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映画「007スカイフォール」を観る [映画(007)]

だらだら香港旅行記をアップしている途中ではございますが、
これだけはタイミングを逃すと、、、なので割り込み的にアップします。


待ちに待っていた「007スカイフォール」を初日に観ました!

skyfall 1.jpg 今回はサム・メンデス監督です




ここからはネタバレしてます。 

公開直後は文字の色を薄くしておりましたが、すでに公開2週目になりましたので、
文字の色はフツウにしておきます。
が、見にいくまで内容を知りたくないかたはここから先はスルーしてくださいね。




冒頭に登場する場所はトルコのイスタンブール。

トルコの作戦に参加していたボンド(ダニエル・クレイグ)は、仲間のMI6諜報部員を殺され、
テロリストに潜入中のNATO諜報部員のリストが入ったハードディスクを奪われてしまいます。
データを奪った犯人パトリスを同じMI6のイヴ(ナオミ・ハリス)とともに追いかけ、
(イスタンブールの民家の屋根をバイクで追いかけるシーンがなかなかの迫力でした)
長距離列車まで追い詰めたものの、イヴがパトリスを狙って撃った銃弾がボンドに命中し、
ボンドは列車の屋根から谷底に流れる川に落下していきます。 

M(ジュディ・デンチ)の指示によりイヴが狙撃したのが失敗した格好で銃弾が当たったボンド、
行方不明により死亡と推定され、Mが死亡報告書を提出します。

機密情報の入ったハードディスクを盗まれたMは、情報安全委員会委員長に就任した
ギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)に辞職を勧められて辞職を固辞しますが、
その直後、MI6本部のシステムが犯人にハッキングされ、諜報部員リストが5人ずつ公開され、
毎週リスト上の諜報部員の情報を公表すると予告する犯人は、
Mが戻る前にMI6本部を爆破します。
(爆破により職員が命を落としたことでMはさらに窮地に立たされます)

奇蹟的に助かり、海辺の地で酒と女の日々を過ごしていたボンドは、
MI6本部爆破のニュースを知りロンドンに戻ることを決意します。
復帰の為に受けたテストは不合格。
しかし、Mは自分の判断で合格としボンドを現場復帰させます。
(ボンドも自分の勘が戻らないことは分かっていたようですが、合格と言われ安心します)

ボンドは、犯人に撃たれた時に残っていた弾丸の破片を分析してもらい、
犯人がパトリスであること、近い内に上海に現れることを知って上海へ飛びます。
(この時、新しいQが登場し、ボンドに兵器を渡します)

パトリスが潜入したビルの高層階で隣のビルにいる男性を狙撃するところを見たボンド、
パトリスから雇い主を聞き出すことができないまま高層階から落下させてしまいますが、
パトリスが残したマカオのカジノのチップを手掛かりにカジノへ足を運ぶと
狙撃された男と一緒にいた謎の女セヴリン(ベレニス・マーロウ)と出会います。
(カジノのチップで受け取ったのはパトリスが受け取るべき狙撃報酬の400万ユーロでした)

セヴリンはボンドが殺されると警告し、自分の雇い主を殺してくれるなら手伝うと申し出ますが、
ボンドとセヴリン、2人とも、雇い主の手下に囚われ、廃墟となった島へ連れていかれます。
島で待っていたのはセヴリンの雇い主、シルヴァ(ハビエル・バルデム)。
元イギリスの諜報部員でMの腹心だったシルヴァは、中国の任務中に囚われてしまい、
拷問を受けても黙秘を貫いたにも関わらず、Mに裏切られ見捨てられたことを恨みつづけ、
Mへ復讐する為、機密情報を盗みMI-6のシステムをハッキングし本部を爆破したと告白します。

その場では、Qがボンドに手渡していた発信機のお陰でシルヴァを捕えることに成功し、
シルヴァは爆破後引っ越したMI-6(チャーチル時代に作られた地下シェルター)に拘束され、
Mと再会を果たしますが、Mはシルヴァに謝ることなく二度と会うことはないと去っていきます。
(この時のシルヴァの顔が凄いことになって私も(@_@)しました)

