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映画「カーラの結婚宣言」を観る [映画(か行)]

中身も分からず借りた作品です。

カーラの結婚宣言 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD

あらすじはAmazonさんより。

上流階級に生まれ、軽い知的障害というハンディキャップを背負って
生きるカーラ(ジュリエット・ルイス)が、全寮制学校の卒業と同時に家に帰ってきた。
やがて彼女は、娘を我が手で護りたいとあせる母エリザベス(ダイアン・キートン)の
反対を押し切って職業訓練校に通い始め、そこで同じハンディキャップを持つ
ダニエル(ジョヴァンニ・リビジー)と恋に落ちる…。
ハンディキャップを持つ女性の自立と、家族など周囲の人々との理解や確執などを描いた、
『プリティ・ウーマン』などで知られるゲーリー・マーシャル監督の意欲的ヒューマンドラマ。



知的障害者同士の恋、、なのですが、日本で描くとこうはならないというか、
もっと暗くなってしまうかもしれないなあ、なんて思いながら見てました。


主人公は知的障害で幼いころにパニックを起こしたり家で火事を起こそうとしたり、で、
両親が苦渋の決断で専門の学校に入れた後、成長して家に戻ってきたカーラ。
カーラは自分が好奇心旺盛ですが、出来ること出来ないことは自分で理解しています。

が、優しく迎え入れる父に対し、カーラが心配で心配で、
カーラがやってみたいということを悉く反対する母。

富裕層の家で、次女は教職の仕事を見つけて結婚間近という中、
長女は同性愛者になってしまいカーラは一人暮らしをしたいと言い出す。。。 
自分の子を長年手放していたことに対して罪悪感を持つ母、
でも、カーラは手元に置いておきたい。。
自分と一緒に住むことがカーラの幸せだと信じるものの、カーラは自立したがります。

結局、カーラは自分の決めた職業訓練学校に通いはじめ、
アパートを借りて一人暮らしをはじめます。
その頃であったのが同じ知的障害を持つダニエル。

カーラが知的障害のダニエルと付き合うことを猛反対する母ですが、
カーラの明るい様子を観てて、自分がすべてみなくてもこの子は大丈夫かな、
なんて気持ちに変わっていきます。。

いろいろともめたりなんだりがありますが、
最後の最後には、カーラはダニエルと結婚してこの話は終わります。


とはいえ、この結婚が手放しにめでたいとも思えないというか、
この先も2人は色々な問題にぶつかるでしょうし、母も心配はつきないというか、
2人のことであれこれと振り回されるのではないかな、なんて思ってしまいましたが、
母はそのあたりも覚悟してるでしょうね。


カーラを演じたジュリエット・ルイス、というと、

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このイメージだったのですが、今作ではひたむきで明るい子を演じていて、応援したくなりました。
 

母を演じたダイアン・キートンも非常に存在感があったのですが、
彼女とジュリエット・ルイスの組み合わせだからよかったのかな、なんてしみじみ思いました。。
 

というわけで、障害者同士となると暗くなりがちになりそうですが、
明るく前向きなカーラを観ていて自分も元気をもらった気持になった
「カーラの結婚宣言」でありました。


 


余談ですが、、、

次女が自分の結婚式を前に長女とカーラが同性愛者の恋人とダニエルのことばかりいうので
自分の結婚式なんだから、と怒る場面には、次女も今まで自分のことを抑えて我慢していたのね、
と妙にホッとしてしまいました。

しかし、次女の結婚式がカーラとダニエルのせいで散々になってしまうのをみて、
なんだか次女が不憫に思えてしまいました。。。自分が次女の立場だったら怒髪天かな、、なんて。

 

 


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