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お引っ越し顛末記① [いろいろ①]

昨年の天皇誕生日、ツイッターでつぶやいておりましたので、
一部の方はご存じだと思いますが、友人の引越しに駆り出されました。

友人というのは元勤め先の先輩で、
昨日までずるずる書いていた「ぐるうつぼ(四)」で一緒に歩いたKサン。

昨年秋に亡くなった先輩であり親友であった女性と3人で食事に行ったり出かけたり、
という仲でしたが、一人亡くなり2人だけになってしまい、私が会社を辞めた後は、
「うつぼが孤独にならないように」とまめに連絡をしてくれる先輩です。

で、この友人が「ぐるうつぼ(四)」で歩いていたときに「私、引っ越しする」と言い出しまして。

「いつ?」と聞くと「12月23日」と答えて。

「あと1か月しかないけど大丈夫なの?」と聞いたら「こういうのは年内がいいんだって」と友人。

ま、確かにこういう大きなことは年明けよりも年内にちゃちゃっと片付けたいですよね。




引っ越しといえば、自分の引っ越しも入れると今回で9回目。

(1回目の引っ越し)
5歳の頃、新宿から千葉の奥地へ引っ越した時。
この時は、まだちっちゃかったので荷造りも手伝わないし、特に労働することもなく、
物凄い田舎に引っ越してきちゃった(近所に田んぼいっぱいあるんで)と驚いた記憶のみ。

(2回目の引っ越し)
まだ20代の頃、今回の主人公(友人Kサン)の引っ越し。
彼女の人生転換期(かなり大きめ)で、まだ友人とさほど親しくなかったものの、
亡くなった先輩に「一緒に手伝って」と頼まれて、なんとなく手伝うことになってしまい。
朝早く起きて千葉の奥地から西へ移動し都下の某地へ。(片道2時間ちょい)
真夏で汗だくだくになりながら片付けて、新居(これは23区内)に移動したものの、
友人がかなり焦ってろくに物件を見ないで決めてしまったらしく、「要掃除」だった為、
荷物が届く前に必死になって新居を掃除している内に、蚊に食われまくって痒くてたまらず。(泣)
部屋の入口に2階に上がる階段が絶妙な角度で邪魔する格好で、
大きな箪笥がどうしても部屋に入れられない事態発生。(結局入れられず)
引っ越し業者のオジちゃんは超強面ですんげー怖かったし、
箪笥の入らないトラブルで結果的には「弱り目に祟り目」みたいなことになってしまった思い出。

(3回目の引っ越し)
2回目の引っ越しから3か月後の秋。
急いで引っ越した物件があまりにひどくかったので、中央線沿線の物件に再び引っ越し。
当時、Kサンもどうしても引っ越す事情があったので急いで引っ越したのは分かるものの、
「もっとちゃんと見てから物件探しナヨ」と、この引っ越しをきっかけに友人と親しくなる。
引っ越し先の物件自体はそこそこで、「これだったら暫く引っ越しないだろな」と安心する一方、
大家のオバちゃんが見た目も態度もオバタリアンを実写化したとしか思えないオバタリアンで、
引っ越し作業中ずっと不愉快な気分に。(まだオバちゃんの顔を覚えている私(笑))

(4回目の引っ越し)
3回目の引っ越しの2年後、亡くなった親友の引っ越し。
都内の都会からさほど遠くない都会の物件への引っ越しで、
段取り手際よく、非常に効率よく何でもこなす人なので、荷造り手伝いはほとんどなく、
家具をクリーナーで拭いて綺麗にした程度。
親友の弟さん家族が手伝いにきてくれたり、で、結構あっという間に終了。

(5回目の引っ越し)
親友の引っ越しの翌年の夏。(しかも真夏)
Kサンが中央線沿線から中央線沿線の物件へお引越し。
大家のオバタリアンに振り回されたのでさすがに、、、と引っ越すことに。
オバタリアンの物件は1階、引っ越し先はエレベータ無の5階。
見積もり時に伝えておいたものの、現場で働くお兄さんたちに伝達されていなかった為、
エレベータ無と聞かされたお兄さんたちは一瞬フリーズしてしまい。
真夏の引っ越し、しかもエレベータ無で5階までひたすら階段を上がったり下りたりで、
ステンレス層の洗濯機や食器棚など、お兄さんたちがとても気の毒だった思い出。