Mは公聴会に呼ばれ、大臣からハードディスクを盗まれたことについて問い質されていたころ、
MI-6では、シルヴァのPCをQが分析解読するはずが、
シルヴァのシステムがMI-6のシステムに侵入し、シルヴァはMI-6のシステムを操って逃げ、
警官に変装して地下道を移動しながら、仲間とともにMの居る公聴会会場へ向かいます。

シルヴァを追いかけるボンド。(地下道に地下鉄車両が突っ込んでくるシーンに(@_@))

公聴会会場まで追いかけたボンドは、イヴ、マロリーなどとともに、シルヴァの攻撃を退け、
Mを連れ出して、(追尾システムのついていない)アストンマーチンDB5に乗り換え、
ボンドが幼いころを過ごしたスコットランドの「スカイフォール」に向かいます。
ボンドは、Qにシルヴァが追いかけてこられるように電子的にパンくず(跡)を残すように指示し、
マロリーもそれを認め、Qはボンドのいう通り、シルヴァの為に形跡を残します。

両親もなくなり、すでに誰も住んでおらず廃墟のように変わり果てていたスカイフォールでは、
幼いころに世話になった猟場の番人キンケイドと再会し、Mと3人で、あるものを使いながら、
スカイフォールに罠を仕掛け、シルヴァを待ったが、やってきたのはシルヴァの仲間のみ。
全員撃退したが、Mはこのとき銃弾を受け、傷を負ってしまいます。

その後、ヘリコプターに乗ってシルヴァがやってきたところで、キンケイドとMは、
宗教改革時代に作られた隠し地下道を使って遠くの教会まで逃げますが、
ボンドは、スカイフォールをガスボンベで丸ごと爆発させ、自分も教会に逃げます。

シルヴァは負傷しながらも、Mは自分の手で殺めたいと思いながら教会まで辿り着きます。
シルヴァはMに拳銃を握らせ、自分の頭も隣に並べて共に死ぬことを求めます。。。

ああ、どうするどうする、、、、、と思ったところで、ボンドがやってきてナイフを投げ
それがシルヴァの背中に命中して、シルヴァが息絶えた後、Mも力尽きてしまいます。。。。




個人的には、

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この作品の方がやっぱりインパクトが強かったのですが、今作もなかなか良い出来でした。


skyfall 3.jpg ダニエル・クレイグ様もskyfall 4.jpgマッチョムキムキだったし
走り方が、ターミネーター2の新型ターミネーターみたいで気になるのは仕方ないのですが(^_^.)
相変わらずアクションシーンは見ていてハラハラしながら清々しい気分になれます。
ロジャー・ムーアのナヨい感じとは対極かもしれないです。
(ってロジャー・ムーアも好きですが)

skyfall 2.jpg今回の悪役 シルヴァ
どうしても、ハビエル・バルデム、と思い出せずに
「バブデム?」「バビデブー?」とかついつい言ってしまう役者さんで申し訳ないのですが、
あんまり悪役に見えなかったかな。 Mに裏切られた思って復讐を誓ってここまで用意周到に計画して
Mを追い詰めていくんですが、「嫌い嫌いも好きの内」っていうか、Mのことを好き過ぎちゃったから
こんなことしてしまったのでは、、なんて思いました。
ボンドと初めて会う場面で「2匹のネズミ」について話をするのですが、その話がラストにも登場して
「ああ、ちゃんと伏線張ってるんだなあ」なんて感心しました、私。

また、この金髪がはたしてよいのかどうか。 警察官に扮してMを襲撃に行くのですが、
帽子の下から金髪が出ていて結構目立っちゃうような気がしたのは私だけ?

