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中国出張記2011~お仕事編~ [アジアの旅(中国)]

古い話でちょっとノリが悪いような気がしますが、もちょっと続きます中国出張記。
みなさん、がんばって読んでくださいね~。



で、今回は出張なのでお仕事もしました。(当り前ですけど)

毎日出かけたのはホテルの目の前にある展示会場。
展示会の手伝いで毎日ここに通っておりましたが、
ホテルから道を渡ったらすぐ会場なので、楽チンでございました。
(日本だと自宅から東京ビッグサイトまで遠いしねぇ。。。。)

RIMG1028.JPG 駐車場の雰囲気もちょと違う
RIMG1053.JPG アドバルーンがいっぱい

で、到着した翌日は展示会初日だったので、開会式を見に行きましたが。
RIMG0989.JPG 派手なくす玉
お偉いさんみたいな人がこれでもかと山盛りで挨拶した後に
パンパカパーン、って感じでテープカットすると、
RIMG1000.JPG 金銀紙吹雪
RIMG1002.JPG 吃驚した(@_@)

こういう演出は日本よりもずっと派手ですね。 お国柄っていうか。

RIMG1016.JPG 展示会場内の売店
ちっちゃい売店で美味いのか分からない感じのお菓子とか文房具とか、
古めかしい感じのコンビニって感じの趣でした。 中国語だと「小超市」なのね。

隣の「行李寄存」は荷物を預かってくれるところ、なんですね。
同じ漢字でも日本とは使い方が違うので見ていると面白いです。

RIMG1055.JPG ちゃんとゴミ箱がありました。
RIMG1057.JPG 屋内禁煙
とはいえ、中でタバコを吸っている人、、結構見かけました。(笑)

で、お昼ごはんを食べていたのが、
RIMG1018.JPG こういうチェーン店がある一角
ブルースリーみたいなイラストのお店、、、には入らず、
その隣のお店(アオザイきたオネエサンが看板の店で店名失念)で
RIMG1020.JPG チキンライス を注文
油っぽくてクタクタの白菜と、骨付きで食べにくい鶏肉。
味は、、、、ま、大丈夫です、食べられます、って感じ。
(全部食べたら胃もたれしそうな気がした)

RIMG1019.JPG炭酸が呑みたくなって超久しぶりに可口可楽

また、他の日には、取引先のご好意で日本食のお弁当を頂戴し。
RIMG1175.JPG メインは豚肉の排骨(パーコー)
RIMG1100.JPG 焼鮭 美味しかった♪
RIMG1102.JPG とんかつも食べました

地方都市でもこういうお弁当が食べられるなんて、
中国も変わったんだなあ、なんてしみじみ思いながら美味しくいただきました。

また、展示会場の敷地内には
RIMG1106.JPG こんな感じの飲食スペースもありますが
日本人の口にはちょっと合わないかな、と食べた同僚が言ってました。。。

RIMG1183.JPG マクドナルド 中に入らなかったのでお値段は不明


また、以前も書きましたが中国といえば洗手間。

(北京の洗手間記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-1

RIMG1182.JPG こんなマークで分かりやすい

暗めのトイレは覚悟して入りましたのでどうってことなく(慣れって怖い)
思ったよりきれいだったので拍子抜け、というか安心して入れたのですが、
私より数日早く現地に入っていた後輩によると、
数日前にはドアに荷物かけのフックがついていなくて、
彼女は口でバッグのとってをくわえながら用を足したらしいです。

ちょっと犬っぽい顔の後輩なので、
カリブの海賊で鍵の輪っかを咥えている犬、、みたいなイメージで
後輩がカバンを咥えて用足ししている光景を想像して思わず大爆笑。


念の為、と思ってamazonで観たら、売ってるんですねぇ。。。吃驚。



この後輩、展示会関係者にトイレのドアにフックをつけてほしいと依頼したそうで
私が着いた頃にはちゃんと取り付けられていたという事実にびっくり。
やればできるんだから、最初からつけておけばいいのにね。(^_^.)

最近はちょっと経済成長が減速してしまった中国ですが、
出張していた頃はぐんぐん高い成長率、って感じでしたので、
展示会場も山盛りの人で大盛況でしたが、
RIMG1099.JPG こんなジャケットを着ている人を発見
人気あるのかしらね、鉄腕アトム。


てな感じの中、毎日お仕事しておりました。

(つづく)


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中国出張記2011~ぶらぶら編~ [アジアの旅(中国)]

広州空港から車で2時間かけて移動し、ホテルにチェックインしたものの
夕食まで1時間ちょっとあったので、外をぶらぶらしました。
RIMG0917.JPG ホテルの前には展示会場
まだ新しそうな近代的建物を見た後は、
RIMG0919.JPG展示会場と反対方向に向かって歩きます
RIMG0920.JPG チリンチリーン
かつて自転車大国だった中国も今は自動車が増えた為、
チャリンコは減っているとは思いますが、こうやって見るとノドカですね。
(学生時代に訪れた中国でチャリンコの大群を見て怖かったことを思い出し)

RIMG0921.JPGゴミ箱が路上に設置してあるなんて隔世の感ありあり
RIMG0922.JPG ホテルの裏手はローカルな雰囲気
RIMG0923.JPG意外と普通(竹竿を期待しておりましたが違った)
RIMG0925.JPGこういうお店で食事したいなー
(って思ってもそういう機会が無いんですよね。。。)

