倉庫の二階「秋の三魂まつり」でセクシーJ [落語・お笑い]
ブログを立ち上げた頃にコメントくださった倉庫の二階さんからオハガキをいただき
両国のお江戸両国亭へ。
とはいえ、既に1ヶ月くらい前の話です。 (後手後手ぶりは相変わらず(^_^.))
両国駅から京葉道路沿いを歩いて5分くらいのところで
お江戸両国亭を発見
場所柄なのかお相撲さんの銅像があった
50人くらいは入れそうなところですが、お客さんは10人くらい。
中年カップル、女性3人組、あとは一人でぽつぽつと。。。 って感じです。
で、今回のイベントは倉庫の二階(村田席亭)さん主催で、タイトルは
「第二回 秋の三魂まつり ~ とてもめでたくて 夏 ~」。
昨年秋に開催したお祭りの第二弾だそうです。(といっても昨年は行ってないんだけど)
いただいたお葉書に書いてあった出演者は、
・立川吉幸(落語)
・中津川弦(漫談)
・セクシーJ(金◎洗い)
セクシーJってダレ? ◎で伏せましたが、皆さんご想像の通りの文字が入ります。(笑)
ご案内のはがきで◎部分も含めての文字列を見て考えてしまった私、
「セクシーJさんの出し物がちょっと?ですが・・・」と少々不安な感じで連絡したところ、
「下ネタ要素は皆無ですのでご安心くださいませ」というお返事が。。。。
ぢゃ、大丈夫かな? と思いながら会場に向かい着席。
19時に開演。
最初に登場したのは、立川吉幸さん。
立川流の二つ目さんですが、大学卒業後に社会人経験などを積まれていたのか、
入門が平成9年と年齢の割には遅めのような気がします。。。
で、噺は「元犬」。
八幡様へ願掛けをした白犬が人間になり、この犬を可愛がっていた上総屋が、
変わった人間を捜している隠居の家へ連れて行く。
という噺。
他の噺家さんで何度か聞いたことがあるのですが、一番丁寧な語り口だったような。
そして、噺の後には、ツーレロ節にあわせて踊りを披露。 といっても、
- ショップ: 地酒ワイン世界の珈琲 新風堂
- 価格: 1,750 円
ご出身の勝浦のお酒(1合瓶か300ml瓶)を右手に持ち、男のナニに見立てて
股の間で瓶を動かしていたその姿に場内のお客さん大爆笑。
ご本人的には中腰なのでかなりきついそうですが、寄席で見るカッポレより面白かった。(^_^)
続いてセクシーJさんが登場。
出てきただけで(というか出てくる前から)場内全体に笑いが。
見た目はゴルゴ(命、の人)に似ているかな、って感じで、胸毛が凄いです。
白ふんどし姿なのですが、股の間にぶらぶらしている◎◎(偽装)が何だか可笑しくて。。。
「セクシーJ」は江戸の3大人気職業だった(火消し、与力、セクシーJの3つ)とか
相撲の不知火の型を演じてみたり、、とかとか、
文字ではなんとも表現しづらい、というか書けない不思議な芸風、です。(^_^.)
そんなセクシーJさんの芸風を目の当たりにした後に登場したのが中津川弦さん。
漫談の方ですが、ちょっと秋篠宮に似ている感じ。
芸風ですが、やっぱり不思議というか、一瞬考えて「クスッ」と笑うような漫談でした。。。
と、ここで仲入り10分をはさんで。。。
仲入り後に登場したのは、再び立川吉幸さん。
さきほどのツーレロ節で酒瓶をナニに見立てて踊っていたのを思い出し、心中笑う私。。。
噺は「らくだ」。 知っていましたが聞くのは初めてです。
らくだのあだ名の乱暴な嫌われ者がフグに当たって死んでしまい、
近所の人たちは喜ぶが、らくだの兄貴分という男がやってきて「葬式を出す」と言いだしたので
さあ大変。
という噺。
らくだの死体を担いで「かんかんのう」を踊らされる羽目になった屑物やの様子が
もうおかしくておかしくて。。。
途中ちょっと噛んだりすることもありましたが、二つ目さんとは思えないくらいの話し振りに
感心しつつ、楽しんで聞くことが出来ました。
と、安心した後に登場するのが、セクシーJさん。
飛鳥時代から「セクシーJ」という職業があったと説明し始め
(さっきの江戸時代よりずっと前じゃん、と心の中で突っ込み入れてた私)
またもや不知火の型を披露したりなんだり、、、の10分間。
ホントーに不思議な芸風です。。。
で、その後に中津川弦さんが登場してまたもや不思議な漫談を披露した後、
出演者3人が登場し、ジュリーの「勝手にしやがれ」の音楽に合わせ、
歌を歌う中津川さん、腰古井の瓶を股の真ん中で動かしながら中腰で踊る吉幸さん、
◎◎を3セット股にぶらさげて動きまくるセクシーJさん。。。
それを見ながら、観客全員で歌にあわせて手拍子。
そして、21時ちょっと前に終演。
何ともいえない雰囲気というか、寄席では決して見られないであろうセクシーJさんを
ご自身の主催興行でメンバーに入れる村田席亭さんには感服というかなんというか、
何度も見たいか、ときかれると、「ビミョウ」と答えてしまいそうですが、
笑いの広さというか深さというか、を見せてもらった気分でございました。。。
今回ご案内いただいた、倉庫の二階こと村田席亭さん、有難うございました!