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映画「サヨナライツカ」を観る [映画(さ行)]

原作を読んだことがあったので映画化したらどうなのかと思って借りてみました。

サヨナライツカ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD

 

で、借りてみたものの、

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫

実は原作にそう感動した訳でもないので(^_^.)どうして映画版を借りちゃったのかな、
と思ってなかなか見なかったのですが返却期限が近づいていたので焦って鑑賞。






で、あらすじはamazonさんから。

1975年、灼熱のバンコク。
金・美貌・愛に不自由なく暮らし、“愛されること”を求め生きてきた沓子は、
ある日、夢に向かって真っすぐ生きるエリートビジネスマン・豊と出逢う。
ふたりはたちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていく。
しかし、豊は結婚を目前に控え、日本に婚約者がいた。
期限ある恋、かなわぬ恋だとしても、自分は彼を愛し続ける…。
沓子は、愛することこそが本当の愛だと気付いてしまった。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をするが――。
人は死ぬ前に、愛することを思い出すのか、愛されることを思い出すのか――
バンコク、東京、ニューヨーク。一瞬の熱情が、25年の時を超え、一生の愛になる。






第一の感想ですが、「長い」です。

2時間超の作品ですが1時間半くらいでよかったような気がします。。(いきなりそんな感想で)





次に思ったのは、

ミポリンファンのみなさんはこの作品を観てどう思われたのでしょうかねぇ。。

「いきなりスケスケの洋服着て日差しで透かしてパンツ脱いじゃダメだよ、ミポリン」(-.-)

なんて思った私はオッサンです。


原作にものすごく感動した訳じゃないのですが、
映画版はせっかくの原作の良さも消えちゃった感じでした。


ま、男の人は冒険したがるけど結局は保守的なんだよなー、
お外でちょっと遊んでみたいけど婚約者とか奥さんとか、守るものがあるからって
言い訳して結局は戻っていくんだよなー、なんて思うのですが、
ミポリン演じる沓子が、単身赴任中の豊を夢中にさせる過程が
なんとなく薄っぺらい感じがしちゃったというか、
二人が激しく愛し合う場面もなんだか嘘くさい感じというか。

たぶんね、

スキャンダル [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



その前にこれを観ちゃったからかもしれませんが。(笑)


胸を隠して激しく濡れ場、、、ってやっぱり難しいというかウソくさいんですよね。

ホリデイ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

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  • メディア: DVD

以前これを観たときにキャメロン・ディアスが思い切りブラジャーしたまま事に及んでいた場面に
ウソクセーナと思ったのを思い出しちゃった私です。(^_^.)





人は死ぬとき愛したことを思い出すか、愛されたことを思い出すか、
という質問が作品の中で出てくるのですが、そういう質問に答えるには
2人の重ねた時間の描き方が薄いなあ、、、って。


豊の婚約者を演じているのが石田ゆり子ってのもちょっとなあ、、なんて
個人的には思ってしまい。(^_^.)(いくら若く見てても無理があるかなあ)

豊の婚約者に消えてほしいといわれて、豊の前から突然消えてしまった沓子が
25年の時を経て豊の前に現れるのですが、
25年後の豊はメイクがいかにもだし、石田ゆり子は若すぎるし、
ミポリンの老けメイクも不自然だし、映画で25年の時の流れを同じ俳優さんで描くのは
難しいとしても、もちょっとなんとかならなかったのかしら。 

というのが正直な感想です。。






豊といつか会えると信じてバンコクで暮らしていた沓子と、
出世して社長になった豊が出張でバンコクを訪れたとき25年後に再会する、、、
この場面にはさすがにウルッときましたが、再会後の2人の会話もうーんイマイチ。。。


25年後に再会したものの、2人がうまくいくわけもなく、
沓子は病気でこの世を去ってしまい意外とあっけないもんだなあ、と思ったりしたのですが
(これは原作でも読んでいたから結末としては分かっていましたが)
25年前に豊の婚約を破棄して2人がうまくいくかと言われれば、
沓子と豊がその時結ばれたとしても、ああいう付き合い方が続くとも思えないし
一時燃え上がった2人が長い間離れ離れになったからこそ
再会して気持ちが通じたのかもしれないな、なんて思ったり。。。


上述したこの作品のテーマというか、
愛したことを思い出すか愛されたことを思い出すか、というと
私は愛されたことを思い出すかな、なんて思いながら2時間超の作品を観終わりました。。。

そうそう、映画自体の本筋とまったく関係ないんですが凄く気になったことを一つ。
ミポリンを見ていたら岸恵子に見えてきてしまいました。。(口元とか雰囲気が)
パリに住むとああいう雰囲気になっていくのかしら。(^_^.)

たぶん、原作を読まないで映画だけ観たら違うイメージなのかもしれませんが、
原作があっての映画化って難しいのかしら、なんて思った「サヨナライツカ」でありました。

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