RIMG0926.JPG ナゼだかワクワクします
RIMG0927.JPG トヨタってこう書くのね(丰田=豊田)
RIMG0928.JPGショッキングピンクな椅子
RIMG0929.JPG 広い道ですが自動車少な目でした
と、ぶらぶらしていたものの、人が少ないのと、日が暮れてきたのとで、
そろそろホテルの方向に、、、と左折したら、
RIMG0930.JPG トラックがいっぱい
RIMG0931.JPG 歩道です(ーー;)
RIMG0932.JPG なにやら家が。。(見えない)

なんて感じでホテルの外周をぐるっと回ってホテルに戻りました。

で、他の日、展示会場を挟んで反対側のエリアに食事で出かけました。
車で移動したのですが、
RIMG1064.JPG超渋滞。。。
歩けば20分くらいで辿り着けるはずが車で移動したら1時間。(笑)

このエリアで一番大きい(というか高級)ホテルでお客さんの接待に同席し
(同席というか、なんとなく隅っこに座って注文係だった)
帰り道は歩いて宿泊しているホテルまで戻ることに。。
RIMG1070.JPG こんな感じのホテルで食事しました
行きの渋滞でずるずる時間がかかったのが嘘のようにスイスイ歩き
RIMG1072.JPG 不思議な形のネオン
ネオンの色使いが日本とは違うよね、なんて同僚と話をしながら
ホテルに戻るのでありました。。


と、大したぶらぶら歩きではありませんでしたが、明日はお仕事編でーす。

(つづく)


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中国出張記2011~ホテル編~ [アジアの旅(中国)]

無事、というか、いつものような盛り上がりもないまま(笑)
広州空港に到着しましたが、滞在先はここから車で2時間くらい。

迎えにきてくれたワンボックスタイプ(かなりボロ)2台に分乗したのですが、
私は上司と違う車で。(笑)

運ちゃんは英語NG(私も話せるほど中国語できないし)なので、
同乗した会社のオジサン2人と話しながらの移動だったのですが。

舗装イマイチの道をボロ車で猛スピード走行、、、でグッタリ。
RIMG0889.JPG車窓からの風景 
2時間くらいでホテルに到着したものの、上司の乗った車が到着したのは20分後。
私の乗った車、、かなりスピード出していたようです。(^_^.)

田舎のホテル、とはいえ、それなりにきれいで、
でも英語がなんとなく通じない感じもしたりしながら何とかチェックイン。
(滞在したところは人口一千万人都市なのですが、
 中国ではこのくらいの人口がいても田舎です、と現地スタッフが言ってました)
RIMG0890.JPG超凸凹の廊下をスーツケース引きずり前進
RIMG0891.JPG 部屋に到着
RIMG0892.JPG 見た目はいい感じ
RIMG0898.JPG 窓から見える景色(展示会場)
RIMG0895.JPG ケース入りのテレビリモコン
RIMG0896.JPG お風呂
RIMG0915.JPG うっふんスケスケ~
過去に泊まった上海の(郊外)ホテルもこんなスケスケでしたが、
こういうの、流行ってるんでしょか。 

RIMG0901.JPG え、水が有料? (1本200円ちょい)
と驚いたら、
RIMG0913.JPG 無料の水(中国製)がありました
昔の中国といえば(四半世紀くらい前の話)水道水がそのままでは飲めないので
湯冷ましポットが置いてあったのですが、その名残り、なんでしょうね。

ちなみに、私は飲料用にしか使いませんでしたが、
妙に神経質な上司は湯沸しポットでお湯を沸かすときや歯磨き時に
ミネラルウォーターを使っていたそうで、「全然足りない」と言ってました。
私が「歯磨きするときに水道水使ってもどってことありませんよ」と言ったものの
「ダメダメお腹壊すから」と頑なに拒んでいました。気にし過ぎだってば。(ーー;)

RIMG0902.JPG 湯沸しポットに紅茶・コーヒー
RIMG0905.JPGスナック類
RIMG0904.JPG 値段表
ピスタチオナッツや干し肉(牛)などは15元(200円くらい)。
ビールも同じく15元。 こちらの物価にしては高いんでしょうね。

RIMG0903.JPGピスタチオと干し肉 各15元
お土産を買うようなところもないから、こんなもんでいいかな、と思ったのですが
賞味期限も製造年月日も書いてなかったのでやめときました。

RIMG0907.JPG お茶と7UP
「喜」と書いてあるのは「七」と発音が同じだから、なのかと思います。(自信無し)

RIMG0908.JPG ビニールスリッパだ!と思ったら
RIMG0909.JPG 泳ぐ時だけだって
RIMG0910.JPG こちらが使い捨てスリッパ
RIMG0911.JPGクローゼットにはこんなマスクまで装備されていました
火事などがあってもこれを装着すれば呼吸が出来るってことなんでしょうかね。

RIMG0914.JPG 歯磨き粉はコルゲートでした
RIMG0912.JPG あらまあ。(^_^;)
高級ホテルだと装備されているのか分かりませんが、
ビジネスクラスとかそれに毛が生えた程度のホテルだと置いてありますね。
以前、香港のNOVOTELに泊まった時にも見ましたが、もちロン有料。


てな感じで、
ホテルの部屋も散策しつくしてしまったので(迷うほど広い部屋でもないし)
夕食の時間まで、外をぶらぶらいたしましょう。


(つづく)


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中国出張記2011~出発編②~ [アジアの旅(中国)]

いつもよりはかなりペース良く書いております出発編。
なんと今回で終わります。(笑)



