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映画「ジョー・ブラックをよろしく」を観る [映画(さ行)]

なんとなくブラピが出ているので借りました。

ジョー・ブラックをよろしく [DVD]

ジョー・ブラックをよろしく [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD

あらすじはYahoo映画さんより。

ブラッド・ピットが地上に降り立ち人間の女性との恋に落ちる死神に扮したロマンティックなファンタジー。
事故死した青年の姿を借りて、一人の死神がマンハッタンに現れた。
ジョー・ブラックと名乗るその人物は大富豪パリッシュの元を訪れる。彼の死期が近いためであった。
だがパリッシュが天命を全うするまでにはまだ少しの時間が残されている。
死神ことジョー・ブラックはそれまでの短い間を休暇とし、パリッシュの案内で人間界の見学を始めた。
しかしパリッシュの娘スーザンはジョーの姿に驚く。
彼の姿は先日出会った魅力的な男性その人であったのだ。
そしてジョーもスーザンの好意を気にかけるようになっていく……。



180分という長い作品ですが、あまり期待しないで見た分、意外に楽しめました。(^_^)


巨大メディア企業の社長パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のところにやってきた死神、
迎えにきたがまだ時間があるので人間の世界を案内してほしいという死神のいう通り 
案内するのですが、娘のスーザン(クレア・フォーラニ)が死神に会ってびっくりします。
死神が、その日の朝NYのカフェで出会い意気投合した男(ブラッド・ピット)にそっくりだったから。
(男はスーザンとカフェを出て別れた後、交通事故であっさり亡くなってしまうのですが、
 その体に死神がのりうつってパリッシュの前に現れたからそっくりな訳で)

朝であった時と全くことなり寡黙な死神ジョー・ブラックをいぶかしく思うスーザンも、
ジョーに好意を持ち、ジョーもそんなスーザンに惹かれていきますが、
人間界にやってきたのはパリッシュを死の世界に連れていくため、なので、
自分のすべきことを、、と、パリッシュに時間がきたことを告げ、2人でスーザンの元を去っていきます。。。



本当に長い映画です。

3時間の映画など普段ほとんどみることがありませんが、
ジョーがパリッシュを結果的に連れていくにしてもどうやって連れていくのかな、
なんて思いながら見ていたので時間の長さは特に気になりませんでした。

ビジネスではワンマンのパリッシュも、娘には超甘で、
死神のいう通りにこの世を去るのは、、と最初はたっぷり未練があるのですが、
自分の最期が近いと悟って覚悟が出来てからのパリッシュの行動には、
潔くこの世を去っていこうとする気持ちが良く出ていたような気がしました。
自分の65歳の誕生パーティ(ものすごい豪華)で死神と去ることになり、
花火を一緒にみようと誘ったスーザンに自分は見ないと断る時の表情には
スーザンの幸せを願う父としての表情がよく出ていたような気がします。
演じていたのがアンソニー・ホプキンスだからこそ、とも思えましたね。

また、花火を一緒に観るのを断られた娘スーザンも父がいなくなることを悟ったように見えましたし、
演じていたクレア・フィオーニがどこかアンジーに似ていたのもある意味気になりましたが(^_^.)
死神ジョーがスーザンに惹かれて遂に・・・(むふふ)になってしまう場面、ツボにはまりました。

ツボといえば、ブラッド・ピットのマッチョむきむきなところにも。(笑)
全身でなくところどころ映る場面があるのですが、もう筋肉筋肉で「おぉ、セクシー!」と
話の筋と関係ないところで思わず食いついてしまいましたねぇ。。。


死神というと落語を思い出すのですが、

(こちらです)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E7%A5%9E_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)

私がこのネタを聞いたのは大好きな古今亭寿輔師匠が初めてだったのですが、
師匠のネタでは死神の風貌が田辺一鶴で、「死神=田辺一鶴」と刷り込まれていた私、

(参考:田辺一鶴師匠)
photo03_01.jpg 小さい時、「凄い鬚のオジイチャン」と思ってました

というわけで、死神がブラッド・ピットで序盤は頭の中が混乱しておりました。(笑)

人間の姿で行動し始めて口にしたピーナツバターが気に入って
そればっかり食べているのも(無表情で)面白い演出でしたね。


パリッシュはジョーに連れられてこの世を去っていく、、、悲しむスーザンの元に現れたのは、
思わぬ人で(これは見た人だけのお楽しみした方がいいかと思いますので書きません)
ほんわかハッピーエンドな感じで映画は終わります。

男性が見ると「ありえねーよ、こんな話」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
女性には、ゆったりとした流れの中で死期の近い男とその娘、死神3人の繰り広げる展開に
すぽんとはまってみることのできる映画だと思った「ジョー・ブラックをよろしく」でありました。


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