映画「スキャンダル」を観る [映画(さ行)]
TSUTAYAのスポットレンタルでまとめて借りたDVDの中に入っていました。
ナゼ借りたのか分からないのですが(自分で選んだはずなのに)、
同じ傾向ばかりだと飽きると思って韓国映画も混ぜて借りたみたいです、私。(^_^.)
で、あらすじはamazonさんから。
18世紀末の朝鮮で、政府高官ユ長官のチョ夫人は、従兄弟でプレイボーイのウォンと
ある約束をする。それは未亡人のヒヨン夫人を落とすこと。
彼女は結婚前に急死した夫に9年間も貞節を守り続けているのだ。
ヒヨンを落とせたら、褒美として、自分を彼に差し出す、失敗したらウォンは僧侶になると言う。
その日からウォンはヒヨン夫人を振り向かせるためにあらゆる手をつくす…。
この作品は、
原作はこちらの本だそうです。(未読)
この映画も同じ原作らしいです。(でもグレン・クローズが怖そうなんで未見)
R-18指定です。(^_^.)
濡れ場はなかなかな感じでございましたが(^_^.)ビックリシタ
ペ・ヨンジュンは冬ソナの爽やかイメージを払拭しようと、こういう作品を選んだのかしら、
なんて思いました。
韓流には全く疎いので全然気にせず見たせいか特に違和感もなく見られたというか、
(ま、冬ソナとか眼鏡市場のCMなんかを思い出すと違和感あるけどね)
演技は良いと思いましたし、貴族言葉?その時代の言葉?韓国語は全く分かりませんが、
現代が舞台の映画で聞く韓国語よりもどことなく上品に聞こえたような気がしました。
眼鏡を外して時代物の衣装を身にまとってメイクしたペ様ヨン様は本当にエロかったけど、
ま、それが作り手側の狙いなので私はまんまと狙いにはまったわけですな。(笑)
多分、冬ソナが大好きで、、なんて方にはショックな映画かもしれませんね
だって、ペ・ヨンジュン、むかつくくらいの好色ぶりですもん。
(しかも、致した後にその様子を春画で描いてしまうという(笑))
まさかこのままこいつの思うままに女が弄ばれて話が終わっちゃうわけないだろう、、、
それじゃ、映画としていかがなものか、、、と途中までイライラしていたのですが、、
ペ・ヨンジュン演じるウォンは騙したつもりでいた相手の女性ヒヨンに本当の愛を見出し、
気持ちが変化していきます。。。(ここでちょっとホッとするわけで)
それを嫉妬したのがウォンをけしかけたチョ夫人で、彼女の策略にウォンがはまっていき、
彼女自身もそれで自滅していって、最後はあーーーそうなっちゃうのねー、、、って感じの
終わり方なのですが、、ハリウッド映画のようなハッピーエンドにならずに一安心。
(といってもこの作品でハッピーエンドってどういう終わり方なのかは私にも不明)
好色男のウォン(ペ・ヨンジュン)にイラつきながら観ていたのですが、
それに加えて、ウォンの初恋の人でそれを利用してウォンを焚きつけるチョ夫人って人も
まー意地悪な人でした。
子宝に恵まれなかったが故に、自分の夫に16歳の娘が側室がくることになって、
プライドを傷つけられたチョ夫人が、夫と娘が初夜を迎える前にその娘と関係を持って
孕ませてしまえ、とかウォンに言ったりするんですよ。
子宝に恵まれないお金持ちの家に雇われる代理母の話で「シバジ」という映画を
以前見たときになんだか切なくなってしまったのですが、
(映画についてはこちら)→ http://www.asianfilms.co.jp/sibaji2.htm
そのことを思い出して、ああ、16歳の若い娘がウォンに汚されてしまう、、、なんて
思いながら観てしまいました。(結局娘はウォンにすっかり調教されちゃうんだけど(^_^.))
とはいえ、チョ夫人も自滅して、すっかりやつれた表情で遠くに逃げていく途中、、
ウォンから贈られた花(大事にとっておいた)を見つめて、、、なんて場面に、
彼女も自分に素直になることができなくて本当は不幸な女だったのね、、、、なんて
ちょっとウルルンしてしまいました。
一方、ウォンに心を開いたヒヨンは、頑なに閉ざしていた気持ちをウォンに開いた後、
表情がものすごく明るく変わっていくのが印象的でした。
ああ、やっぱり女は恋していないと綺麗になれないのねぇ。。。なんてしみじみ思いつつ、
思わずわが身を振り返り。。(涙)
いろいろ映画レビューを見ると賛否両論で、ま、分からないでもないな、と思いましたが、
私自身は普通に時代物&恋愛物って感じの映画で観ましたので、
ペ・ヨンジュンでなければ(私の知らない俳優さんだったらもっとよかったかな、なんて)
もちょっと感情移入して見られたかもしれないと思いつつ
結構楽しめた「スキャンダル」でありました。