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映画「ジョーカー」を観る [映画(さ行)]

不気味な映画はあまり好きではないのですが、
これは観ないと、という気持ちになって映画館(IMAX)で鑑賞しました。

JOker.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、
母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を
心に刻みコメディアンを目指す。
ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、
同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。
そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。





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何が現実で何が妄想なのか??



怖いし哀しいし見終わった後もやもや気持ち悪いし、
でも、もう一度見たくなるような作品でした。


私にとってのジョーカーといえば、ジャック・ニコルソン先生のジョーカーが
最初に見たジョーカー。
その後、ヒース・レジャーのジョーカーがあまりにも違っていて、
困惑しながら(でも観ずにいられない存在感)見たのですが、



勝ち負けというより、ジャック・ニコルソンジョーカーは怖そうなんだけど怖くなくて、
笑える存在、一方、ヒース・レジャージョーカーは怖くて怖くて切なくて悲しい存在、
という印象でした。

(ジャック・ニコルソンジョーカーにはもれなく王子ジョーカーもついてくる)




今作のジョーカーは、哀しいジョーカー。
社会の底辺から這い上がれず、負の連鎖で押しつぶされそうになるジョーカーを
ホアキン・フェニックスが怪演していました。

スローな動き、どこか曇った色合いの町、映像と音楽が彼の演技を更に深いものに
していたように思えます。

アーサーという一人の男が本当にジョーカーだったのか、
彼の起こしたことが人々の怒りに火をつけ、アーサーを偶像として

崇めるようにして暴動につながっていく、人間の群衆心理の怖さも観ながら、
愛されることのなかったアーサー(ジョーカー)の姿に切なく哀しい気持ちになりました。

デニーロ先生が登場していたのは個人的に驚いたのですが、
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どこかこの作品を思わせるような雰囲気もあって、
更に哀しさと不気味さを増すような気がしました。

最後の場面を見ると、結末(現実か妄想かわからない)がはっきりせず、
観る人に委ねるような演出なのですが、万人受けする作品ではないものの、
ホアキン・フェニックスが演じたことで私はすっかり見入った「ジョーカー」でありました。





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コメント 4

lovin

ワタシも怖いのと悲しいのはなんとなく避けるので、、
これも観ないと思うのですが、
「怖いし哀しいし見終わった後もやもや気持ち悪いし、
でも、もう一度見たくなるような作品」ってなんかすごい。。
by lovin (2019-10-25 15:53) 

YaCoHa

妻は「全然面白く無かった」、私は「面白かった、でも妻の気持ちの判る」って感じです。(苦笑;)私も感想文書こうとしていますが難しいなぁ・・・。(悩;)
by YaCoHa (2019-10-26 22:40) 

うつぼ

lovin姐さん、こんばんは。
そうですか。。私も普段なら見ないのですが、バットマンを一度でも
見たことがあれば、見るのも悪くないかもしれません。。。
by うつぼ (2019-11-10 20:50) 

うつぼ

YaCoHaさん、こんばんは。
その感想分かります。(笑)
これ、、本当にいいのか悪いのか分かりませんね。
私はもう一度みてみたい気持ちはありますけれど。。。
by うつぼ (2019-11-10 20:52) 

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