お引っ越し顛末記② [いろいろ①]
引っ越しの思い出で長くなったので、続きで、珍事当日の話。
引っ越し前日、Kサンと錦糸町のトリフォニーホールで第九を聞いた後、食事して、
「10時集合って言ってたけど、引っ越し屋さんって何時に来るの?」と聞いたらば。
「2時。」とKサン。
「え、それって荷造りもするの?」と確認で聞いてみると。
「うん」とKサン。
ま、いっか、仕事忙しくて荷造りする時間もあまりないもんね、と思って、
中央線に乗って途中でお昼ご飯を調達しながらKサン宅に10時到着。
「おはよう~」と部屋の中に入ってみたらば。
本当に今日引っ越しする気?
そういいたくなるような状態でした。 部屋の中はまさにカオス。(笑)
Kサンが言うには、これでも廃棄処分のごみは一杯捨てたんだってば~、なのですが、
段ボールに詰めてあるのが(封してない)数箱しかない状態。
今回引っ越しついでに粗大ごみをかなり大量に捨てるのですが、
一つ一つの大きさを計って粗大ごみセンターに連絡してシール買って貼って、
それ以外のごみを「資源ごみは◎曜日、プラスチックごみは△曜日、、、」なんて感じで
カレンダーに書き込んで殆ど毎日ちょこちょこゴミ捨てしていたので、
それで既に疲れてしまった感じ、らしいです。
本やCDはすでに箱詰めされていると思ったらちょっとだけ箱に入っているだけで。
本人もどこからどう手を付けようか迷っているらしく、
あっちをちょっと片付けて、今度はこっち、みたいな効率良くない動き方をしていたので、
「ああ、ここに◆◆さん(秋に亡くなった親友)がいれば段取りよく指示してくれるのに」と
彼女がいなくなったことをひしひし感じる2人。
「じゃあ、まとまったゴミはどんどんすてて、本とCDは箱詰めして廊下に出して、
部屋の中をきれいにしていこうよ」と私。
「うん(-.-)」と答えるKサンは年下の私の言う通りに動き始めました。
ゴミを捨てに行くのに5階から1階へ階段を行ったり来たり。
部屋に戻ったらゴミ袋が足りない、、、というので、再び降りて近所のコンビニへ。
(;_:)(-.-)(^_^.) 5往復くらいしていたら、なんとなく感覚がマヒしてきました。
廊下に要らないタオルを敷いて、その上にガムテープで封をした段ボールを並べていき、
大量の本とCDを箱詰めして廊下へ。。。
本やCDは目いっぱい入れると滅茶苦茶重いので、引っ越し屋さんが階段を運ぶのを考えて
箱の7分目くらいまでで封したのですが、これでも階段を何往復もしてもらうのは申し訳なし。(-.-)
大きな食器棚に入っている食器、「これ要らない?」と聞いてくるKサンでしたが、
大皿2枚と小皿5枚、スプーン、フォーク、れんげ(沢山もってないので)だけもらい、
「あとは絶対要らない」と突き放す私。
「象彦の漆器(高い)要らない?」「要らない。」
「来客用の和菓子を盛るのにいいよ!」「そんな客はうちには来ないから(V)o¥o(V)」
うへーん、と言いながらゴミ袋に捨てるKサン。それを2人でごみ集積所に捨てに行き。。
私こそ、「うへーん」って言いたいくらいだぜ。(V)o¥o(V)
で、段ボール箱を20箱くらい廊下に並べたところで12時半。
「お昼食べてから作業しようよ」というKサンのいう通り軽くお昼を食べて再び作業開始。
途中、一軒目の引っ越しが長引いているので3時過ぎから4時までにはうかがいます、と
引っ越し業者さんから連絡が入ると、Kサンがどこかホッとしているように見えました。(コラ)
大体箱詰めしたけど、まだ細かいものがあるんだからさ、とKサンを煽り、
棚の中を見るとこまごましたものがいっぱい入っています。
「あー、まだここにも入ってる!」と焦るKサンを冷たい目で見る私。
この調子だと間に合わないぜ、と棚やら引出やら全部開けて中チェック。
色んなモンがワラワラと出てきました。
(V)o¥o(V)(V)o¥o(V)(V)o¥o(V)(V)o¥o(V)ナンジャコリャア
そんな気分になりかけましたが、なんとか選別してゴミ袋と段ボールへ分けて入れ、
そろそろ段ボールに入れるものもないかな、と掃除機をかけはじめたところで、
本棚の後ろから巨大フレーム(前衛的なアート作品みたいんもんが入ってた)が登場。
「あれー、こんなものがあったんだー!」とKサン。
引っ越し当日なのにこのリアクション、この人面白すぎ。
もともと短気でせっかちできちんとしていないと嫌なA型の私、と、
ゆったりしていてポイント押さえてやればいいじゃん的なB型のKサン、
合わないはずなのですが、妙に面白かったりして(時々イラットしますが)、
本人もかなり慌てているはずなのにこのノリ、思わず笑ってしまいました。
粗大ごみとしては申し込んでないから出せないし、、、なんていうので、
私が力まかせにフレームを全部細かく分解して、なんとか捨てられる体裁になったら、
「ねー、こんなの出てきたよー!」と今度は分厚い世界地図のデスクマットが目の前に。
どうやったら引っ越し当日、引越し屋さんがもうすぐやってくるのにお宝発掘できるのかしら。
これも細かく分解して捨てたい、というので、布切りばさみでビニールと厚紙に分けて
ザクザク切ってゴミ袋へ。
3時過ぎ、なんとか片付け終わり、一段落。
「よかったー!、うつぼのお陰で間に合った!」とKサン。
そうだろうそうだろう、私がいなかったらどうにも片付かなかったよ。(-.-)
ま、Kサンも本当に仕事が忙しくてとてもそこまでできなかった、、、ということにして
30分くらい待ったところで引っ越し屋さんがやってきました。
ここから荷積みして移動します。(^_^.)
(つづく)