機内のビジネスクラスは半分くらいの搭乗率。
アップグレードとはいえ、ボロロクの不快ラックスシートでテンション下げ下げですが、
ほぼ定刻にドアしまり、しばらく離陸待ち(出発便で混んでいた)の後、無事離陸。
15分くらいでシートベルトサインが消え、ほどなくしておしぼりのサービス。
RIMG0871.JPG ぴゅーん[飛行機]
RIMG0872.JPG 余震の影響が気になっておりました
が、出張に支障なし、という会社判断でそのまま出発しました。
3月の地震で被害を受けた勤務先のお客さんの設備も復旧がほぼ終わったところで
震度6強の余震が起きたので、復旧した設備が再びダメージを受けたというのを
出発当日の朝、会社に電話して聞いていただけに、
自分が何かできるわけではないものの、日本が大変なときに海外に行くということに
なんだかモヤモヤした気持ちがありました。

とはいえ、日本を出発してしまったものもあるので、
RIMG0873.JPGすみません、酒もらっちゃった
RIMG0874.JPG ワインにあられ、合いません(笑)
RIMG0875.JPG 食事は洋食を選択
RIMG0876.JPG フォアグラテリーヌトリュフ添え
と、菜の花と蟹のロワイヤル、海老のパテ。 これはワインによく合います。(^_^)
RIMG0877.JPG サラダとデザート
短距離線とはいえ、ワンプレート、なんだか忙しない感じ。

RIMG0878.JPG メインは牛
RIMG0879.JPG ウェルダン(-.-) 柔らかく、、なかった。
RIMG0880.JPG 赤ワインも貰って紅白ワイン(^_^)
RIMG0881.JPG 素直にお茶をいただいて食事終了。。

4時間半くらいで着いちゃいますからね、このへんで止めとかないとね。(^_^.)

RIMG0882.JPG 歯ブラシとマウスウォッシュをいただき
歯磨きしてサッパリした後は、
RIMG0883.JPG ペリエ(ノンアルコール)

座った席のモニターの調子が悪くて(動かすと画面が消える)
見られないわけではないものの、一応乗務員さんに報告。
「申し訳ありません」と言われたものの、見られるから、ま、いっか、って感じ。

で、

ザ・ファイター コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ザ・ファイター コレクターズ・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray
この映画を観て「漢(オトコ)の世界だ」と思いながら鑑賞終了。

RIMG0884.JPG お、白鳥さんだ!と思ったのですが
これ、CDで持ってるから機内で聞かなくてもいいか、って感じでパス。


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (1枚組) [DVD]

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (1枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


時間がないので、この作品を早送りで鑑賞。(無理矢理2本鑑賞しようとする私)
ハリーに扮して皆で移動するところ、池から剣を見つけるところ、ドビーが死んじゃうところ、
そんなところだけ重点的に見て、なんとか鑑賞終了。

RIMG0885.JPG 残り1時間はぐーすか(-。-)y-゜゜゜

飛行機は皆さん期待の「珍事」のないまま、定刻より20分遅れで広州に到着。


JALは一日一便か二便しか広州に就航していないせいか、
はたまた、放射能関連での措置だったのか分かりませんが
(機内検査などはありませんでしたが) 飛行機は沖止め&バス移動。

上司は沖止めが気に入らず「差別だ!失礼だ!」と吼えていましたが、
今のJALは「世界のJAL」じゃないんだし(笑)、ここは中国なんだし、
おまけに、こんなボロロク、沖止めでも仕方ないじゃん、と思いましたが、
メンドクサイので説得することもなく放置しました。(^_^.)


タラップおりてバスに乗って、
RIMG0887.JPG ターミナルに到着。

北京や上海ほど空港が大きくないせいか、あまり時間かからず入国、
荷物も比較的早く出てきたので一安心。

現地スタッフのお迎えを受けて、ここからは陸路移動です。



(つづく)

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中国出張記2011~出発編①~ [アジアの旅(中国)]

すっかりタイミングを逸してしまった出張ネタです。(後手後手過ぎ)




昨年4月、中国にちょっとだけ出張しておりました。
私自身の記憶も既にボンヤリしておりますし、出張日記もかなり中途半端なので
いつものように珍事や面白エピソード満載というほどでもなく、、、ですが、
写真は残っていますので、暫くの間アップしようと思います。

「おいおい、そんな古い話かよ(V)o¥o(V)」

とか仰らずに、どうぞお付き合いくださいませ。(^_^)




出発したのは4月初旬(昨年)。

比較的朝早いヒコーキだったので、5時起床、
そして通勤ラッシュを少しでも避けたくて6時自宅出発。

RIMG0860.JPG スーツケースでも顰蹙買わずに済んだyo


昨年3月の震災後の最大の余震があった翌日に出発だったのですが
飛行機は通常運航ということで、出張は取りやめずに空港に向かいました。 

RIMG0861.JPG 8時ちょい前に成田空港到着。

今回の出張も毎度おなじみ「お騒がせ」上司と一緒なので、
ドンヨリした気持ちのままファーストクラスカウンターでチェックイン。
荒れることもなくフツーに搭乗券を受けとり(ここでまず一安心)保安検査、

RIMG0865.JPG 有難きファーストクラスラウンジへ。
ここで、一緒に出張するオジサン2人が合流。

RIMG0862.JPG いただきマンモス(古)
RIMG0863.JPG サーモン、ハムラップサンド、明太子
RIMG0864.JPG スープストック東京の酸辣湯 美味~
RIMG0867.JPG と、ありがたきシュワシュワシャンパン♪

と上司の隣でグビグビしながら(毎度のことなので上司公認)
メールをチェックしたりして、免税店で化粧品などをちょびちょび購入し、
サテライトに移動して93番ゲートへ。

RIMG0868.JPG これに乗ります。

RIMG0869.JPG いわゆる ボロロクってやつです
RIMG0870.JPG鶴丸マーク復活直後の搭乗でしたが既にプリントされてました

有難くアップグレードポイント利用でアップグレードさせていただきましたが、
2-2-2の配列のビジネスクラスのシートは不快ラックスと呼ばれるスカイラックスシート。

ボロロクの不快ラックス。。 

(これが不快ラックス)→ https://www.jal.co.jp/inflight/inter/executive/c_seat/index2.html

(ご参考までに最新のシート)→ https://www.jal.co.jp/inflight/inter/executive/c_seat/

最新シートも他の航空会社に比べたら古いというか快適性などでは人気ないんですけど、
それよりも20年くらい古いシートだもん、不快ラックス。。。。。
(昔、ジャネットジャクソンがCMやってたんだよねぇ)

機材繰りの関係もあるんでしょうが、くたびれたシートでテンション下げ下げ。

ま、恩恵に預かれるだけ有難いんですけどね。(^_^.)


