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映画「あなたを見送る7日間」を観る [映画(あ行)]

骨折入院中、退院後に観た映画を順番に記事で御紹介していますが、
今回は深く考えず観られそうでアダム・ドライバーが出ている、という理由だけで
Amazonプライムで鑑賞した作品です。

THIS IS WHERE I LEAVE YOU

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Blu-ray
内容は映画.comさんより。

「ナイト ミュージアム」シリーズのショーン・レビが監督を務め、
父親の死をきっかけに集まった兄弟姉妹が織り成す人間模様をつづった
ヒューマンコメディ。
父親の訃報を受けて実家に戻ってきた4人の兄弟姉妹が、
ユダヤ教のしきたりにより、ひとつ屋根の下で7日間を共に過ごすことに。
それぞれ問題を抱える彼らは、時には衝突しながらも再び家族の絆を深めていく。
兄弟姉妹役に「モンスター上司」のジェイソン・ベイトマン、
「デート&ナイト」のティナ・フェイ、「フランシス・ハ」のアダム・ドライバー、
「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のローズ・バーン。
4人の開放的な母親役を「コールガール」のジェーン・フォンダが演じた。


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ジェーン・フォンダ(巨乳)の存在感。( ゚Д゚)

ジェーン・フォンダ、80年代にワークアウトでも有名になった印象ですが、
その後、人工的にお直ししたという話題も記憶に残っていたら、
今作でも久しぶりに会った子供たちに聞かれて胸を直したという場面に
思わず笑ってしまいました。(谷間を強調する場面が冒頭に多し。(笑))

ユダヤ教についてが描かれている映画は何度か見たことがありますが、
亡くなった後のしきたり(今回は亡くなった本人の希望という設定)で
7日間家族が一緒に家の中で過ごすことで見えてくること、
その間に起きる兄弟姉妹と親の関係を改めて考えたり見直したり、
(昔のことを思い出す気持ち、私もよく分かるし(笑))
共感しきれないものの、ある程度は共感できるような映画でした。


みんな元気 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2011/01/19
  • メディア: DVD
お親と子供たちという図式でこの作品を思い出したのですが、
兄弟姉妹がみんな仲がいい訳ではないのは今作も同じで、
小さい頃の関係性が大人になっても続いているのはなかなか変えられず、
7日間という長い期間に少しだけでも歩み寄っていけたように見えました。

今作で存在感が一番大きく見えて共感できたのがジェーン・フォンダ演じる母。
確かに家族のことを書いて子供たちを色々悩ませたことはよくないと思いますが、
生計をたてること(自分の印税でなんとか暮らせた)、精神的にも常に不安定で
抗不安薬を服用していたことなどを子供たちに語る場面に、ただ明るくしている訳もなく、
母親である前に一人の人間としても色々なものを内に抱えていたこと、
親と子の関係は変わらないけれど互いのことを理解するのに弱いところを理解してあげる
ことが大事なんだろうなと、己と婆1号に重ね合わせてみてしまいました。

この母親が家族のことを小説にしてベストセラーになったせいで、
子供たちが多感な頃からその小説で嫌な思いをしたことを思い出すだけでなく
(書かないでと言ったことを小説に書かれてしまったり)
地元の幼馴染たちとの思い出も(よくも悪くも)思い出す、
その中で弟を演じるアダム・ドライバーは親の店を手伝いながら
好き勝手しているように見えて実は彼なりに悩んでいることもあったりして、
子供たち全員がそれぞれ昔も今も悩みを抱えているのはどこの家でも同じなんだろう
と思いました。
(そこを大人になってからどう乗り越えるというか折り合いをつけるか、なのかな)

観ていて母親の存在感が強すぎて、子供たちそれぞれの抱える悩みやエピソードを見ても
(妻に浮気された長男も気の毒と言えば気の毒ですがその後のぐずぐずは観ていてイラっと)
これらが母親の存在感を更に強くする要素のように見えてしまったのは、
やはり家族の中で強いのは母だからなのかもしれません。

結局、7日間のしきたり(シヴァと呼ぶらしいです)も亡くなったお父さんの遺言ではなく
母親が子供たちと互いを見つめあいたいという気持で遺言とうそをついていたことが
終盤で分かるのですが、家族愛というか家族であることの大切さを感じることのできた
「あなたを見送る7日間」でありました。



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