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映画「岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」を観る [映画(あ行)]

岩合さんのネコ番組はたまに観て癒されているのですが、
劇場版なら大画面でもっと没入できると思って映画館で鑑賞しました。

歩き世界ネコ.jpg

映画の内容はYahoo!映画さんより。

若いころに訪れたガラパゴス諸島の自然に圧倒されて以来、
プロの動物写真家として活動してきた岩合光昭。
ライフワークとして、世界の街角で暮らすネコを半世紀以上撮影してきた彼は、
あくまでもネコの視線で撮影を行う。
ミャンマーの小さな高床式家屋では人とネコが共に生き、
北海道の牧場ではたくさんの母ネコ、オスネコ、そして子ネコたちが懸命に生きていた。




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岩合さんが猫を撮影する姿を想像して思わずニマニマしてしまいました。(=^・^=)

北海道の牧場(牛舎)で暮らすゴッドマザーを中心とした猫コミュニティについては、
牧場側でもえさやりしているので共生しているという感じなのかな、と思いましたが、
子供がたくさん生まれて大家族状態なのを観ると、人の都合で手術をしたり、
ということがないんだろうなと思いながら見ている自分がおりました。

(こういう記事を観ると岩合さんのお考えもわかります)
https://www.sankei.com/life/news/190518/lif1905180024-n1.html

人の多いところは捨てられるネコもたくさんいて、繁殖させないために
ボランティアさんが捕獲しては避妊手術する、というのが当然だと思っていましたが、
映画版の舞台は広大な北海道と、水と共生するミャンマー、
自分の尺度がスクリーンに投影される猫たちには当てはまらないのかなと思いました。

猫は勝手きまま、みたいなイメージの中でもコミュニティ内ではきちんと序列や
統制がとられていて、見えないルールの中で共に暮らす、というものなのでしょうね。

在宅勤務になったころからYouTubeが始まった栃木県の長楽寺に住む猫たちも、
(那須の長楽寺)https://www.youtube.com/channel/UCj2r4fvegWnayE74AxCTNYg
見えないルールがあって、時には人間が関与しない方がよいこともあるというのを
長楽寺のご住職と坊守と暮らす猫たちをみていると納得なことが多かったりします。

北海道の牛舎で暮らす2つのファミリー(というのかコミュニティというのか)は、
自分たちのテリトリーを平和にするために時には他のエリアのボスと闘ったり、と、
リーダー(ともに♀猫)の凛々しさとたくましさ、それらに包まれて過ごす子猫たちを
観るとほんわかしながらもリーダーも大変だと思ったりします。
図体が大きくていつまでもマザコンの猫(カーショという名前)には、
人間と同じように猫でもいるんだなあとクスっと笑ってみたりしましたが、
個人的にツボにはまったのはミャンマーのイン・レー湖の水上生活ファミリーと
共に暮らす猫ファミリーでした。

今のミャンマーの緊急事態を思うと、あの家族(お父さん、お母さん、息子)と、
猫ファミリーは元気にしているだろうか、無事だろうかと心配になりますが、
(かなり田舎みたいなので都市部よりは安全かな)
オス猫がずっと一匹のメス猫と過ごすことにも驚き、また、泳ぐことも覚えて、
生活している姿にもびっくりしました。

親離れして巣立つ猫もいる中で、こうやって家族が一緒に仲良く暮らす姿は
(お父さん、息子と一緒にボートに乗って魚を捕りに行く猫の姿も印象的)
父に反発していた私にはちょっと心が痛むような光景でしたが、
(もう父も亡くなってしまったしね)
自然に猫に寄り添いながら撮影した岩合さんには感謝感謝、
日頃のぎすぎすした気持ちがほぐれた「岩合光明の世界ネコ歩き」でありました。







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