と、まだ地上ですが。


(つづく)


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映画「ギャラクシー・クエスト」を観る [映画(か行)]

以前観て「クッダラナイなー」と大笑いした作品ですが、
久しぶりにまた見たくなって借りました。

ギャラクシー★クエスト [DVD]

ギャラクシー★クエスト [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

内容はamazonさんより。

放送打ち切りから20年を経た今も熱狂的なファンを持つSF番組「ギャラクシー・クエスト」。
今日もある都市で、ファン集会が開かれていた。
が、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、
“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。
最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、
番組そのままの宇宙船も用意していた……。






久しぶりの鑑賞ですが、笑いのツボにはまりっぱなしでした。(^_^)



かつての人気テレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」、
放送打ち切り後20年くらい経ち(子役の黒人少年がすっかり大人になっている)
出演者たちは各地で行われるサイン会の収入で生活しているような状態で、
おなじみのセリフ(“Never Give Up, Never Surrender!”)を繰り返し、
ドラマの熱狂的ファンを喜ばせているものの、皆、仕事には飽き飽きしています。


そんなある日、サイン会にやってきた4人。(歩き方がとてもぎこちない)
ドラマの主人公ジェイソン(ティム・アレン)は、クラトゥウ星雲からやってきた
サーミアンと名乗る彼らを熱狂的ファンと勘違い、更にプロモータかと勘違いして
彼らのリムジンに乗ったら、気づけばそこは宇宙船の中。
宇宙船が本物だと気づかないジェイソンは、ドラマで言っていたセリフの通りに
敵を攻撃せよと指示してしまいます。


宇宙船に乗っていた為、家電量販店のオープニングセレモニー(いわゆる営業)に
遅刻したジェイソンを責める他の出演者達。
ジェイソンが宇宙船の説明をするものの信じて貰えず、
再び現れたサーミアン達と一緒に出演者全員で(営業だと勘違いして)宇宙船に乗り込むと、

 
「我々の社会は荒廃を極め、目的意識と価値観を喪失しましたが
 あなた方を手本に立ち直りました。あなた方の勇気とチームワークに感謝します。
 すべてはあなた方のおかげです。」


ドラマを現実と勘違いしているサーミアン達に言われて出演者達は困惑。。


ドラマ「ギャラクシー・クエスト」を自星の電波で受信して
架空の話ではなくドキュメンタリーだと勘違いし、ドラマに登場する宇宙船プロテクター号を
完全に再現していたサーミアン達は、彼らを攻撃する宇宙人サリスとの戦いを終結させたい、
とジェイソン達に相談します。


あれはドラマだから違うの、、などとは、とても言える雰囲気でない中、
サーミアン達に請われて宇宙船を操作する羽目になったジェイソン達。
ドラマで演じていた通りにやろうとしますが、上手く舵取り出来ず、
ガリガリ船体をこすりながら何とか出発します。。


映像で観たとおりに作りました、とサーミアン人に出された食事は
とても食べられる代物ではなく(超グロテスク)、
サーミアン達に(ドラマに登場する)「オメガ13」について質問されても
モチロンドラマなのでそんな質問にも答えられない出演者達。
と、悪者宇宙人サリスが「オメガ13」を自分たちに渡せ、と言ってくるのですが
ジェイソンだってそれが何か分からないので答えられないでいると、
宇宙船が攻撃を受け、宇宙機雷原にはまり船が大きく損傷してしまいます。


宇宙船を修理するのに必要なのが「ベリリウム球」とサーミアン達に言われた出演者達、
小型の宇宙船に乗ってある星に降り立ちます。
小さくて可愛い子供のような宇宙人、、かと思って近づこうとしたら途端に獰猛に変身し、
弱腰になる出演者達をジェイソンはドラマの艦長の気分でリーダーシップを発揮しようと、
ベリリウム球(巨大)を玉転がしの要領で転がして宇宙船に載せようと皆に提案し、
宇宙人を除けながら(運動会の玉ころがしそのもので(笑))ベリリウム球を転がして
宇宙船に載せたものの、自分が宇宙船に乗れないままドア閉まり宇宙船出発。(笑)

星に残されたジェイソン、豚みたいなトカゲや巨大岩人間(ゴリナック)と戦いながら
他の仲間たちがサーミアン達とこれまで一度もまともに作動したことのない転送装置で
なんとか宇宙船に戻ったところで、悪役宇宙人サリスも宇宙船に乗ってきてしまいます。
サーミアンの一人マセザーを拷問しながらオメガ13を手渡すように要求するサリスに
ジェイソンは自分の正体を明かし、オメガ13の正体を知らないと正直に言ってしまいます。
それを聞いてショックを受けたのがサーミアンのマセザー。

激怒したサリスはジェイソン達を宇宙船から追い出し、船の酸素を抜いて爆破しようとしますが
出演者達はここで自分たちが頑張らないと、とドラマの内容を参考に手分けして
宇宙船とサーミアン達を救おうとします。


