映画「グーグーだって猫である」を観る [映画(か行)]
これまた「猫」ってタイトルについてるだけで借りた作品です。
(猫シリーズ、今回で終わります、ご安心くださいませ(^_^.))
グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- メディア: DVD
あらすじはamazonさんから。
吉祥寺に住む、天才漫画家の小島麻子。
今日も、アシスタントのナオミ、仲のいい三人組の加奈子、咲江、美智子と
徹夜で締め切りに追われていた。
その翌日、いつものように麻子が愛猫のサバに話しかけるとサバは冷たく動かなくなっていた。
サバを亡くした悲しみがあまりに大きく、麻子は漫画が描けなくなってしまう。
そんなとき、出会ったのは一匹の小さなアメリカンショートヘアー。名前は「グーグー」。
一緒にご飯を食べて、散歩をして、寝るという、なんとも幸せな毎日。
不思議な青年、青自との恋の予感、アシスタントたちと話す新作のアイディア、
色々なことがうまく動き始める。
だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされる・・・。
全編通して思ったのですが、
誰が主人公なの?
キョンキョン?上野樹里?猫?
あらすじよりも観ていてそんなことが気になってしまいました。
多分、映画館で1800円払って観たら「ああ損した!」と思ったかな。
TSUTAYAのレンタル(まとめ借りしたので200円)なら、許容範囲かな、って作品でした。
タイトルに「猫」とついてますし、↑の予告編などを観ると可愛らしい猫画像満載かと
思ってしまいますが、猫はあんまり出てきません。
舞台が吉祥寺なので、井の頭公園や焼き鳥の「いせや」が出てきたりすると
「ああ、ここに行ったことある!」なんて感じで親近感は湧くのですが、
それはメインではないわけで。(^_^.)
昨日の「コネコノキモチ」はマンチカンでしたが、今作はアメリカンショートヘア。
やはり人気のあるカワユイ品種が絵面的に映えるから選ぶのかしらね、
なんて歪んだ根性で思ってしまったり。。。
長年一緒に暮らした猫サバ(鯖じゃなくてフランス語?かと思われ)を亡くし
ペットロス状態になってしまった漫画家の麻子(キョンキョン)が
ペットショップで気に入った猫を買って連れて帰り「グーグー」と名づけるのですが
昨日も書きましたがこの映画を観てからというもの、
ペットショップに対しての印象がよろしくなくなってしまったせいか、
動物をこういうお店で買うということにどうしても抵抗感を感じてしまって。。。。
まあ、こんなことを書いておきながら、
キョンキョンが猫と一緒に写っているパッケージを見て「カワユイ♪」と
思っている時点で私もダメダメなんでしょうけど。(ーー;)
この映画、
大島弓子先生の原作があるのですが、原作は未読です。
彼女の作品(綿の国星とか)も読んだことがなく画風くらいしか思い浮かびませんが、
グーグーを飼ってから良いことが起きていたのに病気に罹ってしまい、、、
なんて展開はご本人がモデルになっているようですね。
他に思ったことを列挙いたしますと、
◎唐突に現れる楳図かずお
吉祥寺が舞台なので出てくるんでしょうが、
「グワッシ!」がどの程度、今の若人に通用するのか疑問。
◎上野樹里の唐突なチアダンス
あの演出は「泣きどころ」なのか「笑いどころ」なのか、、、
観ている間も観終わった後も判断つきかねました。。。
◎唐突に現れるマーティ・フリードマン(←元MEGADEATH)
作品の折々に現れて英語で吉祥寺紹介をするのですが
後半に正体が分かるとはいえ、これも演出なのかしら、と
不思議な気分で観ておりました。。
◎猫の擬人化
亡くなったサバが人間の姿で麻子の前に現れるんですが、
(麻子とサバが日本語で思い出を語りあったりします)
多分これは原作にあったんだろうし、多分作品のキモと思いつつ
あまりしっくりとした気分で見られなかったというか。。
◎細野晴臣の音楽
歌などはよいのですが、猫が登場する場面につけられていた効果音。
電子楽器というか機械系のペポパポ的な音が流れるのですが、
聞いていて不安になるような音というかなんというか、
あらすじがよろしくない方向に行くのではないか、とか心配になるような音でした。
つける必要なかったような気がします。。。
◎キョンキョン 胸でかい
ま、これはそのまんまです。(^_^.)
こんな感じでございます。。。
猫目当てで見るとガッカリ感もありますが、
多分、テレビでごろごろしながら見るならちょうどいいかなって感じの
「グーグーだって猫である」でありました。