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映画「北京原人の逆襲」を観る [映画(は行)]

【kotobukimaruさん(名指し)への挑戦状】

この作品、ご覧になったことがありますか?(笑)




他の人が記事にしなさそうな映画記事。今回もタイトルだけで借りた作品です。

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作品の内容はAmazonさんより。

 ヒマラヤの山奥に突如巨大原人が現われ、暴れ始める。
現地に向かった若き冒険家のジョニー(ダニー・リー)は、
半裸のブロンド美女サマンサ(エブリン・クラフト)と出会って恋におち、
原人とサマンサを香港に連れ帰るが…。


 




Amazonのあらすじで「ジョニー」と書いてあるのですが、字幕では「チェン・チェンフォン」、
「サマンサ」も「アウェイ」となっていました。
英語っぽい名前を字幕では中国語っぽくしているのかもしれませんね。

てな訳で、ここから先の記事は「チェン・チェンフォン」「アウェイ」の名前で書かせていただきます。




 


一番の感想は、

これ、キングコング?

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って、元祖は未見ですが。。。



いやあ、もうくだらなさすぎです。(笑)

北京原人がヒマラヤの村を襲った、というニュースに、
探検家のチェン・チェンフォンが現地まで北京原人を探しに行くんですが、
その出で立ちとか見た目が全然探検家には見えないチャラ男系で笑えます。
(制作されたのは1977年なので当時の雰囲気だと普通なのかもしれませんが
 ド派手で長髪の川口浩にも見えたかなー)

おまけに、ヒマラヤの山奥に向かっている途中、
象の集団がやってきたり、その次は虎に襲われたり(足を食われてしまう人も発生)、
底なし沼に仲間が呑みこまれたり、崖から転落したり、、と災難てんこ盛りで、
(よくここまで災難が短時間で降りかかるよね、と感心するレベル)
残った数人で探そうとするんだけど、チョンフォン除いてみんな撤退しちゃいます。


(虎に襲われちゃったりしている場面)↓

で、一人ぽっちになったチェン・チェンフォンが遭遇した北京原人に襲われそうになると、
アーアアー!みたいな感じで金髪のオネエチャンがターザンばりに木の蔦で
飛びまくり(このオネエチャンがアウェイ)チェンフォンを助けます。

で、男と女が2人きり、となれば、いい仲になっていくわけです。(笑)

アウェイ(ナゼか中国語を話している)は、親が操縦する飛行機が墜落し、
自分だけが生き残り、そんな自分を育ててくれたのが北京原人だとチェンフォンに話します。
アウェイは森の動物たちとも仲良しで、

(アウェイが豹と戯れているシーン)
1'40''あたりからご覧くださいませ。

で、このまま森で幸せに暮らしましたとさ、ってわけにもいかず、
チェンフォンは北京原人を香港に連れて帰ります。


となると、チェンフォンを置いてとっとと撤退してしまった人たちも
「北京原人で一儲け」と、「金のニオイ」に敏感になってチェンフォンに協力するのですが、
早く連れて帰って北京原人を見せて儲けようと思うあまり、貨物船に縛り付け、
天候の悪い中無理矢理航行して座礁しそうになり、それを北京原人に助けられます。

と北京原人に世話になったにも関わらず北京原人を鎖でつなぎ、見世物扱いし、
そんな扱いにアウェイは思わず「こんなはずじゃなかった」と涙。。。

そして、アウェイはチェンフォンの仲間に犯されそうになって、、、
という場面を目にした北京原人がアウェイを助け、
アウェイに酷いことをしようとした奴を許さん、と香港中を暴れて破壊していきます。。

ま、このあたりが邦題の「逆襲」なのかもしれませんが、
原題は“Mighty Peking Man(強大な北京人?)”なので逆襲とかついてないし。


で、北京原人が暴れたところに登場したのがイギリス軍。
(中国に返還される前の話だったのでイギリス軍が出てきちゃうんですね。
 でもイギリス軍のお偉いさんたちが中国語喋っているのが違和感たっぷりで面白いです)

そして、ビルに登った北京原人は結局殺されてしまいます。(おしまい)





キングコングと同じ1977年、円谷プロから特撮スタッフを招へいして作られた香港映画で
1978年日本でも公開されたとか。
とはいえ、私はその頃小学生で全然映画の存在を知りませんでした。(^_^.)

この映画、クエンティン・タランティーノも大好きで、
1999年に自分のビデオレーベルから発売したんだって。

今から30年以上も昔に作られた作品というだけあって、
特撮といってもどこかホノボノとした手作り感が微笑ましい映画でした。

良くも悪くも突っ込みどころ満載な感じですし。(^_^.)

上に貼ったYoutubeでもひときわ目を引くのはアウェイ役のエブリン・クラフトでしょう。
スウェーデンの女優さんらしいのですが、
見えそうで見えない絶妙なスレスレ感たっぷりのブラジャーが
30年前の血気盛んな若い殿方のムラムラ感をそそったと思います。(笑)

というわけで、キングコングみたいだったものの、
私自身はなかなか楽しめた「北京原人の逆襲」でありました。


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