ジェイソンと女性隊員のグエン(シガニー・ウィーバー)は、
ファンの集いにやってきていた熱狂的ファンのオタク少年(ブランドン)が
ジェイソンがサーミアンからもらったホンモノ交信器を取り違えて持ち帰っていたのを思い出し
ブランドンに交信し、宇宙船の構造を聞きながら機関室を目指して移動します。
(迷路のような、しかも罠だらけの構造に、シナリオライターは死ね!なんてと怒ります)


巨大岩人間ゴリナックを転送装置で悪役サリスのところに送るフレッド(トニー・シャルーブ)、
サリスを宇宙船の外に追い出してめでたし、、と思っていたら、
サーミアンの一人クエレックがサリスに撃たれて倒れてしまいます。。。
出演者の一人でトカゲ頭のドクターラザラス(アラン・リックマン)を尊敬するというクエレックが
息絶える前に決め台詞を言ってほしいと頼まれるラザラス。
あんなセリフ、二度と言いたくないと思っていたラザラスもクエレックの熱意に心を打たれ
「トカゲヘッドと父の名にかけて必ず復讐を果たす!」と誓います。(なんちゅーセリフ(笑))


オタク少年ブランドンのお陰で何とかオメガ13のところまで辿り着いたジェイソンとグエン、
作動を止めようと思って青いボタンを押しても止まりません。
ブランドンに聞こうとすると、親に命じられたゴミ出し中で交信できず、、、
ああ、このままではもうダメだ、、、と思っていたら、
カウンターの秒数が残り1秒、というところで急に作動が止まるオメガ13.
(この後のグエンは、いつの間にかユニフォームが裂けて胸の谷間が丸見え(笑))


サーミアンがサリスを、出演者たちでサリスの宇宙船を攻撃しようとして
放映当時少年だった出演者のトミーがドラマを思い出しながら宇宙船を操縦し、
機雷原をすりぬけ、宇宙船にくっついてきた機雷をぶつけてサリスの宇宙船を爆破します。


そこにやってきたのがフレッド、、、に変身していた悪者サリス。
サリスは銃を撃ちまくり、みんな倒れてしまいますが、
サーミアンのリーダー、マセザーがオメガ13を起動させると、13秒だけ時間が逆戻り。
(オメガ13って時間を13秒戻す、、、という装置だったというのがここでやっと判明します)
オメガ13のお陰でサリスが銃を撃つ前に戻ったところでサリスを攻撃します。。。


ジェイソンたちをホンモノだと信じたサーミアン達は宇宙船に残ってほしいと懇願しますが、
マセザーこそがサーミアンの指導者だから、と言ってサーミアン達に別れを告げ、
地球に帰ります。(フレッドと恋仲になったサーミアンの女性ラリアリもついてきてしまいます)
ジェイソンはブランドンに連絡し減速できない宇宙船の方向を変える為に
花火を上げるように指示し、ファンの集いの会場に衝撃を受けながら着陸します。。。
そこから降りてきた出演者達。(とサーミアン女性のラリエリも。)


熱狂的なファン達は、ファンの集いの演出だと大喜び。
と、そこに一緒に降りてきたのがサリス。(まだ生きていたのかと見ていてビックリ)
ジェイソンはドラマのポーズを決めながら(ホンモノの)銃をサリスに撃つと、
サリスは消滅。。それを観て喜ぶオタクファン達。。。。場内大拍手。。。。
これでドラマ人気が再燃し、映画化が決まってめでたしめでたし。。。






いやあ、細かく書きすぎちゃったけど、本当に面白い映画でした。


見ている途中でいろんなことが起きるのですが、それが伏線となってうまく絡んでいくのって
脚本がうまくできている、ということなんでしょうかね。
全編通して飽きずに観ることができました。
スタートレックの熱狂的ファンをモデルに作った映画だと知ったのですが、
世代的に若干ずれていたせいか、スタートレックって一度も観たことのない私としては
(スポックの髪形だけは面白いので知っていた程度で。。。)
アメリカらしい話だなあ、なんて妙に感心してしまいました。


過去の栄光で食ってる出演者、と、それをホンモノだと信じる宇宙人サーミアン。
架空のことだと知らされてサーミアンが全員悲しげな声を上げるシーンがあるのですが、
宇宙人が悲しむって、、、笑うより、私までなんだかしんみりした気分になってしまいました。
それがきっかけでドラマだけでなく本当に立ち上がらなければと思った出演者達の真剣な姿、
最後には勧善懲悪でめでたしめでたし、だったので、観ていてスッキリします。


出演者の中で特にツボにはまったのは、トカゲ頭のドクターラザラスを演じるアラン・リックマン。
かつてはシェイクスピア俳優だったのがドラマに出るようになり、しかもその後はぱっとせず、
実際にもそんな俳優さん、いそうだし、なんて思いながら見ていました。
また、シガニー・ウィーバーもわがままなオバサン女優なのですが、終盤から見せっぱなしの
胸の谷間に笑いつつ、楽しそうに演じているみたいでいいなあ、なんて思ったり。


というわけで、スタートレックを特に知らなくても、
バカバカしいと思いながら、よくできたストーリー展開で最後までわくわくしながら
見て楽しめる「ギャラクシー・クエスト」でありました。

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銀座「全聚徳」で中華四大珍味② [呑んだり食べたり(中国料理)]

もったいぶって続きです。(^_^.)

