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映画「ギャラクシー・クエスト」を観る [映画(か行)]

以前観て「クッダラナイなー」と大笑いした作品ですが、
久しぶりにまた見たくなって借りました。

ギャラクシー★クエスト [DVD]

ギャラクシー★クエスト [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

内容はamazonさんより。

放送打ち切りから20年を経た今も熱狂的なファンを持つSF番組「ギャラクシー・クエスト」。
今日もある都市で、ファン集会が開かれていた。
が、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、
“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。
最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、
番組そのままの宇宙船も用意していた……。






久しぶりの鑑賞ですが、笑いのツボにはまりっぱなしでした。(^_^)



かつての人気テレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」、
放送打ち切り後20年くらい経ち(子役の黒人少年がすっかり大人になっている)
出演者たちは各地で行われるサイン会の収入で生活しているような状態で、
おなじみのセリフ(“Never Give Up, Never Surrender!”)を繰り返し、
ドラマの熱狂的ファンを喜ばせているものの、皆、仕事には飽き飽きしています。


そんなある日、サイン会にやってきた4人。(歩き方がとてもぎこちない)
ドラマの主人公ジェイソン(ティム・アレン)は、クラトゥウ星雲からやってきた
サーミアンと名乗る彼らを熱狂的ファンと勘違い、更にプロモータかと勘違いして
彼らのリムジンに乗ったら、気づけばそこは宇宙船の中。
宇宙船が本物だと気づかないジェイソンは、ドラマで言っていたセリフの通りに
敵を攻撃せよと指示してしまいます。


宇宙船に乗っていた為、家電量販店のオープニングセレモニー(いわゆる営業)に
遅刻したジェイソンを責める他の出演者達。
ジェイソンが宇宙船の説明をするものの信じて貰えず、
再び現れたサーミアン達と一緒に出演者全員で(営業だと勘違いして)宇宙船に乗り込むと、

 
「我々の社会は荒廃を極め、目的意識と価値観を喪失しましたが
 あなた方を手本に立ち直りました。あなた方の勇気とチームワークに感謝します。
 すべてはあなた方のおかげです。」


ドラマを現実と勘違いしているサーミアン達に言われて出演者達は困惑。。


ドラマ「ギャラクシー・クエスト」を自星の電波で受信して
架空の話ではなくドキュメンタリーだと勘違いし、ドラマに登場する宇宙船プロテクター号を
完全に再現していたサーミアン達は、彼らを攻撃する宇宙人サリスとの戦いを終結させたい、
とジェイソン達に相談します。


あれはドラマだから違うの、、などとは、とても言える雰囲気でない中、
サーミアン達に請われて宇宙船を操作する羽目になったジェイソン達。
ドラマで演じていた通りにやろうとしますが、上手く舵取り出来ず、
ガリガリ船体をこすりながら何とか出発します。。


映像で観たとおりに作りました、とサーミアン人に出された食事は
とても食べられる代物ではなく(超グロテスク)、
サーミアン達に(ドラマに登場する)「オメガ13」について質問されても
モチロンドラマなのでそんな質問にも答えられない出演者達。
と、悪者宇宙人サリスが「オメガ13」を自分たちに渡せ、と言ってくるのですが
ジェイソンだってそれが何か分からないので答えられないでいると、
宇宙船が攻撃を受け、宇宙機雷原にはまり船が大きく損傷してしまいます。


宇宙船を修理するのに必要なのが「ベリリウム球」とサーミアン達に言われた出演者達、
小型の宇宙船に乗ってある星に降り立ちます。
小さくて可愛い子供のような宇宙人、、かと思って近づこうとしたら途端に獰猛に変身し、
弱腰になる出演者達をジェイソンはドラマの艦長の気分でリーダーシップを発揮しようと、
ベリリウム球(巨大)を玉転がしの要領で転がして宇宙船に載せようと皆に提案し、
宇宙人を除けながら(運動会の玉ころがしそのもので(笑))ベリリウム球を転がして
宇宙船に載せたものの、自分が宇宙船に乗れないままドア閉まり宇宙船出発。(笑)

星に残されたジェイソン、豚みたいなトカゲや巨大岩人間(ゴリナック)と戦いながら
他の仲間たちがサーミアン達とこれまで一度もまともに作動したことのない転送装置で
なんとか宇宙船に戻ったところで、悪役宇宙人サリスも宇宙船に乗ってきてしまいます。
サーミアンの一人マセザーを拷問しながらオメガ13を手渡すように要求するサリスに
ジェイソンは自分の正体を明かし、オメガ13の正体を知らないと正直に言ってしまいます。
それを聞いてショックを受けたのがサーミアンのマセザー。

激怒したサリスはジェイソン達を宇宙船から追い出し、船の酸素を抜いて爆破しようとしますが
出演者達はここで自分たちが頑張らないと、とドラマの内容を参考に手分けして
宇宙船とサーミアン達を救おうとします。


