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上越の旅2011~高田世界館で「ピンクと白の異色寄席」編④~ [落語・お笑い]

うだうだ書いておりましたが、寄席の話は今回で終わります。(^_^.)




ペーさんの思わぬパフォーマンスで大笑いした後は、
白鳥サン.jpg 白鳥さんの登場です

2席目は水色の羽織に着替えて登場された白鳥さん、
漫談のペーさんのあとに登場したので、座布団持参(笑)で舞台へ。

ペーさんの話、とても面白かったのですが、楽屋でも同じ話をしていました、と言った後は、
地元の話。

去年も話をしていた上越ケーブルテレビの「妙高一番」のギャラが安い話で、
たった15分の番組なのに収録で9時間かかった話を披露。
7時に家を出て、飯山?の用水路の話を聞くはずが、インタビューしたジイチャンに連れられ妙高へ
そして再び飯山に戻って、用水路の話を聞こうと思ったらオジイチャンに知らないといわれたり、
二俣で見かけたおばあちゃんに「二俣のいいところは?」とインタビューしてみたら
「いいとこなんてないよ、若いもんは東京に行っちゃうし」と意図に反した答えが返ってきたり、
やっと番組が終わってほっとしてるんですよ、なんて言ってました。

また、現在住んでいる池袋で平日の朝、区民プールに泳ぎに行く白鳥さん、
周りはジイサンバアサンが佃煮状態だそうで、、、
中には泳がないでプールサイドでペットボトルから何やら呑んでいるオジイチャンとか、
スタイルに自信があるのかビキニパンツのオジイチャンとか、イロイロな人がいる、、
なんて話のあとに、ネタに入りました。



噺は「ギンギラボーイ」。(笑) 



 

新宿亭砥寄席 その参

新宿亭砥寄席 その参

  • アーティスト: 三遊亭白鳥,春風亭傳枝
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: CD

ビックリ。CDも出ているネタなんですね。(@_@)




さびれた商店街の一角にある薬屋のジイサンとバアサンが、
最近のドラッグストアのせいで客が来なくなったと嘆いていた。
(薬のあおき、薬のたしろまさし、薬のさかいのりこ、薬のしみずけんたろう、
 いやいや、その薬じゃなくて、、というフレーズに場内大爆笑)


どうやったらお客さんがくるんだろうか。

居酒屋チェーン、、村さ来、笑笑、日本海庄や、白木屋、うおたみ、、、、どこも同じ、
それじゃダメだろうし、独自の料理を出すから客がくる、そんな居酒屋みたいに、
うちも、そうしよう、オリ、オリ、オリエンタル、いや、オリジナルの薬を作って売ろう。
いや、それじゃ確実に薬事法違反で捕まっちゃうから、民間療法と称して薬をつくって売ろう。
かりん酒やまむし酒みたいに自分の為といって作ればいいんだ。

そこで、どんな薬を作ろうかと相談するジイサンとバアサン。

どんなことでも叶うなら「若返りの薬」がいい、若返って新しい人生を送りたいというバアサン。
一方、ジイサンは「惚れ薬」を作りたいと言い出した。

惚れ薬を売れば結婚して子供を産む人が増える、そうすれば私たちの年金を払ってくれる!


とジイサンは、戦時中にバアサンと出会ったことを思い出した。


戦時中、B29のから逃げるためにマンホールに入っていたらバアサンも入ってきて、
そこでなぞかけをやって、
(マンホールとかけて若い娘ととく、そのこころは、穴があったら入りたい、とか言ってた(笑))
B29の変態、いや編隊の絨毯爆撃から逃げるために、バアサンを背負って走って逃げたっけ、
それでどさくさにまぎれてベーゼを交わしたっけ、、なんてことを思い出しながら薬づくり。

まずは養命酒、体にいいからって飲むんだけど半分飲んであとはのこっちゃんだよね、
タフマン、ユンケル、栄養ドリンク、虫よけ、キンカン、
恋の痛みに耐えられるように湿布、サロンパスをちぎって入れて、傷には赤チン、イソジン、
心臓に毛が生えた方がいいから毛生え薬。


そうだ、女性用も作ろう。

秘伝惚れ薬、男性用は「ギンギラボーイ」、
         女性用は「ラブラブガール」。

あなたも長谷川一夫(古)のようにモテモテ!

