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映画「シークレット・ラブ 65年後のカミングアウト」を観る [映画(さ行)]

NETFLIXであなたにおススメと紹介された(勝手に色々紹介してくれる)映画です。

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あらすじはNETFLIXさんより。

偏見の時代、ずっと関係を隠し続けてきた女性2人の女性。
晩年になってやっとカミングアウトできたのも束の間、
年を重ねた今だからこその困難が待ち受けていた。




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カミングアウトできてよかった、、というのが一番の感想です。(^-^)

LGBT関連の作品は私もいくつか鑑賞したことがありますが、
1970年代、同性愛に差別が厳しいころの作品が年代的には古い作品。
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実話を基に作られた映画のイメージ。
最近の同性愛はコメディもあったりするので笑えますが、
1940年代の同性愛、女性自身も社会的地位で差別されていたようなころ、
出会ったテリー・ドナヒューさんとパット・レンシェルさんが、
2人で生きていくために、親友、ルームメイト、ときには従姉と嘘をついて過ごして65年。
親にさえ同性愛であることは告白できない苦しさや知られたらという恐怖、
2人で心から安心して過ごせるのは誰もいないときの家の中だけだったかもしれませんね。

テリーは、
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この映画で描かれていた女性のプロ野球選手だったのですが、
当時のスカートをはいて試合する、スポーツマンとして、というより、
女性の見世物的な意味合いも観戦している男性を見ていると、
見た目は女性らしく、プレーはプロらしく、と男性が求めるような、
女性差別が色濃い時代だったということを感じます。

お互い80代、高齢者になって病気や老後のことを考えてのカミングアウト、
今作はテリーの甥(クリス・ボラン)が2人のことを知って
これを伝えないといけないと思って撮影を始めたそうです。

カミングアウトしたことによって、周囲に嘘をつかなくてもよくなったことへの安堵、
一方で、高齢による病気、介護、財産分与の心配、パートナーの親戚に対して、
財産を奪われるのではないかという懸念、素直に頼れない姿を見ていると、
これまであまりにも長い間、関係を隠して、自分たちで自身を守ってきたからこそ
カミングアウトしても急に他の人たちを信じて頼れない姿も映し出されていました。

住み慣れたシカゴの家を売却し、パットの故郷であるカナダに移住しても
すぐ落ち着くことはできず、テリーはイライラする姿も見せますが、
病気のパットを施設に入れても愛情は変わらない、お互いの人生に後悔はない、
そう言い切れる2人を見て羨ましく思えました。

同性愛、に加えて、老いという誰もが抱える(であろう)問題も映しながら、
2人の幸せな姿を見ていると、自分自身も老いをいずれ迎えるときに、
自分の人生に後悔はないといいきれるかどうか、いいきれないかもしれませんが
後悔しない人生を(人生折り返しちゃったけれど)これから過ごしていきたいと思った、
「シークレット・ラブ 65年後のカミングアウト」でありました。

 


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