バルデムさんの顔が怖いのか怖くないのか、シルヴァの人間臭さを描いたせいか、
悪役としては、「カジノ・ロワイヤル」のルッシッフルを演じたマッツ・ミケルセンの方が怖いかも。

 skyfall 5.jpg で、M。
今作は、Mが主役なのかな、なんて思いました。
今作で出演が最後、ということでこういう演出だったのかな、と思いましがが、

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この作品から出たんでしたか、ジュディ・デンチ、いきなりソフィー・マルソーに捕まって
Mがなにやってんの、なんて最初の頃はあまり好意的に見られなかったMだったのですが、
ボンドに対する気持ちは作を重ねるごとに熱くて強いものを感じられるようになって
親近感が湧いていたので、今作が見納めというのも残念です。。。
次のMがいいのかどうか、、、私の中では未だにカンタス航空のCAさん事件を思い出させる
名俳優という位置づけなので、個人的には微妙です。。

 skyfall 7.jpgボンドガール
セヴリン役のベレニス・マーロウはちょっぴりしか出てこなくて、「あれ?」って感じだったのと、
イヴ役のナオミ・ハリスは、「ああ、そういうことなのね」という展開でした。
(これは見てのお楽しみかな)

この2人の露出を控え目にしたのもジュディ・デンチ引退の花道の為なのかな、なんて
個人的には思い出しました。

007といえば、世界の色々な場所でのロケが豪華で好きなのですが、
今回は、乾燥して暑いイメージのイスタンブール、ネオンきらびやかな上海、
凍てつく曇天に建つ廃墟のスコットランド、、、どれも味わい深くて楽しくみられました。

あとは、廃墟の島で登場した軍艦島。ああいう設定で使うのねぇ、、、なんて妙に感心。


あと、スコットランドに移動するときに使われたアストンマーチンDB5。
出てくるのは事前に知っていましたが、こういう使い方なんだなあ、と思いました。
シフトレバーのボタンを押すとミサイルが出てくるとか、座席が飛ぶとか、懐かしいなあ、なんて思ったり。
終盤でこの車がボッコボコにハチノスにされてしまうのですが、あれはレプリカだったのかな、なんて心配。
だって、ホンモノは物凄く高いでしょうからねぇ。。。

ショーン・コネリー時代の懐かしい武器をアストン・マーチンで思い出すだけでなく、
若いQがボンドにワルサーPPKと発信機だけ渡すところで、ボンドが??という表情をするのですが、
「ペン型の爆弾なんてアンティーク」とQが言い切る場面で、先日六本木で見た

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この中で出てきたのを思い出し「そりゃ、時代だもんねぇ」と苦笑してしまいました。(^_^.)

007が好きな中年世代でしたら(今回も中年の殿方が劇場の半分以上いた)絶対ツボにはまります。
冷戦時代を描けない現代だからこそというあらすじも私は面白いと思いましたし、

007/ゴールデンアイ〈特別編〉 [DVD]

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元諜報部員が復讐する為に敵になる、ってのはこの作品でもありましたが
復讐相手が今回はMだもんね。
というわけで、資金難やら色々と問題を乗り越えて出来上がった今作、
私は前作よりはずっと出来がよかったと思ってますので、あと2回くらいは映画館でみたいです。
007は別に、、、という方が見ても面白いか分からないのですが、
007とMの人間臭い部分を描いた作品という点ではかなり面白いと思いますので、
アクション一辺倒でない作品がいいな、と思われる方にはお勧めの「007スカイフォール」でありました。

 




アデルの主題歌も素晴らしい!!
(上は映画のシーンと共に、下は歌詞を知りたい方用ということで)

(おまけ)
ボンドファンの方が作った50周年記念、50の名場面集。


タグ:007
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香港旅行記2012~ハリウッドロード編②~ [アジアの旅(香港)]

降りる駅は間違える、おまけに道に迷いながら、ハリウッドロードを見つけてぶらぶら歩き、
半分くらい過ぎたところでランチタイムでございます。(^_^)
RIMG3168.JPG 銀杏館というお店です。
どうしてここにしたかというと、地球の歩き方先生に載っていたからなのですが、