蒸しアワビ、ふかひれ姿煮、海鮮炒めと豪華な料理が続いた後は、
お待ちかねの北京ダックです。

RIMG0306.JPG ぼけぼけですみまそん。

折角カメラに向けて静止してくれたのですが、焦ってしまいこんなボケ写真。(-.-)

ぐるなびクーポンで無料でサービスしてくれる文字入れ(通常2000円)をお願いしたのですが
今回は「祝御退職」で、とお願いしたら、昨年の「祝御結婚」の時と同様、
2文字ずつ2段に分けて文字入れしてあったので、

   祝 ご
   退 職


こんな感じで北京ダックに文字入れしてありました。 
受け狙いで退職した取引先のオジサンの苗字(3文字)を入れてもらいましょうよ、
なんて意見したのですが、真面目な幹事のオジサンに却下されました。(残念)

RIMG0307.JPG さっそくさばきはじめます
RIMG0308.JPG 胸の部分の皮
これは砂糖をかけて食べた皮だ!と期待していると、
給仕してくれる男性(ソムリエバッジをつけてました)が砂糖をかけてくれて
RIMG0311.JPGパリパリジュワ~ うまい♪
RIMG0310.JPG あっという間にさばき終わり
このコックさんは可哀相な状態になった鴨をワゴンに載せて出ていきました。。。

で、前回はお手頃コースを注文したからか、北京ダックを巻くのは自分でしたが、
今回は男性スタッフがきれいに巻いてくれました。
RIMG0312.JPG とても上品に巻いてあります
これが自分で巻くと(手巻き寿司でもそうなっちゃうんだけど)
具が多すぎてきれいに巻ききれず、食べている内に中身が飛び出るのですが
やはりプロに巻いてもらうときれいで食べやすくて途中で中身も飛び出なくていいですね。
(って私が下手すぎるのかもしれないけど(笑))

RIMG0315.JPG 皮パリパリ 肉ジューシー
RIMG0316.JPG 胡麻パンにもはさんでいただきます
(安いコースだとこのパンはつかなかったのですが、このパン、サクサクで美味しいです)
RIMG0317.JPG ボリューム満点
3つ食べただけなのにこれで結構お腹が膨れました。

RIMG0318.JPG 広東野菜炒め
蟹味噌が入っていたかもしれないのですが(ホームページには書いてあった)
RIMG0319.JPG にんにくが効いていただけだったような。
RIMG0321.JPG小籠包
ホームページにはフカヒレ入り、と書いてありましたが、食べてもよく分かりませんで。(^_^.)

RIMG0322.JPG 〆は麺 
辛くてザーサイと雪菜かなにかの漬物みたいなものがのっていました。
ここにもXO醤を入れて食べましたがほどよい量で美味。(麺はもそっとしてたけどね)
ただ、ホームページだと貝柱の黄金炒飯、と書いてあったので違うものが出て残念。。。

RIMG0324.JPG 紹興酒徳利2本を皆で呑みきったらジャスミン茶

こういうところで呑んだくれるのは品がないもんね。
(っていうか、酒、、値段が妙に高いから沢山頼めないってのもあったりして(^_^.))

RIMG0325.JPG デザート
RIMG0326.JPGきれいにカットされてます
RIMG0327.JPG 杏仁豆腐
つばめの巣、が載っていたかもしれないのですが、よく分かりませんでしたねぇ。。。


お腹いっぱいになった後もお茶を飲みながら話は尽きず、、でしたが、
閉店時間も近づいてきたので3時間弱でお開き。。


給仕してくれた男性が丁寧なんだけど冷たいっていうか、
馴れ馴れしくされるよりはいいんだけど素っ気ない感じでちょっと気になりました。
ソムリエバッジつけてる割にワイン注ぎながらこぼしてるし。(それを拭かないのも気になった)


とはいえ、相変わらず北京ダックはボリューム満点で美味しいし
アワビにフカヒレも食べられて、話も弾んで、楽しい宴会となった全聚徳さんでありました。


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銀座「全聚徳」で中華四大珍味① [呑んだり食べたり(中国料理)]

長年お世話になった取引先のオジサンが退職したので、
これまでの感謝の意味を込めて有志を集めて退職お祝い会を開催しました。

場所は「全聚徳」銀座店。

ちょうど一年前に会社後輩の結婚祝いで訪れたことのあるお店。
(その時の記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10-4
             http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10-5

前回はテーブル席でしたが、今回は個室の円卓。 
     

RIMG0285.JPG 素敵なテーブルセッティング
RIMG0286.JPG オサレな花がテーブル真ん中に
RIMG0287.JPG まずは生ビールで乾杯♪ ウマイ♪
RIMG0288.JPG 冷菜8種盛合せ
RIMG0289.JPG 超柔らかい蒸しアワビ 美味♪
RIMG0290.JPG 海老マスタードソース
からすみ、天豆(ミニ椎茸添え)、くらげ(XO醤をかけたら一層美味)、
RIMG0291.JPG 塩漬け玉子
RIMG0292.JPG 鴨の燻製(八角がきいてました)

初っ端からアワビが登場してテンションも上がったところでビールも呑み終り、
RIMG0293.JPG ワインにスイッチ
今回の幹事がワイン好きで持ち込み料(いくらか不明)を支払って持ち込んだもの。
メドック地方のワインだったかな、ほどよく重たくて美味しいワインでしたが、
RIMG0294.JPG 今日は上品に飲まないとね(笑)
RIMG0295.JPG ふかひれ姿の醤油煮込み
RIMG0296.JPG 姿で見るのは久しぶり
RIMG0297.JPG 勿論美味しいのですが
RIMG0298.JPG 赤酢を入れたらもっと美味でした(^_^)
RIMG0299.JPG 料理長お薦め特選海鮮料理
RIMG0300.JPG ホタテぷりぷり
アワビ、海老などが上品な塩味で味付られていて美味しゅうございます。。

RIMG0302.JPG でワインも呑み終り、紹興酒にスイッチ
RIMG0303.JPG 素敵な徳利です (家にもほしいと真剣に思いました)
と、いつもよりは控え目にグビグビしておりますと。

RIMG0304.JPG お、これが出てきたってことは
RIMG0305.JPG こんな具が出てきたってことは。

次は北京ダック!


