映画「人生はビギナーズ」を観る [映画(さ行)]
これも劇場で見そびれた作品です。
あらすじはAmazonさんより。
「私はゲイだ」
父が75年目に明かした真実が、僕の人生を大きく変えた。
アートディレクターのオリヴァーは、愛に臆病な内向的で真面目な38歳独身男。
ある日、44年連れ添った妻に先立たれ自らもガンを宣告された父ハルから
ゲイであることを告白される。
厳格だった父の突然のカミングアウトに戸惑いつつも、
病に立ち向かいながら新たな人生を謳歌し始めた父と語り合い
、少しずつ距離を縮めていくオリヴァー。
やがて父との永遠の別れを経て、大いなる喪失感を抱えたままの彼の前に、
フランス出身の女優アナが現われる。
互いに人と距離を置きながら生きてきた似たもの同士の2人は、
ほどなく恋に落ちるのだったが…。
父親がゲイをカミングアウト、というのは監督のマイク・ミルズの実話に基づいているらしいですね。
(って、「エレンの部屋」に出演していたユアン・マクレガーが言ってた)
自分の父親が(妻を亡くして)余命わずかとわかったところでカミングアウトし、
恋人を作ってゲイコミュニティで楽しい時間を過ごしてこの世を去る、
それを看取る息子オリヴァー。
幼いころ、父との思い出が少ないオリヴァーはカミングアウトしたあとの父と
距離を縮めるものの、それは長くは続かず父は去っていき、残された犬を引き取って
似た者同士(他人とコミュニケーションをとるのが上手でない)アナと出会い、
不器用ながらもお互いを理解していく、、、そういう話だと思いましたが、
展開自体は小波が起きるくらいで激しい展開はなく、
いかにもハリウッド的な演出を求める人には向かない映画だと思います。
私はこういう淡々と展開していく映画は結構好きなのでツボにはまりましたが、
なんといっても、ゲイをカミングアウトしたクリストファー・プラマーがよかったと思います。
私の中では、
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いつまでもトラップ大佐なのですが、
年を重ねてオジイチャンになってもこうやって素敵な演技をされる俳優で大好き。(^_^)
主役のユアン・マクレガーもいいんだけど、やっぱりトラップ大佐かな。
あとは、オリヴァーが出会うフランス人女優のアナを演じていたのが、
この作品に出ていたメラニー・ロランというのも個人的には萌えました。(^_^)
あとは、トラップ大佐がゲイをカミングアウトした後にできた年下の恋人が、
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ERのコバッチュ先生こと、ゴラン・ヴィシュニクで、これも個人的には萌え萌え。
邦題は「人生はビギナーズ」ですが、原題は「Beginners」。
75歳(父)でも38歳(オリヴァー)でも、人生を新たに始めることはできる、
そう思える映画でした。
私も四十路半ばで、ここのところなんだか色々ございますが、
新しく始めることはできる、とこの映画で元気をもらった気分。(^_^)
がつがつポジティブにってことではなく、
少しずつでも前向きに、、、という気持ちになれる、
ホンワカした映画「人生はビギナーズ」でありました。