SSブログ

馬るこさん「東北落語ボランティア出前ツアー報告会」① [落語・お笑い]

予定であれば、昨日帰ってきているので、今日はふらふら会社に行ってるはずです、私。
今日、木曜日だし、明日も会社なんだよねー。。。 ちっ。 (-.-)



 

震災から1年経ったときにちょこっと書いた話ですが、
先日やっと落語会に参加できた鈴々舎馬るこさんの
東北の仮設住宅を中心に落語会を開催するツアー(ボランティア活動)に
少額ながら寄付をしたところ(レディフォーというクラウドファンディングで)
その報告会&馬るこさん落語会のご案内を頂戴し、参加しました。

場所は北青山。

人生でも両手で足りるくらいしか行ったことのない都会にビビりながら
表参道駅からキョロキョロと目印のみずほ銀行を探し、見つけてからは意外とあっさり到着。

18:30~スタートだったので18:20ちょい前くらいに到着すると、会場設営中。
会場の隅っこに馬るこさんがいらしたので間違っていないのは確認できたのですが、
馬るこ.jpg この方が鈴々舎馬るこさん
皆さんなんだかお忙しそうで声をかけづらく。。。

「あ、あの~。。。。。」 と声をかけてみたら、
「あ、どうぞお好きなところにお掛け下さい」と主催者の根本さんが仰るので着席。。。。

その後、ぱらぱらと参加者が集まり(全部で14人)18時半にスタートしました。



第一部は、今回のボランティアツアーを計画した根本さんからご挨拶と報告会。

最初に、今回のツアーの数字を並べて画面に表示されていました。

       0.2 μSv/h  

         3 sponsors   

         5 days

         8 cities

        12 places

       336 people

      1467 km

    621,000 yen


0.2μSv/hは、ツアー中に計測した放射線数値(平均だったかな)で決して高くなかったこと、

スポンサーは、30社くらいホームページから問い合わせをしたところ
無回答だったり個別対応はしていませんというお断りが殆どで、
唯一活動趣旨に賛同してくれたのがカルビーさん1社、
500人分くらい、とお願いしたら1000人分、お菓子を提供してくださったそうです。
他にもスタッフの移動や食事を提供してくれたアーツテックさん
印刷物をすべて無料で提供してくれたピクトさん、この3社が活動趣旨に賛同してくれました。

活動日数は5日、8市町村の12か所をまわり、合計336人の方が落語を聞きにきてくれました。
移動距離は1467㌔、集まった寄付金額は621000円、これが活動に関する数字。




この後、実際の活動の様子が写真とともにスライドショーで映し出されました。


福島(三春町2箇所--葛尾村から放射能で避難している村民が暮らす仮設住宅)、
宮城(岩沼市、山元町2箇所、女川町、石巻市、登米市、気仙沼市2箇所)、
岩手(大船渡市2箇所)、3県の12か所を5日間で回った様子が映し出されましたが、
今回の活動を申し出ても、どこもが歓迎、ということはなく、
申し出が多い地区では「結構です」なんて感じの反応だったそうです。

多分、これが笑点に出ているような落語家だと「是非!」なんて反応かも。(^_^.)
笑点以外の噺家さんのほうがよっぽど多いのですが、
世間一般のイメージだと、落語=笑点、なんでしょうし。。。


宿泊したのは、仮設住宅の集会所(馬るこさんやボランティアの方々が雑魚寝)とか、
リゾート、と名がつくものの大学の体育系の合宿所のようなところとか、
そういうところを4日間泊まりながら、車で移動して会場をまわったそうです。

仮設住宅の集会所はかなり家から会場まで至近なので集客がよいものの、
体育館(女川町総合体育館や気仙沼市の燦さん館とか)などの広い会場だと
声をかけても足が必要でなかなか集まらず、
400人も入る会場で17人、なんてこともあったそうです。

一方で、その400人入る会場に仮設住宅の自治会長さんに「うちでもやってください」と
お願いされ、そのまま向かって追加で開催してみたら、
仮設住宅の部屋の一室(8畳一間)が会場で、そこに24人集まった、なんてエピソードも。。


移動中の風景も写真で紹介してもらったのですが、
未だにがれきの山(悪臭がすごいそうです)や、津波で2階のガラスまで割れたまま
撤去解体されないままのビルなど、一年経ってもまだまだ手つかずのところが多い話や、
岩手県大船渡市の崎浜部落では、津波が手前の小島に当たって跳ね返っていたので
波が町を襲うことなく水位がみるみる上がっていって水没していった話、
宮城県岩沼市では、高速道路が防波堤になって、高速道路から山側は被害がなかったものの
3日間停電していた為まったく情報が入らず、津波がきたことも知らなかった人がいた話など
(乗ったタクシーの運転手さんから聞いた話だそうです)
テレビの映像だけで知っていた自分の情報の偏りぶりを実感しました。。。


こういう中、落語会で話しまくった馬るこさんからは、
「師匠(馬風さん)から『東北の人はスケベだから』と言われていたので下ネタを混ぜて話したら
 とにかく笑ってもらってよかった」というコメントがありました。

ただ、下ネタたっぷりの噺だったので、せっかく撮影した映像も放送できない、とか。(笑)

スカパーやドコモ(スマホのコンテンツ)から映像を使いたいという申し出が来ているそうですが、
下ネタばっかりじゃ、使える映像が少ないのではないかしら、なんて思ったり。。。(^_^.)


という感じで、写真を観ながらツアーの報告を受けた後は、
馬るこさんの落語です♪

(つづく)



 


タグ:馬るこ
nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い