(6回目の引っ越し)
Kサンの引っ越しの1か月後の初秋。(でも暑かった)
私が実家から家出して、抽選で当たった賃貸の公団に引っ越した時。
家電品などはすべて新規で買って運んでいたので、
実家から運んだもののは整理棚、ベッド、段ボールちょこちょこと少量。
朝7時に業者がやってきてあっという間に荷積みも終わり、Kサン、親友は新居にやってきて
荷解きした後、足りないものを一緒に買い出しに行ってくれたり、であっさり終了。

(7回目の引っ越し)
それから2年後、兄一家の引っ越し。
埼玉北部(殆ど群馬みたいなあたり)から埼玉東部に建てた家に引っ越しで、
うつぼ両親が旅行で手伝えず私が代表で手伝いに参戦すると手伝いが私だけと判明。
兄にも兄嫁にも友人がいないのかと心中毒づいてみる。
朝6時に電車に乗って埼玉北部まで行って、荷積みして車で移動して新居に着いてみたら、
兄嫁が段ボールは全部開梱すると言い張り全ての段ボールを開梱&収納。
おまけに、引っ越し業者が間違って2階に運んでしまった1階行きの段ボールを1階に運んだり。
兄は騒ぐだけでこういう時役に立たず(効率よく手際よく動けないタイプ)
結局兄嫁(ワタシより年下)の指示に従いもくもくと作業し、終わったのが夜8時過ぎ。
近所に住んでいる兄嫁の両親と姉夫婦(合計4名)は姪の面倒をみるから、という理由で
新居での作業には一切参加せず引っ越し終了後の食事会だけ参加。
「うつぼさん、お疲れ様でしたね~。沢山飲んでくださいね~。」と彼らに言われて
「何にもやってないアナタタチに言われる筋合いないっつんだ、、ったく」とキレそうになる。
もちろん大人なので心の中でキレただけでビール飲みながらニコニコ笑って。
兄ちゃん、もう引っ越さないでね、と本気で思いながら帰宅してバタンキュー。

(8回目の引っ越し)
その2年半後、私の引っ越し。
公団が意外と安普請で、上下左右のお隣さんからの物音などなど色々気になって、
思わず駅の反対側のマンションを勢いで買ってしまい、お引越し。
前回と違って家電品などもあるので荷物は増えてしまったものの殆どの荷造りを終えて当日。
その日、2軒目の引っ越しで12時に伺います、と業者から連絡があったので、
最後の荷造りも早めに、と8時に起床すると玄関のチャイムがなり。
「◎◎引越センターです!」と言われて焦って「12時じゃないんですか?」と聞くと、
1軒目の引っ越しがキャンセルになったので、うつぼ様が本日1軒目です!とお兄さんたち。
「聞いてないし(V)o¥o(V)」と業者の不手際を怒ったものの、
このお兄さんたちが悪いわけではなく悪いのは見積もりから担当していたオジサン。
「すみません、30分待ってください!」と急いで眉毛を描いてから、
手当たり次第に段ボールに詰めて荷積みしてもらい、あっという間に新居に到着。
手伝いにくる予定だったKサンに事情を伝えて(彼女も焦ってきてくれた)新居にきてもらい
荷解きを手伝ってもらい、夕方には無事引っ越し完了し、「早く運んでもらってよかったね」と
朝怒ったことはすっかり忘却の彼方で結果オーライ。
ただし、物干し竿を積み忘れたことに後で気づき、後日公団に取りにいって、
物干し竿を担いでてくてく歩いて運んだのはナイショ。(笑)

てな感じの思い出です。


で、今回もKサンとしては私とは違う意味での人生転換期というかなんというか、
色々思うところあっての引っ越しでしたが、これまたある意味珍事となりました。

(長くなったので、つづく)


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