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映画「パダヤッパ~いつでも俺はマジだぜ!」を観る [映画(は行)]

ありえねー、的なインド映画がみたいなと思って借りた作品です。

パダヤッパ~いつでも俺はマジだぜ!~ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • メディア: DVD
内容はYahoo!さんより。

「ムトゥ踊るマハラジャ」のラジニカーントが、
同作品のK・S・ラヴィクマール監督と音楽のA・R・ラフマーンと再び手を組んだマサラ・ムービー。
神の化身であるコブラに信心深い娘バスンダラがミルクを捧げようとしている。
そこへ車で通りかかったのは富豪のお嬢様ニーランバリ。
通行の邪魔だとコブラを追い払おうとしたところに、主人公パダヤッパが登場。
強引に揉め事を静めると、バスンダラとニーランバリのふたりはパダヤッパに恋してしまい……。



おもろいマサラムービー。(^_^)



3時間と長い映画ですが、笑えました。


インド映画というと、これまで観たことがあるのって、

Parineeta

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  • 作者: Saratchandra Chattopadhyay
  • 出版社/メーカー: Penguin Books India
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: ペーパーバック



好きな人と引き裂かれちゃって、、みたいな悲しい話もあるのですが、
インド映画=マサラムービー、ってイメージが強いというか、

Raju Ban Gaya Gentleman [DVD] [Import]

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カーストの低い青年がうまいこと出世していくという話とか、


ムトゥ 踊るマハラジャ [DVD]

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なんといってもこれ。 
このイメージが非常に強いのですが、今作も主演は同じラジニ・カーント。

この人がまあ面白いくらいの演じっぷりです。

上映時間が3時間もあるので、主人公のパダヤッパの運命が上がったり下がったり、
そりゃもう何度繰り返すんだろう、って思うくらい繰り返されます。


パダヤッパの父親が弟の策略で一文無しになってしまうのですが、
たまたま持っていた土地から大量の御影石が見つかって一転大富豪に変身。

パダヤッパに一目ぼれした従姉のニーランバリだけがパダヤッパが無一文になっても
心配し続けていたものの、バダヤッパが好きなのは使用人のバスンドラ。

色々な策略で陥れられそうになりながら、好きなバスンドラと結婚したパダヤッパ、
それを悲しみ18年間閉じこもってしまうニーランバリ。

18年も閉じこもっていて廃人同様になってしまったかのようなニーランバリが、
パダヤッパへの復讐の為、完全復活し、自分の甥をバダヤッパの娘に近づかせ
娘が甥に恋をして結婚したいと思わせてしまう。。。
そんなことも知らずに娘の結婚相手を決めて結婚式を迎えたパダヤッパは、
娘が他に好きな男がいること、それがニーランバリの甥であることを知り、
ニーランバリと18年ぶりの再会を果たすが、甥を娘に近づかせたのがニーランバリの策略で
バダヤッパへの復讐だったことを知る。

ニーランバリの復讐で自分の娘が傷ついたことを悲しむバダヤッパは、
自分の娘の為に、真っ向からニーランバリに立ち向かい更に仕返し、
それに怒ったニーランバリが更に仕返ししようとするものの、、、、、、
最後の最後、ラスト15分くらいのところで急にカーチェイスやら銃撃戦やら
パダヤッパ独り勝ちみたいなアクションシーンが盛り込まれたりして
(おかしなくらい見ていて無理矢理感満載)オイオイ、と思ったら、
ニーランバリが機関銃もってパダヤッパの前に現れて、
なんだか色々あったものの結果オーライ的結末で映画終了。。


元々ありえねー的荒唐無稽映画だという認識を以て鑑賞してましたので、
ある程度は覚悟していたのですが、それでも有りえない場面満載。(笑)

話の途中でいきなり歌いだして群舞、というのはマサラムービーでよくあるので
はいはい、ここで踊っちゃうんですねぇ、、なんて笑ってみられるのですが、
とにかく主役のラジニ・カーントを食ってしまいそうなくらいの存在感だったのが、
ニーランバリを演じていたランミャー・クリシュナン。
常に上から目線で傲慢でドSみたいなキャラクターを好演というか怪演してました。
パダヤッパが好きになるバスンドラがすっかりかすむくらいの存在感というか、
この人がいたからこそ、ラジニ・カーントが一人浮かずに済んで映画としてまとまりが
あったような、、そんな印象です。

突っ込みどころは3時間ずっと、、と言っても過言ではありませんが、
赤いものに突進する「牛」、パダヤッパが感情表現に使う「ハーモニカ」、
このあたりは特に突っ込み&笑いどころです。


私の記事を読むより実際映画を見て体感してもらうのが一番だと思った映画です。
日常とまったくかけ離れたありえねー世界をがはははーと笑い飛ばしたい方には
是非お勧めしたい「パダヤッパ~いつでも俺はマジだぜ!」でありました。



 


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