と、店にあった薬をあれこれ混ぜて作った薬を販売することになったジイサンとバアサン。


さっそく、ヨシムラという男が薬屋にやってきた。

受付のミドリが好きだけれど言えないヨシムラ、薬屋で惚れ薬を見て買おうと
値段を聞くと「300万円!」とジイサン。
今もってるのが2800円というと「よし売った!」とあっさり値引きするジイサンに支払って
ギンギラボーイを買うヨシムラ。
(これを浅草着物商法というんですよ、以前浅草の伝法院通りで着物を買おうとした白鳥さん、
 店員に「これは正絹だから20万円」と言われて「今3000円しか持ってない」と答えると、
 「売った!」と言われて買ったものの正絹じゃないしメイド・イン・チャイナって書いてあったりして、
 あ、これは白鳥さんの実話ね、なんてエピソードを披露してました。(笑))


本当に効くのかな、、と不審に思いながらギンギラボーイの説明書を読むヨシムラ。


ギンギラボーイを飲んでマンホールに入ると空襲警報でB29編隊がやってきて、
好きな子が飛び込んできたら謎かけをやって、プロポーズして熱いキスを交わす、
そんな説明書きにだまされた、、と思いながら会社に行くヨシムラ。
そして、ギンギラボーイのふたをあけるとキンカンの臭い。(笑)
白いもの(サロンパス)が沈んだり浮かんだり、、、見て嗅いで不安にかられるものの、
いやいや、ミドリちゃんが抱きしめてくれるかも、と思って薬をググーッと飲んでみたら。。


ウーウー大音響が響いて。え、空襲警報?と思ったら、練習用の避難警報。
どこかに隠れようと近くの段ボールに隠れると、そこに後から入ってきたのがミドリちゃん。
お、これは効いてるぞ、ギンギラボーイ、と思いながらここで謎かけ。
段ボールとかけてミドリちゃんととく、そのこころは箱入り娘、と謎かけしていると、
ヨシムラに向けて物をバンバン落としてくるニシムラ部長。

ニシムラ部長はデブでニクムラって呼ばれているんだったっけ、
ニクムラ、、、29むら?あ、ニクムラ部長はB29?
説明書きの通りにことが進むことに気づくヨシムラ。
そんなヨシムラに気づかず、「俺はヘンタイだ!絨毯爆撃だ!」と物を落としてくるニシムラ。
ヨシムラは落ちてくる物体からミドリちゃんを助けようと、ミドリちゃんを背負って走り逃げる。。。

そんなヨシムラを潤んだ目で見つめるミドリちゃん。

思わず「結婚してください!」と言ってしまったヨシムラがキスしようとすると、
いきなりなんですか!とミドリちゃんにひっぱたかれた。。。。

やっぱりダメだったよ、ギンギラボーイ。と思うヨシムラ。

一方のミドリちゃん、家に帰って部屋で独り言。

「びっくりした、ヨシムラさんにプロポーズされちゃった。
      やっぱり効くんだ、【ラブラブガール】!」


くだらない惚れ薬、、と思っていたら最後にこんなオチがついていて。(^_^.)



いやいや、今回も楽しく心底笑えました。(^_^)

サイン会などは今回もなくてちょっと残念ではありましたが、
ペーさんと白鳥さん、、東京では決して見られないのではないかしら、
やっぱり高田まで足を運んでよかったな、と思ったピンクと白の異色寄席、でありました。

さ~、この後は楽しい夜の部♪

(つづく)


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