「一見普通のレストラン。だが、ここのスタッフは全員70歳前後。
定年退職した人々に就業の機会を与えるために政府のサポートで作られた店なのだ。
長年、ホテルや有名店で働いてきた豊富な経験を持つシェフやスタッフが上質の料理を出している。」


という説明に興味を持ったので入ってみた次第でございます。

開店直後に入ったので私が口開け客。
RIMG3171.JPGコジンマリしたお店です
RIMG3169.JPGこれをよく見ますと
RIMG3174.JPG 3店舗にケータリング、
有機栽培の農園なども経営されているんですね。

で、お店の店員さんは書いてあった通り、シルバーのオジちゃんとオバちゃん。
地球の歩き方を見せて「これを見て来ました!」と言うととてもニコニコして席に案内してくれました。

RIMG3170.JPG 最初にグリッシーニが運ばれてきました
RIMG3172.JPG 塩、こしょう、オリーブオイルに醤油?
なんだろう、洋食のお店なんだけどとてもアットホームな雰囲気。

RIMG3173.JPG で、呑んじゃうもんね グラスワイン♪
銘柄不明ですが、1杯28ドル。300円くらいです。おぉ、リーズナブル。

で、ランチメニューは、パスタ、肉料理(豚、牛)、魚料理(海老)など色々あって
88ドル~158ドルまでの価格帯。

私は香港でパスタというとノビノビうどんパスタしか思い出がないので、
じゃ、パスタで、と天邪鬼に注文。サラダ、スープ、パスタ、コーヒーで88㌦。

RIMG3175.JPG 最初にサラダがテーブルに
真ん中の葉物野菜は分かりますが、右の海草とか、左のオクラ(生)、パイン(缶詰)にビックリ。
オクラ、、とてもシャキシャキしてました。(^_^.)
ま、昔昔の香港に比べたらモダンになってます。野菜が生で出てくるし。

RIMG3177.JPG スープ
ミネストローネ、、みたいなトマト味。というかケチャップ味って感じのスープ。
甘めの味が大汗かいた後にはとても美味しく感じられてワイングビグビ。

RIMG3178.JPGお代わり。

その後、パスタがテーブルに運ばれてきました。。
RIMG3179.JPGオサレな皿に盛られています。 が、
RIMG3180.JPG あれ。
黒トリュフときのこのパスタ、とメニューに書いてあったので「へぇ、トリュフねぇ」と思って注文したら、
4種類くらいの様々な形のショートパスタに、玉ねぎ、ポロネギのような長ネギ、ミニアスパラ、
しめじ、しいたけ、もう1種類キノコ、、そして黒いブツブツがトリュフなのかしらっていう趣。

想像していたスパゲッティにきのこ、と違っていたので驚きましたが味は美味。
味付はイタリアンというよりどこか中華っぽい感じもしたけれど。(笑)

RIMG3181.JPG 目が覚めるくらいの苦いコーヒーを飲んでお会計。
パスタにワイン2杯にサービス料10%がついて1600円くらい。
ワインお代わりしてこの値段なら良心的かな。
前日、長洲島で食べた食事(干しブドウ入り炒飯)と同じ値段だったらこちらの方が絶対いいなぁ。

支払を済ませて2階の洗手間をお借りして。
RIMG3182.JPG2階にも席がありました
RIMG3183.JPG 階段にはワインボトルがいっぱい
店員のオジちゃんオバちゃんは動きが少々スローですが、
香港では考えられないくらいスマイル全開で、そのお陰で私も楽しく呑んで食べられました。(^_^)

と、不思議な料理ながら楽しくランチタイムを過ごした後は、お店を出て、
RIMG3184.JPG 元来た坂道を上り(この時点ですでに滝汗)
RIMG3185.JPG 上環駅に向かって歩きましょう
RIMG3186.JPG と、再び滝汗で歩いていると、
RIMG3187.JPGブーゲンビリア 暑いもんね
RIMG3190.JPG で、レストランから5分くらいのところに
RIMG3188.JPG 文武廟 を発見。

ちょっとお参りしていきましょう。

(つづく)


タグ:香港
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