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映画「ワイルドローズ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

最近見た「ジュディ(レニーちゃんの秘書役)」と
「ドクター・ドリトル(病に伏せる英国女王役)」で気になっていた
ジェシー・バックリー主演の映画というので角川シネマへ観に行きました。


wildrose.jpg


あらすじはYahoo!映画さんより。

地元のグラスゴーを出てカントリー歌手になりたいと願う
ローズ=リン・ハーラン(ジェシー・バックリー)だったが、
刑務所を出たばかりのシングルマザーにとってそれはかなわぬ夢だった。
資産家スザンナ(ソフィー・オコネドー)の家で家政婦として働き始めたローズの歌を
聞いたスザンナは、その才能に感嘆し彼女を応援しようと決める。
やがてローズにチャンスが訪れる。




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素晴らしい映画でした。(^-^)

主人公のローズは観ていてハラハラしたりイライラしたりするくらい不器用。
でも、心の底から歌いたい気持ちが伸びやかな声と表情にあらわれたりすると
歌手として成功してほしい、応援したいという気持ちにもなります。

10代で子供を産み、服役して戻ってきたら最初に向かったのは知り合いの男。
(恋人でもなさそうなくただの知り合いぽい感じ)
その男と青空の下で激しく絡んだ後に母の家にいって預けた子供と再会するも、
クラブで遊んでばかりで子育ても疎かになりがち、というか、
子供とどうやって向き合っていけばよいのかローズ自身わからない、
自信がない、そんな雰囲気に見えました。
歌いたい気持ちばかりが先に出て、子供のことを顧みない、
それで母親と衝突を繰り返し。

掃除人として資産家の家で働き始めても、家主の留守に、家の酒をラッパのみ、
それでテンション上がって歌っていたところを家の子供たちが聞いて
親にそれを伝えてから歌手として大きなチャンスが来るかもしれない、
という段階にきて、ここからローズも大きく変化していくのかな、と思ったら、
そんなに簡単にはうまく運ぶこともなく。
歌をとるか、子供をとるか、
母からも支援を受けられず、選択を迫られたローズは歌手になる夢をあきらめ、
子供と向き合う選択をします。

ローズが自分の夢と子供、どちらかを選ばないといけない事情になって、
子供を選んでホッとしたものの、歌手にならなくていいのか、と思っていたら、
ローズが真面目に子供と向き合う姿を観た母がローズの夢をかなえてあげたいと
いう気持ちにホロリ。

青い鳥のように、ローズにとっての幸せはカントリーの聖地ナッシュビルではなく、
地元グラスゴーでカントリーを歌うこと、
(ナッシュビルってああいう場所なんだなあと思うと観光にはいいけれど
そこでクラス場所ではないのかなって私も思いました)
自分で作ったカントリーの歌を明るい表情で歌うローズが映って映画は終わりますが、
ローズを演じたジェシー・バックリーのすばらしさも当然ですが、
母を演じたジュリー・ウォルターズの存在、子供たち、資産家の夫人の存在もあっての
映画だと思います。
(ハリポタのウィーズリーお母さんやリトルダンサーで先生を演じtいた大好きな俳優さん)

観ていて演出のイヤラシサを感じず、素直にローズに共感しながら
最後に幸せな気分で観終わることができたのもハリウッド映画ではないから、
イギリス映画だから(よくこんなことを書いていますが(笑))だと思います。

上映館が少ないのが残念ですが、
Wild Rose

Wild Rose

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 2019/04/11
  • メディア: CD
久しぶりにサウンドトラックも購入したくなったくらい音楽も素晴らしく、
ジェシー・バックリーの演技にも感激の「ワイルド・ローズ」でありました。


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