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映画「昼間から呑む」を観る [映画(は行)]

現在、私は予定通りであれば、日本から遠いところにまだおります。
そんでもって多分ぐびぐびしているはず。(笑)
来週半ばには帰ってくる予定でございます。。。

で、NY旅行記も大分中だるみになってきたので、
気分転換で映画記事を今日と明日、2つアップします。


 

タイトルだけ観て(笑)借りました。

昼間から呑む [DVD]

昼間から呑む [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

 

あらすじはAmazonさんより。

彼女にフラれ、傷心のヒョクチンを慰める飲み会。
酒が進むほどに場は盛り上がり、明日、皆で旅に出ようということになる。
しかし翌日、待ち合わせ場所にやってきたのはヒョクチン一人だけ。
途方に暮れるヒョクチンだったが、後から合流するという友人の言葉を信じ、
一人目的地へと向かう。
しかし、宿の主人は友人の知り合いのはずなのにものすごく感じが悪い。
納得いかない気持ちのまま部屋で一人酒を呑み、翌朝ほうほうの態で宿を後にする。
停留所でバスを待っていると、昨日の宿で隣室に宿泊していた若い女性がやってきて、
タバコをねだったかと思うと突然「お酒をおごって」と、誘惑に満ちたポーズ。
ヒョクチンの心は大いに揺れ始める・・・。




 


韓国映画といっても、韓流みたいな派手さは全くないまま話が進んでいきますが、
低予算映画らしい素朴なつくりがツボにはまりました。




恋人ジヘに振られたヒョクチンを慰める男友達3人。
高校卒業以来みんなで旅行もしてないからヒョクチンを慰める旅行をしよう、と、
乗り気でないヒョクチンを友人たちが説得し、
翌日(ヒョクチンの友人)ギソンの先輩が営むペンションがある町(チョンソン)で集合!


と約束した翌日。



チョンソンのバスターミナルにいたのはヒョクチンたった一人。 
仕方なく、近くの食堂でジャガイモ蕎麦を食べながらギソンに電話すると
3人ともギソンの部屋で酔いつぶれていた。。。。


頭にきて食堂で焼酎を昼間から呑み始めるヒョクチン。(気持ちはよく分かります(笑))


閑散とした町の空気に耐えられずソウルに帰ろうとするヒョクチンに、ギソンから電話。 
明後日頃にはペンションにいけるから待ってて、というギソンを断れず、
ヒョクチンはペンションに電話し、歩いていきますと歩き始めると道はどんどん山奥へ。

何時間もかけて歩いてやっとたどり着いたペンション、、、なのに、
ギソンの先輩と思しき人はとても冷たくて鍵を渡すだけヒョクチンを無視。
 
ギソンが食事をご馳走してくれる、と言っていた先輩にそんな気配がないので、
近くの店でラーメンと酒を仕入れて部屋で晩酌するヒョクチン。

携帯は「圏外」だし。(ーー;)

途中、外に出てタバコを吸っていると、隣の部屋の宿泊者が綺麗な女性と知り、
友人達と一緒に呑むために持参したワインを部屋に差し入れようとしたら、
部屋の中には男がいた。(ヒョクチン、バカ(笑))

そのまま寝て次の日。 

一日数本しかバスがないと知ったヒョクチンはバス停に向かうが、
そこには隣の部屋の女が何故か一人で座っていて。

おまけにウィスキーを買ってくれとヒョクチンにせがみ、買って一緒に呑んでバスを逃し、、
と、女の恋人が車でやってきて女は乗って去ってしまいヒョクチン一人。。。
来るはずのバスは来ず、、再びペンションで2泊目の夜。。。。

そして3日目。

やっとチョンソンのバスターミナルにたどり着き、
ソウルに戻る前に海(カンナン)に行こうとバスを待っていると、
そこにやってきたのが化粧っ気のない中年(ぶす)女。
ドラマで使われたバス待合室でドラマと同じようなポーズをとる中年女の写真を撮らされ、
おまけに海に行くバスでは隣同士。 
言い寄られるものの断って(小声で「クソ野郎」となじられるヒョクチン)何とか海にたどり着くと、
(寒い冬の海辺でカップ麺をすすり焼酎を呑むヒョクチンの姿が切ない。。。)
昨日ウィスキーを買ってやった女、とその彼氏と海辺でばったり再会。
一緒に焼酎を飲んでいたら盛り上がり、、そのまま食事、カラオケ、、
男の部屋まで連れていかれ、、ビタミン剤と言われて錠剤をのんだヒョクチン。


