映画「死霊の盆踊り」を観る [映画(さ行)]
本日は、「多分、他の人が記事にしなさそう」な映画記事です。
どの記事か覚えていないのですが、ブログを始めてまだあまり月日が経っていない頃、
きくぞうさんから教えてもらった映画です。
内容はamazonさんより。
エド・ウッドが脚本を手掛けたくだらなさ全開のホラーコメディ。
ホラー小説家・ボブは婚約者のシャーリーと共に、小説のアイデアを求めて雨の墓地に向かうが、
交通事故に遭ってしまう。そんな彼らの前に暗黒の女王が現れ、死者たちが次々と踊り始める。
もう、、、、、、
ゆるさ大爆発!
超くっだらねー!
良い子には
絶対オススメしません!
「ピンク・フラミンゴ」は良い子は絶対観ちゃいけない映画ですが、
これは、見ても吐きたくならないので、見たい人にはどうぞ的な映画です。
驚いたことに日本語版のwikipediaにも載ってます。
(死霊の盆踊り)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E9%9C%8A%E3%81%AE%E7%9B%86%E8%B8%8A%E3%82%8A
読んで思わず納得しながら笑ってしまいました。
他にも、
中島らもが↑の作品の中で、死霊の盆踊りについて語っています。。
(褒めてるんだかけなしているんだか、、、って感じの語り口)
ストーリーはあるけど無いも同然です。
ホラー作家が迷い込んだ墓地で繰り広げられる死霊の学芸会です。
タイトルの「盆踊り」の方が面白いっていうか、この邦題つけた人はすごい。(笑)
(原題はORGY Of THE DEAD、死者達の乱痴気騒ぎ)
小太りな金髪のドラキュラ伯爵みたいなオジサン(牙無し)と
妖怪ベラみたいなオネエサンが出てきて、その前でオネエチャン達が裸で踊るんですが、
(あとはキグルミみたいなミイラ男と狼男なども中途半端に登場します)
インディアン風(ビキニパンツに靴履いてた)、やたらとケバイ娼婦風、
踊った後金の釜につっこまれてゴールドフィンガー状態にさせられるオネエサン、
胸とお尻のところだけ布のない猫だか豹柄のキグルミで踊るオネエサン、
鞭で打たれた後踊る奴隷風、、、、フラメンコ衣装なんだけど踊りは全然フラメンコじゃない、
中途半端に黒髪の南国風(この人はやたらと長くプルンプルン踊ってた)、
花嫁(なぜかぎこちないゴーゴーダンス、この人も無駄に長かった)、
死んでも尚ゾンビ(意味不明)な女、ショーダンサー風(長時間踊ってた)、
もう見ていて笑うしかないような場面が続きます。
ふりつけとかなくて、各々の出演者に任されていたんでしょうね、きっと。
オネエチャンが代わる度に音楽も変わるんですが、どれもがゆるさ爆発。(^_^.)
あとは、ドラキュラみたいな伯爵(夜の帝王らしい)がwikipediaに書いてある通り
セリフを言うとき目線がものすごい変なところを泳いでいるのが見どころです。
セリフを覚えてこないのでカンペ読んでたそうですが、バレバレ。(笑)
で、ゆるい音楽の中、いつまでオネエチャンがへったくそに踊り続けるかと思ったら
妖怪ベラみたいなオネエサンが脱がないでクネクネ踊った後、
捕えた作家の妻を脱がしちゃえ、って思ったところで急に太陽が出てきて、
(それが朝じゃなくていきなり昼になってしまったような展開)
ベラも夜の帝王もミイラも狼男も骸骨になってしまい、作家夫婦は救出されました、
めでたしめでたし、、、みたいなあらすじでした。
ベラが早く作家の妻を殺そうとしているのに、
夜の帝王がエロくて「もっと(死霊の)踊りが見たい」とごねて踊りを見続けていたので
気づけば朝になっていた、、、というお粗末なオチです。(笑)
1965年公開なので、私が生まれる前(ほんと)の作品ですが、それにしても酷い。(笑)
あまりに酷すぎて、最初早送りで見ていたのをやめて、ふつうにみてしまいました。(爆)
当時はこれでもエロかったんでしょうかね、成人映画で日本で公開されたそうですが
やらしさよりも面白さばかりが目立つ映画でした。
wikipediaにもありましたが、本当に「Z級」です。
観たい人を止めませんが、私は一度で十分、くだらなさでもうお腹いっぱい。
二度と見ることはございません。(笑)
という「死霊の盆踊り」でありました。 きくぞうさん、紹介してくれてありがとう!!