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高田の旅2012~高田世界館で「Wホワイト」編④~ [落語・お笑い]

今回で落語記事は終了します。安心して読んでください。(笑)



白酒.jpg  主任は白酒さん

白鳥さんの落語会なのに主任が白鳥さんでないというのも「らしい」と思いますが、
実は翌日の池袋演芸場出演に備えてすでに帰っていたりして、、なんて。(笑)


「白鳥さん、素晴らしい。やっつけ仕事で。
 前売りが30枚と聞いた白鳥さんが私に『稽古のつもりでね』と言ったんですけど、
 今日の前半に出たら『今日は良いお客さんだよ!』って言ってきて、
 帰りの新幹線で天狗になりますよ!」と出てくるなり白鳥さん天狗話。

色々な土地に行くときは、その土地のことを知ることが大事ですよね、
新潟だったら田中さんの悪口は言わないとか。みなさん、今さっと引きましたね。(笑)

彦いちさんも私と同じ鹿児島出身ですけど、鹿児島って勝手に戦争したり万博に出たり、
薩摩を日本やイギリスと同列に考えていたんですねぇ。。。

と、(笑)をとった後、廓(くるわ)の話になり。
風俗以外に歌や着物、化粧など流行の発信地としての役割もあったそうです。

ここから始まった噺が「お見立て」。
寿輔師匠の5年前のひとり会で聞いたネタです。


吉原でも人気のある花魁“喜瀬川”のところに使用人の喜助がやってきて
久しぶりに千葉の房州から杢兵衛お大尽がやってきたという。
金は持っているものの嫌いで顔も見たくないという喜瀬川、
「患って床に伏せている、といって帰ってもらって」と喜助に追い返すように言う。
仕方なくその通りに杢兵衛に伝えると、
「夫婦の約束を交わした仲だ、見舞いたいから部屋に連れていけ」と言い出した。
そのまま杢兵衛の言葉を喜瀬川に伝える喜助だったが、それを聞いた喜瀬川、
夫婦の約束を交わしたのは暮れにお金に困っていたから言っただけで
そんな気はサラサラないんだから「喜瀬川は死んだ」と言いなさい、
上手く追い返したらお前の好きなもの何でも御馳走するから、と喜助に命じる。

仕方なく「実は、喜瀬川は前回旦那と会ってから旦那のことを思い続けていたが、
旦那がその後全然来てくれなかったので恋患いで死んでしまった」と杢兵衛に言うと、
自分を思って死んでしまったと聞いた杢兵衛、
「ならばお墓参りにいきたいから連れて行け、墓はどこだ?」と聞き、
「は、墓は谷中です」と慌てて答える喜助。

急いで喜瀬川のところに戻って墓参りしたいと杢兵衛が言っていること
墓が谷中にあると答えてしまった、と報告する喜助に
「馬鹿だねえ、なんでそんな近くに墓あるなんて言っちまったんだよ」と怒る喜瀬川は、
「どこかの寺で適当のお墓を見繕って案内しなさい、
 大きな花束と線香の煙で墓を隠しちゃえば分からないでしょ」と喜助に杢兵衛の案内をさせる。

渋々、杢兵衛を谷中に案内する喜助。
「どこの寺だ?」と聞く杢兵衛に「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」と適当に寺を選び、
適当に墓を選んで花を生け線香のモウモウと立ち上る煙で誰の墓か見えないようにしてから
杢兵衛を案内するが、ナムアミダブツナムアミダブツと唱えながら
「喜瀬川・・・・」と悲しい表情をしながら花をよけて墓碑名を見て、「天保3年・・・」。
違うじゃねーか、という杢兵衛に、「あ、すみませんでした隣でした。。。」と案内すると
今度は戒名が「・・・・童女」。 「子供じゃねーか」と怒る杢兵衛。
「本当の喜瀬川の墓はどれだ?」と聞く杢兵衛に喜助が一言。

「へい、よろしいところをお見立てを願います」と言ってサゲ。


今まで聞いた中では寿輔師匠のお見立てが一番好きだったのですが、
白酒さんのお見立てもおかしくておかしくて。。。


松明のように束ねたお線香にむせる杢兵衛の様子に場内大爆笑、
私もお腹の底から笑いました。


やっぱり笑うのって元気が出ますね。(^_^)

高田までやってきてこんなに笑って大満足。ですが、夜の部もございます♪



(つづく)
 


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