映画「ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡」を観る [映画(は行)]
これまた劇場で観そびれた作品です。
あらすじはAmazonさんより。
コンゴ・キンシャサの路上で、2人のフランス人映像作家がスタッフ・ベンダ・ビリリと出会った。
ポリオのため下半身不随となった彼らは、レストランの入り口などに座り、
そこに出入りする外国人客に演奏を聞かせ、お金を稼いでいた。
メンバーのリーダー格パパ・リッキーは、“シェゲ”と呼ばれるストリート・チルドレンたちの親代わりだ。
引ったくりで稼ぐのが当たり前のシェゲたちは、音楽に出会うこと、ベンダ・ビリリに出会うことで、
引ったくりをしなくて済むようになる。ビリリは「路上の真実」を歌っていた。
彼らの音楽に圧倒された2人のフランス人、ルノーとフローランは、
彼らのアルバムを作ろうと資金を集めの決意をし、同時に彼らのドキュメンタリーを撮り始めた―。
以前ライブを観たこの方々を思い出しました。
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- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: DVD
今作はアフリカ、こちらは中米ですが、
10年ちょっと前、映画を見てから彼らのライブ(来日公演)を観た時と同じような衝撃です。
寒い国でなくて暑いからか、みんな陽気に演奏しているんですよね。
障害者だから外に出ないということもなく、みんなパワフルで音楽が大好きなのが、
画面越しにズンズン伝わってくる映画でした。
このメンバーの中で、若いストリートチルドレンが空き缶と弦で楽器を作って
一緒に音楽を作り出していくという姿がまたグッとくるというか応援したくなります。
映画の冒頭で歌われる「トンカラ(段ボールの意)」という歌がとにかく印象的で、
人生で再生不能のことなんてないんだ 幸運は突然やってくる、という歌なのですが
ちょうどぷータロー時代に観たのもあって、そうなんだ、そうだよね、、なんて感じで
ちょっとウルルンしながら非常に力づけられましたねぇ。。
偏見のない世界、、これは理想ながらなかなかそういものがなくならないと思いつつ、
彼らを観ていると、音楽はやっぱり国境がないと思えますし、
音楽をきっかけに犯罪のない平和な世界をつくっていけるのでは?なんて気持になります。
とにかく、ぷー太郎時代に元気づけられ、温かくて明るい気持ちにさせてくれた
「ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡」でありました。