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7万円接待 [いろいろ②]

予約投稿にしているのでリアルタイム感がなくなってしまったのですが
(相変わらずの後手ブログですから気にしない気にしない)
役人が接待を受けたことがニュースでも大きく取り上げられていましたね。

7万円の接待って何を食べればそんな金額になるのか?

批判と足をひっぱるだけの野党が盛り上がって突っ込んでいましたが、
(こういうのを見ていると野党も応援する気になれない)
昔の勤め先で接待のアレンジとか精算とかやっていたのを思い返すと、
庶民感覚からは確かにかけ離れた高額接待なのですが、そのくらいの金額って
大したものを食べなくてもアリなんじゃないの、って思いました。

誤解なきように、ですが、私はこういう高額接待を肯定しているわけではなく、
7万円の接待も現実にはあり得るということを書いているだけで、
是、とは思っていません。
また、もう四半世紀も前のことですから今の状況とは違うのかもしれません。
ということは最初に書いておきます。

昔の勤め先、バブルの頃は交際接待費で社員の飲み食いとかタクシー乗ったりとか、
平気でやっていた人が多かった記憶ですが、弾けちゃってからは経費削減の大号令、
社員は経費が使えない渋い中、役員の中に自分は特別、みたいな感覚で接待費を
じゃぶじゃぶ使っている人がいました。

取引先にも某省庁があったのですが、入社当時は接待を求めてくる役人がいたようですが、
その後はかなり厳しく饗応禁止になったらしく、送った贈答品も送り返してくる、
そのくらい固い人たちばかりでした。

一方、会社が属している業界を管轄するお役所のそこそこ偉い人たち
数年で入れ替わるのですが、着任後まず視察という名目で勤め先の工場を見学したいと
リクエストしてくるので(こちらから見学して下さいお願いする体で)、
送迎の車を出して、視察後には食事の接待がもれなくついてくる、というパターンでした。
ゴルフに行くときも送迎の車を用意して、ゴルフ代だけ役人自身が支払うものの、
クラブハウスでの食事代は会社持ち、更に、送迎の車を出しているのに「車代」として
ゴルフ代相当分を商品券で用意するという面倒なことを手配していました。
安い官舎に住んで接待を受けて、退職金もらったら天下りに渡り、結構なご身分だな、
役人全てがそうではないですし、ごく一部の人だというのは頭でわかっているものの、
いくら偉そうなことを言っても饗応を当然に思う(表向きは禁止されているのに)、
その感覚が世間とあまりにずれている、そういう人が四半世紀前とはいえ、
存在していたというのは今思い返してもゲンナリします。( 一一)

彼らの接待を精算するときは(私は飲み食いしていないんで不愉快極まりない)
当然ですが、取引先(民間)のお名前を複数お借りして食事代、車代の商品券代、
別々の日程として精算したりと、今思い返せば私もとんだ嘘つきだったわけです。

食事も数万円の料理に、高いお酒(ワインでも日本酒でも高値設定ですし)を呑んで
お店でお土産用意してもらって、外税な上に高いサービス料を加算すれば、
7万円くらいはいくんじゃないかな、と当時のことを思い出すとあまり疑問には
思えなかったりします。

高額接待自体には疑問符だらけですが。(V)o¥o(V)

芸者さんが呼ばれるお座敷だったら、食事代に飲み物代、花代もついて、
請求書見て吐きそうになったことも未だに覚えていますが、
(自分が使っていないのに請求書を処理する立場ってなんか理不尽)
金額の内訳もざっくりすぎるので、その金額に文句を言おうものなら、
もううちの店は使わなくていいですよ、ってくらい、女将さんが強気で、
花代にあの婆(女将さん)の代金も入ってんじゃないの?、と疑いたくなるような、

ああ。(V)o¥o(V)

あの請求書(茶封筒に入った状態で郵送される)の残像が蘇ってまいりました。(笑)
一度お座敷で撮った写真を見せてもらうと、巨大鍋に入った女将お手製のおでんが
写っていて、まじかよ、婆のおでんが●●万円かよ、ってイラついたんですよね。

ねんのため、四半世紀前くらいの話です。(今のことじゃない)

自分の立場が上だから接待費使ってもいいんだ、みたいな感覚で、
役人も担当している業種の企業に便宜を図ってやるんだから見返りにいいだろう、
そんな感覚で当然のように饗応を受けていたのを思い出すと、
真面目にこつこつ働くことがアホくさく思えたりもしてしまうのですが、
まあ、自分がそちら側にいないのはまともな感覚を持てているということですし、
羨ましいと思わない自分(反面教師にしないとという気持ち)でよかったと思います。

コロナ禍で生活が苦しくなる人、規制だらけで思うように商売できない人、
そんな人たちに、10万円ほしいのか、と喧嘩を売ってくるA生太郎に、
当然のように接待を受ける役人たち。

国民三大義務(教育、勤労、納税)を真面目にやっているのにな、と思うと
利益供与で甘い汁を吸うような人たちが霞が関とか永田町にはゴロゴロいるんだなと
残念な気持ちになりますが(ごく一部の人なのでしょうけれど)、
悪いことをしたら当然報いを受けるべきで一般の国民感覚を理解できない役人や政治家が
少しずつでも消えていってほしいと思った7万円接待問題でありました。





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