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浅草で「大須演芸場 浅草支店」を聴く① [落語・お笑い]

というわけで、時間つぶしした後はメインのお楽しみでヨーロー堂さんへ。

RIMG4311.JPG 到着。

14時ちょうどくらいに着いたのですが開場が遅れているようで店の前には人だかり。
落語、しかも登場するのが快楽亭ブラック師匠だからなのかな、
ちょっとマニアっぽい男性がほとんどです。(^_^.)

と、人が集まっているのを見ると
有名人がくるのではないかと心ざわざわする観光客のオバちゃんがいるもんで、
「誰かくるんですか?」と何度も聞かれました。

「落語会の開場待ちです」とだけ答えると「ダレ?ダレが来るの?有名人?」とオバちゃん。
「出演者、店の前に貼ってありますよ」とだけ答えました。

多分、ブラック師匠とか馬るこさん、とか答えてもオバちゃん知らないし。

こんなやりとり、待っている間に4~5回繰り返しました。
どのオバちゃんも落語と聞いて「演歌の人じゃないんだ」と落胆していましたが、
落語をバカにしちゃいけないよ。(V)o¥o(V)

で、14:10くらいに開場。整理券の順番で中に入れてくれました。
お店の右手の階段から上に上がって最前列の右端に着席。

RIMG4312.JPG 渋いステージ。
季節がら、造花の桜がたくさん飾ってありました。
演歌の人が歌う機会が多いからだと思いますが、ミラーボールもありました。

14時半の開演までずっと流れていた曲が気になったのですが、
ヨーロー堂四代目のオジサンがしきりに宣伝していて私も非常に印象に残りました。

インディーズらしいのですが、アコーディオン(小春さん)とボーカル(ももさん)が
絡み合うサウンドが非常に印象的でした。ちなみに、密林でも販売されています。

ただ、それだけ。

ただ、それだけ。

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2010/08/25
  • メディア: CD

もちろん、ヨーロー堂さんでも販売されています。買ってみようかな、と思っています、私。



で、14時半に開演。 最初に登場したのが馬るこ.jpg馬るこさん

最初に話したのが大須演芸場の話。
今回の落語会のタイトル(大須演芸場 浅草支店)にもなっている名古屋の定席寄席です。

私も名古屋に寄席があるのを知ったのは馬るこさんの落語を聴いてからですが、
イメージ的には老朽化でぼろくて客が少なくて(いつも6~7人くらいらしいです)
たまに快楽亭ブラック師匠や馬るこさんも出演している演芸場、です。

大須演芸場に来たことがある方?と聴くと半分近くの人が手を挙げる会場。。
多分、そういう濃いファンの方が多い落語会なんだなあ、と思いました。
ああ、そうですか、と、馬るこさんは驚きながら、
これだけたくさんの方に来ていただいているのにいつもは6~7人くらいなんですよね、
なんて感じで会場を笑わせながら、大須演芸場の足立席亭についてひとしきり。
大阪の不動産業を営んでいた足立さんが大須演芸場の席亭を引き継いでからのご苦労を
色々と話していたのですが、演芸場の木戸銭収入より、今の演芸場の稼ぎ頭といえば、
演芸場に置かれた5台の自販機(出演者は自販機を師匠と呼んでいるらしいです(笑))
足立席亭の席亭としてのご苦労を語る講演会収入らしい、という話を聴いて、
私もいつか名古屋の大須演芸場に足を運ばないと、なんて気持ちになりました。(^_^.)

で、馬るこんさんの噺は「転失気」。
ああ、たまに寄席でも聴く噺だなあ、と思って聞いていたら、これがまたすごくて。。

(ふつうに聴く転失気のあらすじ)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/08/post_7edf.html

転失気の意味が分からない坊さんが、寺の珍念に意味を調べさせる、って噺なのですが、
転失気=おなら、ということが分かった珍念が坊さんにちょっと意地悪するってのが普通のあらすじで、
でも、馬るこさんがそんな噺で終わるわけなくて(笑)珍念が立腹して「宗旨替え」して
坊さんにひどいというかクサイやり方で復讐する、って展開になっていきます。

大汗ふきふき語る馬るこさんに大笑いしました。

特に、坊さんが「てんしき(転失気)」ってなんだろう、、と考える件で、

・やってよかった、くもんしき(公文式) とか

・知っててよかった、おぎのしき なんて テンポよく言うのでツボにハマって大笑い。

初っ端からここまで笑えるなんて楽しい落語会だわ、と思ったところで、
次に出てきた色物がこれまた凄い内容でした。

(つづく)



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