映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」を観る [映画(さ行)]
酷い邦題だな、と思いつつ、出演している俳優陣が結構豪華なので借りた作品。
(昨日テレビでも放送していましたね。って私は見てないんですが。(^_^.))
あらすじはamazonさんより。
電話が来ない → 忙しいのよ
結婚しない → 愛があれば関係ないわ
浮気してる → 正直に打ち明けてくれたの
いいえ、彼はあなたに気がないだけ
同じ会社に勤めるジジ、ジャニーン、ベスの3人は、プライベートも相談し合う仲。
何度失恋しても前向きなジジは、今度はジャニーンが紹介した男に一目惚れするが、
初デートのあとに連絡はナシ。ジジは彼の友人に、女のカン違いが敗因だと指摘される。
男の行動を都合よく解釈していたというジジの反省に、ベスも共感。
同居7年目の恋人といつか結婚できると信じてきたが、例外は滅多にないと気づき、
別れを宣言する。
幸せな結婚生活を送っていたはずのジャニーンも、夫の浮気が発覚。
勇気を出して、男のホンネに向き合った彼女たちに、見えてきた本当の幸せへの道。
それぞれが選んだ、最高のパートナーとは──?
原題は、「He's Just Not That into You」。
彼は君にそれほど夢中じゃないって意味で、本当に邦題はヒドイですね。(ーー;)
男と女の脳の違いみたいなもんを描いた作品って感じです。
ジャニーン(ジェニファー・コネリー)の夫ベン(ブラッドリー・クーパー)も
すれ違いが多い中、スーパーで知り合ったアンナ(スカーレット・ヨハンソン)と浮気。
同居して7年経つものの結婚したくないニール(ベン・アフレック)と
結婚して子供がほしいと思うベス(ジェニファー・アニストン)。
男に振られてもまだ脈があると思い込んでしまうジジ(ジニファー・グッドウィン)。
奥手で出会い系サイトで出会いを探そうとするメアリー(ドリュー・バリモア)。
これらの登場人物が職場の同僚だったり友人同士だったりで絡み合いながら、
バーテンダーのアレックス(ジャスティン・ロング)も出てきて最後の最後には
映画らしく(笑)まとまる話はまとまって終わる話でした。
大所の俳優さんが山盛りの中、
主軸は男の気持ちが読めないジジの恋愛模様、だと思いますが
観ていてとても痛い気持ちになったのは私も同じような経験あって妙に共感したから。(笑)
ま、四十路を過ぎた今も似てるところはあると思いましたがー。
女と男の感覚とか考え方の違いっていうか、
男は断りたくて(好きじゃないから)言う言葉をジジは逆に好意的に受け取ってしまう、
こういうのって私も経験ございますもん。
ただ、こういう女ってのは、見ていてイラットするもんで(V)o¥o(V)
自分にも思い当たるフシがあるのにこういう女を見ていてイラットするっていうのは、
私も痛くてイラットされる女なんだろうな。。。なんて暫し反省。(ーー;)
結婚したい女に結婚したくない男、についても、
独身だったら自由に過ごせる時間があるから、結婚したら自分の時間がなくなるから
結婚したくない、って感じの男の身勝手さが滲んでいましたねぇ。。。
「揺るがない愛情があるのに結婚するのはおかしい。不安があるから結婚するんだ。」と
男(ベン・アフレック)は言うのですが、色々考えはあろうかと思いますが、
一方的な感じがしなくもなかったような。。。
女から観たら男って調子いいんですよね。まあ、全部が全部じゃないと思いますが。
「君のことが好き」って言うならちゃんと考えろよ、って女は思うんですが、
「君は僕にはもったない」とか「君と結婚する男が羨ましい」とか言う男って
実は結婚したくないと思ってるんだ、ああ分かる分かるよ!!なーんて気分でずっと鑑賞。
なんかねぇ、思い当たるフシがあったもんで、
こういう男、いっぱいいるじゃん、分かるぜまじ、って感じで、
観ながらちょくちょくコーフンしちゃいましたよ、わたし。(笑)
この映画、カップルで観るとあまり気分のいいものではないと思います。
男同士、女同士でわいわいみるのがよさそうな。(^_^.)
一番観ていて応援したくなったのはドリュー・バリモア演じるメアリーで、
奥手でネットで恋人探しをするもののうまくいかず、職場仲間のゲイ達に励まされながら
(時には手厳しいことを言われたり)
結局はネットでないところで出会った人とうまくいく、という展開にほっとしました。
あとは、全然話のあらすじと関係ないんですが、
ジェニファー・コネリー、、大人になったなあ、と思いました。
でも、眉毛が立派なゲジゲジで吃驚しました。(@_@)
これだけ豪華な俳優陣が登場していますが、物凄く面白い話ってこともありません。
(殿方はセクシーなスカーレット・ヨハンソン必見ですが!)
同じようなタイプの映画だったら、
私はこちらの作品の方がずっと好き。(^_^.)
ただ、最後の最後、エンドロールで登場人物たちのその後が流れるのですが、
その時のナレーションで、結局はハッピーエンドになったジジが
「幸せは“自分”にある。
自分の足で1歩踏み出すことに
輝ける未来の可能性に向かって 幸せな結末はきっと前に進むこと」
というところで、そうなんだよね、そうだってわかってるんだけど現実はねぇ。。。
なんて気持ちになりつつ、自分で動かないとダメね、なんて自分に言い聞かせました。
「ありえねー!」と画面に突っ込みを入れることも少なく、
こういう話でここまで有名どころを出すのはモッタイナイかな、なんて思いながら、
共感するところも結構あって妙に納得しながら見ることができた
「そんな彼なら捨てちゃえば?」でありました。
それにしても邦題がヒドイ。(笑)