(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜ ブルブル(*_*)サムイ



ヒョクチョン、身の回りのものを盗られ、ズボンまで脱がされた状態で山道に捨てられ
あまりの寒さで目が覚めて。。。



寒さに震えながらヒッチハイクするものの、下半身がパンツだけでは車が止まるわけもなく、
やっと止ったと思ったら、昨日バスで隣に座っていた中年(ぶす)女。


モチロン乗せてもらえる訳もなく、途方にくれたヒョクチン、
通りがかった軽トラの前に立ちはだかり無理やり乗せてもらうと、
話を聞いた男はヒョクチンに酒と食事を御馳走するが、一つの布団で寝るはめに。。。
シャワーを浴びていると一緒に入ってきて背中を流されただけでなく、
寝ぼけた男に後ろから抱きすくめられるヒョクチン。。
(男は単なる親切な人ですが、親切で背中を流したり、寝ぼけた時に抱きしめちゃったり、で、この男がホモだとヒョクチンは勘違いします)
身の危険を感じて外の公衆電話で友人のギソンに電話、
変態野郎に襲われそうになったと訴えると、男がそれを横に立って聞いていた。。(怖)
(この男が、プロレスラーの高山善廣にそっくりで笑ってしまった私)

怒った男は車で去っていき(でも優しいのでヒョクチンに渡したバス代は取り返さなかった)
たまたま道端のごみ箱から空になった自分の財布を見つけたヒョクチンは
ギソンに迎えにきてもらい先輩のペンションへ。
 
あれ??? 自分が泊まったペンションと違う。。 

ヒョクチンが最初に泊ったペンションは先輩のペンション、、ではなかったことがここでやっと判明、
ギソンの先輩はとても優しくてヒョクチンに御馳走を用意し、酒を勧め、やっと落ち着くヒョクチン。

そこに現れた中年(ぶす)女。(←親切な先輩の従姉だという事実)
仕方なく中年女も一緒に呑んだり、ギソンと魚を釣ったり、
ギソンの結婚話を勘違いして勝手に怒ったり、、、で、翌々日。。。


ギソンにバスターミナルまで送ってもらい、ソウル行きのチケットを買い、
バス待合室で待っているとそこに現れたのが美人の女性。
中年女と同じように、写真を撮ってほしいと頼まれ喜んで写真を撮るヒョクチンに、
「カンナンに行くんです」と微笑む女性。。 ヒョクチン、、どうするどうする???

 




(映画の公式サイト)→ http://www.cinemart.co.jp/hirumakara/


いやあ、ホントに面白い映画でした。

1000万ウォンという超低予算でここまで作れるなんて凄いな、と思いましたが、
主人公のヒョクチン(ソン・サムドン)が、真面目なんだけど酒と女に弱いというか
煩悩まみれ、、で痛い目に遭うのが見ていて面白くて面白くて。。。。

公式サイトで、
中年(ぶす)女(イ・ラニ)と、(高山似の)軽トラ運ちゃん(シン・ウンソブ)、が夫婦と知り
更に吃驚したのですが、この2人も脇役なのに物凄いインパクトでした。

酒で痛い目、、、私は、山道に捨てられたり、ってことはさすがにありませんが、
転んだり流血したり歯を折ったり、、なんて経験はございますんで、
主人公のヒョクチンが他人に思えないっていうか、感情移入できましたが、
下戸の人が見たらどう思う映画なのか、、なんてことも気になりました。。。


予算たっぷりの過剰演出ハリウッド映画とは対極にあるというか、
大した盛り上がりも大事件も起きない、珍事山盛り的なつくりなので、
うそ臭さも感じない、実際にこんな話ありそうだもんね、なんて感じで
見ることができました。


お酒を呑む場面が沢山でてきますが、
ヒョクチンが楽しそうに呑んでいる場面はないっていうのも面白いです。
待ち合わせに誰もこなくてイラついて呑んじゃう、とか、
呑みたくないから断りたいけど断れないから呑んじゃう、とか、
女に勧められたからついつい呑んじゃう、とか。
あとは、ギソンの先輩の酒癖の悪さ(人に絡みまくる)などなど、
見ていて身につまされる酒場面が多かったような気がします。(笑)


派手な映画がお好みの方にはオススメしませんが、
休みの日にお酒を呑みながらゴロゴロみるにはピッタリの映画で、
酒飲みの方には是非見てもらいたい「昼間から呑む」でありました。

 

明日も映画記事~♪

 


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