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映画「最後の初恋」を観る [映画(さ行)]

呑み記事の次は映画記事、まだまだ頑張って続けます!



 

ダイアン・レインとリチャード・ギアという組み合わせだから、という理由だけで借りた作品です。

最後の初恋 [DVD]

最後の初恋 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


あらすじはamazonさんより。
アーティストになる夢と引き換えに幸せな結婚をしたはずなのに、
気がつけば夫は家を出て行き、思春期の娘は反抗ばかり。
自分の選んだ人生に裏切られ、日々の暮らしに疲れ果てたエイドリアンは、
海辺の小さなホテルを5日間だけ手伝ってほしいという親友の頼みを引き受ける。
ノース・カロライナのアウター・バンクスにある小さな町、ロダンテ。
季節外れのリゾート地の客は、たった一人。ポール・フラナーと名乗る高名な外科医だ。
最初は横柄で無愛想に見えたポールだが、
実は彼もある悩みを抱え、この町で答えを見つけようとしていた。
互いの事情を知るうちに、共感と反発が混じりあい、やがてそれがときめきに変わっていく2人。
そして3日目の夜に町を襲った嵐が、2人の人生を強く激しく結びつける。
嵐が去った後、それぞれが選択した道とは……?




邦題はヒドイのですが(笑)、素敵な大人の映画でした。
(原題は“Nights in Rodanthe” (ロダンテの夜)です)




夫・ジャックの浮気に悩み苦しむ間に父を亡くしたエイドリアン(ダイアン・レイン)、
浮気相手と別れ家に戻ってこようとする夫を拒み、
ジャックが子供たちの父であることに変わりはないが、
自分の夫としてはもう受け入れられないというエイドリアンに対して
思春期の娘アマンダは反発し、親に相談せずお腹にタトゥーを入れてしまいます。
そんなアマンダと弟のダニーがジャックのところへ泊りに行く間、
エイドリアンは友人ジニー(ヴァイオラ・デイヴィス)から頼まれて
ジニーが出かける5日間、彼女が営む海辺の小さなホテルをまかされます。


オフシーズンなのにやってきた客はポール一人。(リチャード・ギア)
二倍の代金を払ってもいいからと泊めてほしいと予約してやってきたポールは無愛想ですが
宿泊初日の夜、一人では寂しいと夕食の途中から台所にやってきて
エイドリアンと食事をとりながら話をします。


翌日、ポール宛に手紙を送ってきたトーレルソンという男を訪ねます。
外科医のポールは、トーレルソンの妻の手術で患者を死なせてしまったことから
トーレルソンに訴訟を起こされていました。
頬の良性腫瘍をとるはずが死なせてしまったこと、
亡くなった理由を執刀した自分からではなく看護師から家族に伝えたことを
ずっと気にしていたポールは、トーレルソンから手紙をもらいロダンテにやってきたものの、
息子に門前払いされてしまいます。


その日の夜、エイドリアンにトーレルソンのことを聞かれてポールは取り乱しますが
エイドリアンと飲みながら話しているうちに気持ちを落ち着けていきます。


翌日、トーレルソンがホテルまでロバートを訪ねてやってきます。
5万人に1人の確立で起きる麻酔の副作用が原因だったと説明するポールに
大切なものを失ったと訴えてロバートは帰っていきます。


そして、夜になると大嵐。 
窓を閉めた後、電気が落ちて、、ポールとエイドリアンは思わず抱き合ってしまいます。
嵐が去った翌日、息子ダニーが発作を起こして病院にいったことを知り
側にいられなかったことを責めるエイドリアン。(嵐が原因か携帯電話がつながらなかった)
そんなエイドリアンをポールは慰めます。


その後、エイドリアンにうながされポールはトーレルソンを訪れ、
大切な人をなくしたトーレルソンの心情を察し謝り、トーレルソンもそれに理解を示します。
トーレルソンを訪れてよかった、と思った2人の心はぐっと近づき、
その日の晩、海辺で開かれパーティで躍った後、2人は結ばれます。。


翌日は、医療ボランティアをしている南米へポールが旅立つ日。


いつ戻る分からないポールとの別れを悲しむエイドリアン。
熱い抱擁とキスを交わした後、ポールは去っていきます。。


その後、自宅に戻ると、ジャックとやり直さないことを決めたことを娘アマンダに伝えます。
(やり直してほしいと思っていたアマンダには強く詰られますが決心変えず)


それからはポールと手紙を交わし合うエイドリアン。
(いつかポールと会えると思うエイドリアンはどんどんキレイになっていきます。)
そして手紙で約束した再会の日。 やってきたのはポールの息子マーク。


大きな嵐がやってきて、診療所から貴重な医薬品を病院から運び出している最中で
土砂崩れでポールが亡くなってしまったと聞かされ茫然とするエイドリアン。


そして、マークからポールの遺品の入った箱を渡され、中から未投函の手紙を見つけます。
人生をやり直すのに遅いということはない、これからは一緒に暮らしたい、と書かれた手紙に
エイドリアンは号泣し、抜け殻のようになってしまいます。


アマンダはそんな母親を心配し、父ジャックからエイドリアンにしたひどい仕打ちのことを聞き
エイドリアンにこれまで反発していたことを詫びます。
そしてエイドリアンに何があったのかを聞き、理解し、海辺のホテルに向かいます。

 




まるで、


ハーレクインロマンス。



2人が結ばれる結末じゃないんで、厳密にハーレクインロマンスではないんですが、
途中までのやりとりなんてもうそんな感じで。。
(だから男性向けの作品ではないかと思われます。。。)

こういうのに弱い私(笑)は泣きのツボにはまってしまいました。


中年が主人公の話ですから、最後にきれいにまとまってしまうことはなかろうと思いましたが、
リチャード・ギア、意外とあっさり途中で亡くなってしまいました。。。
これから2人がうまくいくかと思った矢先の不意の事故でポールをなくしたエイドリアンの表情に
思わずうるうる。。


この作品を観ていて思ったのは、人生をやり直すのに遅いことはない、ってことでしょうか。
自分に当てはめてもいいのかな、なんて思ってしまいました。
(私もね、それなりに色々あるんです)

リチャード・ギア、ダイアン・レイン、というと、

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今回3回目の共演ですが、今回の作品が一番しっくり観られました。
(それは私が中年になったからかも)

ダイアンレインが素敵なのは無理に若作りしてないというか、
ものすごく自然にキレイに年を重ねている感じに見えるところがいいですね。


単純に考えると、作中のポールとエイドリアンにはハッピーエンドになってほしかったのですが
ポールを失ったエイドリアンが立ち直って夫とも離婚して前向きに進んでいこうとする姿には
頑張ってといいたくなってしまった私も愚痴愚痴と日頃の愚痴を吐いてばかりではなく
強く前向きに生きていこうと思うことも大事ね、なんて思った「最後の初恋」でありました。


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