(もったいぶって、つづく)


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映画「ダルフール・ウォー 熱砂の虐殺」を観る [映画(た行)]

2年前、kenさんから声をかけていただいたお陰で
見る機会をいただいた「シング・フォー・ダルフール」をきっかけに
私なりに興味を持ったダルフール戦争ですが、タイトルを見て借りた映画です。

ダルフール・ウォー 熱砂の虐殺 [DVD]

ダルフール・ウォー 熱砂の虐殺 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ケンメディア
  • メディア: DVD



内容はamazonさんより。

アラブ系と非アラブ系の民族が紛争を続けてきたスーダンのダルフール地方。
1956年に独立し、スーダン政府のアラブ化が強まってからは、
二つのグループの内戦がさらに激化する。
アラブ系の攻撃は、非アラブ系の民間人にまでおよび、
ジャンジャウィードと呼ばれる民兵組織が民間人を大量虐殺していく。
そんな中、ダルフールの小さな村に、残虐な戦いの実情を調査するため、
6人のアメリカ人ジャーナリストがやって来る。
取材を終え、帰路につく道中、彼らは武装したジャンジャウィードが村の方へ
向かって行くのを目にし、戦いを食い止めようと村に戻る。
しかし、ジャンジャウィードは彼らの訴えに耳を貸すことはなく、
逃げ惑う村人を片っ端から一方的に銃撃する。
さらには女性をレイプし、子供や赤ん坊までをも無残に殺害していく…





 

ダルフール紛争については、ボブ・ゲルドフLIVE8でアフリカ支援を謳った時に
ちらっと聞いた程度で全く知識もなく、、それが頭のどこかに引っかかっていたのもあって
シング・フォー・ダルフール」の上映会に行ったのですが、
自分が文句たれながらも平和ボケで住んでいる日本と同じ地球のどこかで
争いが起きているということに実感がなかなか湧きませんでした。

まずは関心を持つことから、と、

ダルフールの通訳 ジェノサイドの目撃者

ダルフールの通訳 ジェノサイドの目撃者

  • 作者: ダウド ハリ
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



この本を読んで、同じ人間同士なのにどうしてこんな争いが起きてしまうのか、
やはり理解しきれない自分がいたりしました。

で、今作。 


フィクションなのですが、まるでドキュメンタリーのような作りに驚きました。
脚本がなかったそうで、監督から状況説明をして俳優がそれぞれ演じる、という
方法で撮影されたから、なのかなと思いました。


前半は、アメリカ人ジャーナリスト6人がAUのナイジェリア人警護隊長に案内され
スーダンのある村を訪れ、ジャンジャウィードに家族を殺されたりレイプされたり、と
その様子をインタビューします。
この事実を世界に発信します!という勢いで取材するジャーナリストたちは
インタビューを終えて車に乗り、村を後にします。

と、自分達と入れ替わりにジャンジャウィードの一団が先ほどの村に向かうのを観た6人、
正義感にかられて村に戻ろうとします。

「自分達は国際ジャーナリストだからジャンジャウィードも村を襲ったりしないだろう」

そんな気持ちでAUの警護隊長を説得して2人のジャーナリストが村に戻るのですが、
ジャンジャウィードはジャーナリスト達に村を去らなければ村人達と同じようにするぞ、
と警告し、村を襲撃し、村を去らないジャーナリスト達にも銃を向けます。

ここで、真っ先に村に戻ろうと言い出したジャーナリストは己の正義感を根底から崩され
結局警護隊長もろとも殺されてしまいます。

(監視する立場で武力介入できないAUの)警護隊長が自らの意志でジャンジャウィードに
銃を向けるシーンには思わずググッとしてしまいましたが、
ジャーナリスト達には「あんた達がジャーナリストだ、正義だ、と言い出したから
村や警護隊長まで皆殺しされたじゃないの!」と画面越しに言いたくなりました。
アメリカ人(だからといいたくはないけれど)が自分たちの力を過信したともとれましたし、
彼らの基準がどこでも通じるわけでもないんだよね、なんて思ったり。。。

ジャンジャウィード役(特にリーダー)が本当に憎々しさ満点で、
民族紛争、資源の利権などが絡んだ争いとはいえ、なんでこんなことするんだよ、と
怒りが増幅するばかりでしたが、昨年南スーダンが独立したとはいえ、
この争いが完全に終結した、とも言い切れないのではないかと思います。

前半は海外メディアによる取材のドキュメンタリーのような展開で、
本で読んだりしていたものの、「そんなこともあるんだ」などと更に酷いことを知り
気持ちがどんよりしていたのですが、後半の襲撃シーンには本当に驚きました。
フィクションの映画なんですが、虐殺シーン(レイプシーンも)が凄くて、
途中で見るのをやめようかと何度か思いました。

たとえ民族や宗教が違っていても、ここまでやってはいけないし、
宗教を捻じ曲げて解釈して、敵対すると思ったら虐殺する、
それが人間としてやっていいこととは到底思えないのですが、
こうやって襲撃する人たちは上に洗脳されているのではないかとも思いました。

監督はウーヴェ・ボル、と書いてあったので(残念ながら存じませんで)
wikipediaで調べたのですが、なんだか凄いドイツ人監督なんですね。

(ボルさん)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB

この方がこういう作品を撮ったことに、以前の作品をご覧になった方々が驚いている記事を
いくつか見つけたのですが、他の作品は未見なので判断しづらいものの、
この作品に関しては立派な監督さんだと思います。