ジェイソンと女性隊員のグエン(シガニー・ウィーバー)は、
ファンの集いにやってきていた熱狂的ファンのオタク少年(ブランドン)が
ジェイソンがサーミアンからもらったホンモノ交信器を取り違えて持ち帰っていたのを思い出し
ブランドンに交信し、宇宙船の構造を聞きながら機関室を目指して移動します。
(迷路のような、しかも罠だらけの構造に、シナリオライターは死ね!なんてと怒ります)


巨大岩人間ゴリナックを転送装置で悪役サリスのところに送るフレッド(トニー・シャルーブ)、
サリスを宇宙船の外に追い出してめでたし、、と思っていたら、
サーミアンの一人クエレックがサリスに撃たれて倒れてしまいます。。。
出演者の一人でトカゲ頭のドクターラザラス(アラン・リックマン)を尊敬するというクエレックが
息絶える前に決め台詞を言ってほしいと頼まれるラザラス。
あんなセリフ、二度と言いたくないと思っていたラザラスもクエレックの熱意に心を打たれ
「トカゲヘッドと父の名にかけて必ず復讐を果たす!」と誓います。(なんちゅーセリフ(笑))


オタク少年ブランドンのお陰で何とかオメガ13のところまで辿り着いたジェイソンとグエン、
作動を止めようと思って青いボタンを押しても止まりません。
ブランドンに聞こうとすると、親に命じられたゴミ出し中で交信できず、、、
ああ、このままではもうダメだ、、、と思っていたら、
カウンターの秒数が残り1秒、というところで急に作動が止まるオメガ13.
(この後のグエンは、いつの間にかユニフォームが裂けて胸の谷間が丸見え(笑))


サーミアンがサリスを、出演者たちでサリスの宇宙船を攻撃しようとして
放映当時少年だった出演者のトミーがドラマを思い出しながら宇宙船を操縦し、
機雷原をすりぬけ、宇宙船にくっついてきた機雷をぶつけてサリスの宇宙船を爆破します。


そこにやってきたのがフレッド、、、に変身していた悪者サリス。
サリスは銃を撃ちまくり、みんな倒れてしまいますが、
サーミアンのリーダー、マセザーがオメガ13を起動させると、13秒だけ時間が逆戻り。
(オメガ13って時間を13秒戻す、、、という装置だったというのがここでやっと判明します)
オメガ13のお陰でサリスが銃を撃つ前に戻ったところでサリスを攻撃します。。。


ジェイソンたちをホンモノだと信じたサーミアン達は宇宙船に残ってほしいと懇願しますが、
マセザーこそがサーミアンの指導者だから、と言ってサーミアン達に別れを告げ、
地球に帰ります。(フレッドと恋仲になったサーミアンの女性ラリアリもついてきてしまいます)
ジェイソンはブランドンに連絡し減速できない宇宙船の方向を変える為に
花火を上げるように指示し、ファンの集いの会場に衝撃を受けながら着陸します。。。
そこから降りてきた出演者達。(とサーミアン女性のラリエリも。)


熱狂的なファン達は、ファンの集いの演出だと大喜び。
と、そこに一緒に降りてきたのがサリス。(まだ生きていたのかと見ていてビックリ)
ジェイソンはドラマのポーズを決めながら(ホンモノの)銃をサリスに撃つと、
サリスは消滅。。それを観て喜ぶオタクファン達。。。。場内大拍手。。。。
これでドラマ人気が再燃し、映画化が決まってめでたしめでたし。。。






いやあ、細かく書きすぎちゃったけど、本当に面白い映画でした。


見ている途中でいろんなことが起きるのですが、それが伏線となってうまく絡んでいくのって
脚本がうまくできている、ということなんでしょうかね。
全編通して飽きずに観ることができました。
スタートレックの熱狂的ファンをモデルに作った映画だと知ったのですが、
世代的に若干ずれていたせいか、スタートレックって一度も観たことのない私としては
(スポックの髪形だけは面白いので知っていた程度で。。。)
アメリカらしい話だなあ、なんて妙に感心してしまいました。


過去の栄光で食ってる出演者、と、それをホンモノだと信じる宇宙人サーミアン。
架空のことだと知らされてサーミアンが全員悲しげな声を上げるシーンがあるのですが、
宇宙人が悲しむって、、、笑うより、私までなんだかしんみりした気分になってしまいました。
それがきっかけでドラマだけでなく本当に立ち上がらなければと思った出演者達の真剣な姿、
最後には勧善懲悪でめでたしめでたし、だったので、観ていてスッキリします。


出演者の中で特にツボにはまったのは、トカゲ頭のドクターラザラスを演じるアラン・リックマン。
かつてはシェイクスピア俳優だったのがドラマに出るようになり、しかもその後はぱっとせず、
実際にもそんな俳優さん、いそうだし、なんて思いながら見ていました。
また、シガニー・ウィーバーもわがままなオバサン女優なのですが、終盤から見せっぱなしの
胸の谷間に笑いつつ、楽しそうに演じているみたいでいいなあ、なんて思ったり。


というわけで、スタートレックを特に知らなくても、
バカバカしいと思いながら、よくできたストーリー展開で最後までわくわくしながら
見て楽しめる「ギャラクシー・クエスト」でありました。

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