映画「魔法にかけられて」を観る [映画(ま行)]
以前、映画館で予告編を観ていながら見られなかった作品です。
魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- メディア: DVD
あらすじはAmazonさんより。
話は、アニメーションの美しいおとぎの世界。
アンダレーシアの森の奥深く、動物たちと暮らす一人の美しい娘がいました。
彼女の名はジゼル。
ある日、運命の出会いを果たしたジゼルと王子は結婚することになりました。
しかし、王子の継母のナリッサ女王は、自分の玉座を奪われることを恐れ、
ジゼルを騙して井戸の底へと突き落としてしまいます!
「“永遠の幸せ”などカケラもない所へ行くがよい!」
井戸の底に落ちるうちジゼルの身体は“アニメーション”から“実写”へ変化してしまいました。
戸惑いながらもジゼルは光が差し込む重い扉を押し開きます。
なんとそこは優雅でロマンティックな“おとぎの国”とは正反対の“現代のニューヨーク”だったのです!
素直に楽しめる作品でした。(^_^)
ディズニー作品というと、
小鳩くるみが吹替えをしていたこの作品あたりから好きなのですが、
そうやって描いているファンタジーの世界はとても素敵なはずなのに、
現代社会にもってくると妙におかしなものになってしまいます。
ディズニーの自虐ネタとも思えるこの展開が逆に面白かったりして、
エドワード王子との結婚式を控えたジゼルがそれを妨害したいナリッサ女王の策略で
現代のNYに放り出されるのですが(井戸に突き落とされた先がNYだったという)
現れたのが劇場街のど真ん中、タイムズスクエアのマンホールで、
「お城はどこ?」と言いながら彷徨う姿に「痛い感」が漂いまくっていたり、、
たまたま声をかけてくれた超現実主義のロバートのアパートに泊まった翌朝、
いきなり歌いだして動物を呼び出して(それが鳩やネズミやゴキブリ!)部屋を掃除する、
アニメなら「あらまあ♪」なキャラクターも現代の都会ではあまりにもミスマッチで、、
こういうことを笑いにしてしまうなんて、
ディズニーも今の世の中に合わせてこういうこともやっちゃうのねと思いました。
エドワード王子も現代社会では単細胞なアンちゃんにしか見えないし。(^_^.)
楽しくなるといきなり歌いだす、というのもディズニーっぽいのですが、
それで、セントラルパーク内の人々がジゼルの歌にくっついてきて一緒に歌って踊って
最後には大団円、、、というのも「やるねぇ、、ディズニー」って感じです。(^_^)
個人的には笑えるツボがたくさんあったので飽きずに見られたのですが、
スーザンサランドンの悪女王ぶりなどはいかにもディズニーに出てくるタイプだし、
最後に出てくる巨大ドラゴンなんて、「これはシンデレラ城ミステリーツアー?」と
突っ込みいれそうになったくらいで。
あとは、王子について一緒にやってきたジゼルの味方のリス(ピップ)が
なんとかジゼルを助けようとエドワード王子に身ぶり手ぶりで訴える場面が
CGとはいえよくできていて「ああ、これってアニメでもこんな動きだよねぇ」なんて感心したり。
ピップ
本当にうまく動いていたので面白くて面白くて。。。。
ジゼルに抜擢されたエイミー・ブラントが今作で30過ぎていたというのも
なんとなく画面越しに伝わってくるものの(^_^.)役柄にうまくはまっていて好感が持てたし、
ロバートの恋人役がイディーナ・メンゼルが
- アーティスト: Stephen Schwartz,Stephen Oremus,Joel Grey,Kristin Chenoweth,Sean McCourt,Cristy Candler,Jan Neuberger,Idina Menzel,Michelle Federer,Christopher Fitzgerald,Carole Shelley,William Youmans,Norbert Leo Butz,Manuel Herrera
- 出版社/メーカー: Decca Broadway
- 発売日: 2003/12/16
- メディア: CD
緑の魔女でトニー賞の主演女優賞を受賞したものの、映画だとイマイチかなあと思った一方、
意外と好きだったりするティモシー・スポール
多分、今作で一番はまったのがこのオジサンだったかもしれません。
愛する悪女王の為に、ジゼルとエドワードがくっつかないようにと、
女王に託された毒りんごをジゼルに食べさせる使命を受けてNYにやってきて、
セントラルパークのポップコーン売りワゴンのオジサンや、ピザ屋の店員に変装して
なんとか毒りんごをジゼルに手渡そうとするのですが、
ピザ屋の店員の時の変装ぶりが、どう見ても「ハクション大魔王」でツボにはまりました。
ティモシー・スポールというと、
このあたりの作品とロンドンオリンピック閉会式でチャーチル役で登場したイメージなのですが、
今作の演じぶりにすっかりはまってしまいました。(^_^)
ディズニーなので、やはり最後はハッピーエンドなのですが、
現代のNYにやってきたジゼルが楽しい感情以外の感情などについても、
ロバートとの交流を通じて知っていきながら、ロバートと結ばれてめでたしめでたし、
という展開に楽しい気分で観終わりました。
というわけで、
ディズニーが特に好きでも嫌いでも、という方が見てもどの程度楽しいか不明ですが、
ディズニーが好きという方には楽しめる「魔法にかけられて」でありました。