私が住んでいるところから物凄い遠いところの話とはいえ、
やっぱり知るべきと見始めた映画でありながら、あまりの描写に心折れそうになりましたが、
できれば、多くの方に観ていただければと思います。


映画だからなのか、と思ったのですが、村人が一人だけ助かるんですよ。
(さっき皆殺し、って書いちゃったんですが、ジャーナリストのお陰で一人だけ助かる展開)
その子が大きくなったらジャンジャウィードを憎むのは仕方ないとしても
平和なスーダンになるように頑張ってほしいな、なんてフィクションなのに思いました。。


ジャーナリスト役を演じる中に、「ターミネーター2」のエドワード・ファーロングが出ていて
でも、あまりの変貌ぶりに(白くて無精ひげのデブ)まったく気づかず(笑)、
後でクレジットに名前があったのを観て、ああ、あの人が?同じ人なの?えぇ~???
みたいな気分にもなりましたが(あとはターミネーター3のクリスタナ・ローケンとかも出てる)
残酷なシーンがたっぷりなのですが、それを承知の上でも
多くの人に見てほしいと思った「ダルフール・ウォー 熱砂の虐殺」でありました。


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白山「満津美寿司」で赤貝肝 [呑んだり食べたり(満津美寿司(2019年閉店))]

モヤモヤした映画記事のあとは、楽しい呑み記事!


 

年明け早々に行ったきり、ご無沙汰だった満津美寿司さんに2月下旬に行ってきました。

今回は大学時代の友人Tちゃん(人妻)と久しぶりのデート。(^_^)
錦糸町のトリフォニーホールでクラシックコンサートを楽しんだ後、
夕飯まで時間があるから、、と錦糸町から押上までてくてく歩き、
RIMG0365.JPG 曇天に聳え立つスカイツリーを観て
更にぶらぶら浅草まで歩いてから電車で白山に向かいました。

土曜日も人気があるようで「準備中」の札。
こんばんは~と挨拶しながらお店に入りカウンター席に着席。

RIMG0369.JPG 瓶ビールで乾杯♪ 沢山歩いた分尚更うまい♪

ちなみに、Tちゃんは下戸なので、隣でウーロン茶を飲んでいました。

RIMG0370.JPG つきだし
うるい?のぬた、みたいですが不明。(聞きませんでした)
いつもの塩辛、本当に美味しゅうございます。

RIMG0371.JPG いかげそ これも本当に美味♪
アメリカ生活の長かったTちゃん、
アメリカ色に染まったなんちゃって寿司は食べていたものの、
いわゆる日本の寿司屋に入ったのは超久しぶりだったそうで、このいかげそに感激。

RIMG0372.JPG お刺身盛合せ

Tちゃん、「わ~、きれい♪」と見ただけで喜んでいました。

RIMG0373.JPG いつも美味しい赤貝とイカのたらこ和え
RIMG0374.JPG中トロ&さより
赤貝のひもをさよりで巻いた一品。 うんまい♪
他には鯵、ヒラメも。 店の御主人が「多かったかな?」と聞いてくれたのですが、
全然多くありません!美味しいから!答えました。

RIMG0375.JPG で、元酒にスイッチ。
今日は下戸の友人なので、元酒とタイマン勝負です。 さ~、どんと来い、元酒!

RIMG0376.JPG 穴子 
今回はTちゃんの希望で塩とわさびでいただきましたが、相変わらずホワホワで美味いす。
(下に敷いてあるセロリ(苦手)の葉っぱは見えなかったことにしました。)

RIMG0377.JPG 高菜巻き
ああ、なんていつも美味しいんでしょう。 
中落ちのトロリン具合と高菜のシャキシャキ、香ばしい胡麻がタマリマセン。

RIMG0378.JPG ずっしりとした玉子焼き これも好物

と、このあたりで、私も元酒が終盤にさしかかりお腹もいっぱいになってきたので〆に。RIMG0379.JPG たいらぎ
以前テレビで、たいらぎを獲る漁師親子のドキュメンタリを観たのですが、
海の深いところまで潜水服で潜って獲る為に陸に上がってから体調を戻すのが大変、
ということを知ってから、以前より有難みを感じながら食べるようになりました。
帆立より歯ごたえのあるたいらぎ、美味ですねぇ。。

RIMG0380.JPG Tちゃん注文の海老 キレイな姿です
RIMG0381.JPG 2人で一貫ずつウニ 
海苔パリパリ ウニとろとろん 相変わらず美味しい。

RIMG0382.JPG お約束の納豆巻き

そろそろお酒も呑み終りってところで、ご主人が「出し忘れてた」といって
RIMG0383.JPG 赤貝の肝を出してくれました
お腹いっぱいのところで酒の肴がぁ。。(^_^.)
とはいえ、美味しくいただいたんですけど。 ありがとう、大将。

いつも親切なお店のオバちゃん、
「うつぼさん、今日もちゃんと写真撮ってる?」と聞いてきたり
ウーロン茶を瓶で2本飲み終ったTちゃんには
「そろそろ温かいお茶にする?冷たいものばっかりだと寒いでしょ」と
絶妙のタイミングで熱いお茶を出してくれたり、相変わらず心地よい雰囲気で
今回ももりもり食べてグビグビ呑んで、Tちゃんとの話も弾み、
満足満腹な満津美寿司さんでありました。。



(おまけ)
いつものように、白山から千駄木駅まで歩いている途中で見つけたお店。
RIMG0386.JPG バンバンバザール!
ディスカウントショップ的なお店でしたが、ネーミングに思わず。(笑)


タグ:白山 元酒
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