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映画「天国から来たチャンピオン」を観る [映画(た行)]

ウォーレン・ベイティは好きではないのですが、なんとなく借りました。

天国から来たチャンピオン [DVD]

天国から来たチャンピオン [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD


あらすじはAmazonさんより。

自動車事故でこの世を去ったプロのアメリカン・フットボール選手ジョーは、
自分の命がまだ寿命に達してないのに、新米案内人のミスで天国へ連れて来られたことを
知らされる。しかし戻るべき肉体は既に灰となってしまっていた。
そこで彼は青年実業家の肉体に乗り移るのだが…。


もう40年近くも前の映画なんですねぇ。。
まあ、洋服とか髪形に古さは感じるものの、話自体はなかなか面白いものでした。



 

幽霊紐育を歩く [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

1942年の作品のリメイクだそうです。

元々の作品も

「誤って天国に召されてしまったプロボクサー、ジョー。
 天国の係官ジョーダンは彼の魂を戻そうとするが既にジョーの肉体は火葬されてしまった後だった。
 ジョーは替わりの肉体を探すことになり、
 妻と愛人が共謀して殺害した大富豪ブルースとなって現世に復活するが……。」


とAmazonに書いてあったので、今作がアメフトであるところが違うものの大筋は同じみたいです。


この作品は、花形QBのジョーが、自動車事故に遭うのですが、
まだこの世を去る運命でなかったところを天使が間違って天国へ連れていこうとします。
(中継地点から天国に移動する乗り物がコンコルドのような飛行機で(笑))

ジョーが猛抗議するので天使が調べてみたら、ジョーの寿命はあと50年あることが判明し、
急いでジョーの肉体に戻ろうとしたら、すでに火葬してジョーは灰になっていて。。。

どうしてもスーパーボウルに出たいと、天使に誰かの肉体を探してほしいと懇願し、
天使がもうすぐ亡くなる運命の人(運動ができる人)を探すものの気に入らないジョー、
と、これ以上肉体は探せないと青年実業家の死にゆく肉体に入るジョーだったのですが、
(この青年実業家、妻と妻の愛人(彼の秘書)に殺されかけていたところでした)
ジョーの会社では工場を建てるからと強引に住民を退去させようとしたり、
製品が有害だったり問題を起こしていることを知ります。

重要な会議の資料を読んだジョーは理不尽さを感じ、
抗議にやってきたベティや記者に会議を傍聴させて、
会社をアメフトのチームに例えながら工場建設の中止を決定します。

その後、お約束というかなんというか、ジョーはベティと心が通じ合い、、、
既に冷え切っていた(青年実業家)の妻と離婚することを伝えます。

そして、肉体に戻る一番の目的だったスーパーボウルに出る為、
生きていたときに世話になったコーチを呼び、自分がジョーであることを伝え、
在籍していたチームを買収したので、そこでQBとして出場したいから、と
屋敷の召使と一緒にトレーニングを始め、チームのメンバーに実力を認めさせます。

ベティともうまくいき、、、あとはスーパーボウル、、となったところで、
天使(といってもオッサン)がやってきて、青年実業家の肉体に宿れる期間が決まっていたこと、
もうこれ以上はいられないとを告げられます。

納得できないジョー、でも運命には逆らえず、そのまま、天使に連れていかれます。。。
(このシーンは意外というかなんというか、観ていてビックリしました)

ジョーが連れていかれたことで青年実業家の肉体もこの世を去り、
ベティは悲しみ、それを見たジョーも悲しくなり。。。。

と、ジョーはスーパーボウルに出られない、、、と思ったら、思わぬどんでん返しで、
更にどんでん返し、、、みたいな感じで映画は終わりました。


めでたしめでたし、といえばそうなんですが、そうでないともいえたりして。(^_^.)

出来過ぎなエンディングでない分、逆にそれでよかったのかな、なんて思いました。
(天使のお陰で他の肉体に宿ってスーパーボウルに出て大活躍するのですが、
 その人の肉体に宿り続ける代わりにジョーとしての記憶を一切失う、、、という終わり方)


自分の記憶を無くして肉体は生きている、というのが果たして幸せなのかどうか、
そんなことを考えながら最後の場面を見たのですが、
最後の最後、記憶を亡くしてさらに違う肉体で生き続けることになったジョーとベティが会い、
会ったはずがないのに、どこか会ったような気がする、、、というところで映画が終わり、
これでもか的な過剰演出ではなく、悲しい結末かもしれないけれど、そうでもないかも、
という含みを持たせたところで終わらせていたのが逆によかったかもしれません。


こういう映画、意外と好きかもしれません、私。(^_^)


画質の古さは仕方ないとして、話自体は色褪せない良作ですので
ウォーレン・ベイティがちょっと苦手(ワタシみたい)な人にもオススメの
「天国から来たチャンピオン」でした。

ちなみに、原題は「Heaven Can Wait」。 
邦題、、個人的にはどうかな、って感じですが、まあ分かりやすいですね。(^_^.)


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