件を仰ってください」

これを言うのが精いっぱいでした。。。。。。

 

おねーさん、まだ若そうだし、営業そんなに回ってなさそうで、
ごくごくありきたりのことばかり言うので、だんだんメマイがしてきた私、
このままだと香水臭さで殺されちゃうぜ、と、

「御社が大手とお取引されている事例は分かりましたが、
　当社のように小さい会社が同じように、とは考えておりません。
　当社に合うご提案をいただけるとありがたいのですが。」

とぐだぐだした説明はいいからさっさと用件いって帰ってくれ、と暗に言ったら
なんとなく分かってくれたみたいで早口で用件言って帰ってくれました。

 

(-_-;)ｾﾞｰｾﾞｰ。。。。　やっと解放されたぜ。

 

結局、そのおねーさんが何を言いたかったのか半分も分からなかった、、気がする。

 

以前、テレビで、こういう香水バンバカつけてる人って嗅覚がマヒしちゃって
腐ったもののニオイも分からなくなっていく、、みたいな話を聞いたことがあるのですが、 
何事も「ほどほど」がいいのかな、と思った今回の「見えない凶器」事件でありました。

 

 

 

 

 

 

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